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【J1:第32節 浦和 vs 広島】ペトロヴィッチ監督(浦和)記者会見コメント(12.11.17)

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●ペトロヴィッチ監督(浦和):

「今日のゲームはメディアにとっても注目度の高い試合だったと思う。最近、浦和が低迷しているなかで、このように注目されるゲームができたのはとてもいいことだと思う。浦和にとって注目のあるゲームを迎えることは価値のあること。首位を走る広島との対戦は決して簡単なゲームではなかった。今日のようなゲームをしっかりできていれば、今シーズンリーグ優勝できたかもしれない。ここ数試合勝てていなかったのは、札幌に負けたことが重くのしかかったのかなと思う。選手に焦りを生み出した。仙台、C大阪、川崎Fといいゲームをしていたのにポイントを取れなかった(C大阪とは引き分けで、1分2敗)。ベターにできていたと思う。サッカーでは、いいゲームをしてもポイントを取れないというのがどのチームにもあると選手たちに言ってきた。いいゲームができていることは、今後に必ずつながっていくと選手に話していた。今日はよく知っている対戦相手だったが、今シーズンの広島は私が率いていた頃とは若干変化していて、いい守備から隙をうかがってカウンターというサッカーになっている。私は6シーズン率いていたので、広島がリーグ優勝すればとてもうれしいことだが、今の広島を見ると今後どうなるか心配がある。彼らとともに戦ってきた人間として。我々は今日、守備がとてもよかった。それはブロックを作るのではなく、前でボールを取りにいく形がハマった。それが勝利のポイントだったと思う。前に質の高いボールを後ろから入れさせない、我々が前から行くことによって長いボールを蹴らざるを得ない状況を作れたと思う。相手は前に高さのある選手がいないので、その部分で勝利を決定づけることができた。前に同数にはめにいくのはリスクがあった。ほとんどの日本のチームは4枚で相手の攻撃を阻止しようとするが、我々は同数でいった。前5枚で守備にいけば、後ろも同数。もしすれちがう場面を作られたら危険だったが、今の広島を見たら大丈夫だという思いがあって、今日はそういう指示を出した。今日は興味深いゲームだったと思う。広島の強さはワイドの清水、ミキッチだと思うが、そこを捨てる形にしても我々は上回った。内容的にも今日は勝利に値するゲームだったと思う」

Q:守備の戦術的な部分が、攻撃の個のひらめきを生み出した?
「昨日も言ったが、今日は4万人以上のサポーターが来ると。試合の作り方として、広島のように自陣でブロックを作って攻撃を待ち構えるやり方もあった。相手は無理に仕掛けてこないと、試合は0−0の退屈な展開になったかもしれない。4万人のサポーターが来て、そんな退屈な展開がおもしろいのかと。もちろん広島は首位を走るチームで、リスクを負わないといけないのは向こうかもしれないが、私はあえて自分たちがリスクを負って、相手の良さを消すために前からの守備を決断した。それが今日はうまくハマった。相手に構えられると攻撃は難しい。前からボールを奪うことで相手の陣形が整う前に攻撃を仕掛けられる、それが今日の得点にもなった。広島は前からこられた時に自分でボールを前に運ぶシーンがなかなか作れていない。後ろから外していくのができなくなっている。守備はブロックを作って、万里の長城のような守備をしているが、以前のような後ろからの持ち運びがなくなっている。ただ、私が率いていた時のようなボールを奪ってからの危険なカウンターはまだある。分析するのにおもしろいゲームだったと思う。次の対戦では全く違うやり方になるでしょう」

Q:守備で1人1人がボールに対する執着が強かったが、選手からこの試合に対する特別なモチベーションを感じた。
「今日に関して特別な思いを持ってやれとは言っていないし、モチベーションを上げることは言っていない。試合では球際のところで上回っていたのを見て、すぐにマンマークに近い状態でいこうと話して、それが奏功したと思う。広島がリーグ優勝して、我々が3位を確保してACLにいくこと。そうなれば、私が世界で一番幸せな人間になると思う。この2チームがJリーグで上位を争うことがうれしい」

Q:自分が指揮したチームが上位にいる理由はどこにあると思うか?
「私に幸運があったからだと思う。広島にベストプレーヤーがいて、浦和にもベストプレーヤーがいて、私はピッチの横で彼がやることに少しだけ指示を与えて、あとは選手たちがやってくれている。だからこそ、この2チームが上にいっている。少し選手をサポートしているだけ。私の指導がどれくらい生きているかはみなさんが判断すればいい。スロベニアでもオーストリアでも監督をしていたが、私が率いているチームが常にベストで、そこにいる選手が常にベストだと信じて仕事をしている」

以上
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