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【ヤマザキナビスコカップ 仙台 vs F東京】手倉森誠監督(仙台)記者会見コメント(12.07.25)

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●手倉森誠監督(仙台):

「今日のミーティングで、『ファーストレグ(第1戦)がホームで、相手にアウェイゴールを与えたくない。1-0でのゲームプラン』というミーティングをしました。そのゲームプランで、逆にチームに固さを与えてしまってああいうミスからの失点を招いてしまったのかな、と自分自身反省しています。
ただし、久しぶりに2点を取られた後、逞しくホームで戦って、まず前半のうちに1点を返したこと、後半早々に同点に追いついたこと、あわや勝てそうなゲーム展開をしてくれたこと、というところに、満足しています。それも、ナビスコカップのタイトルもぜひほしいと思う選手達の気持ちと、サポーターの気持ちが一つになったからこそだというふうに思います。
この2-2の結果を受けて、F東京はホームで0-0、1-1の引き分けでもいいと考えるのかもしれません。『我々としては、勝つしかないというシチュエーションは逆に好都合だな』という話を選手達としました。
今日、勝てた試合を引き分けだったということに対して、それでもタフさ、逞しさというところは、我々の方がF東京に示せたのかな、と。『味スタではまたこの逞しさ、タフさというものを表現して、勝ってみせよう』という話を選手達としていましたし、今日は勝てそうなゲームの引き分けを、一ヶ月ぶりのユアスタのゲームだったのですけど、『次の鳥栖戦のリーグ戦にぜひぶつけて、勝ってみせよう』という話を選手達としてきました。
まずは客観的に見て、楽しい試合をしてくれたと思いますけれど(笑)うちのチームは明らかに成長しているな、と。この夏場でも明らかに相手よりも走りきるところを示せるところを、今年の課題ですから、この夏も走り続けたいと思います」

Q:試合前に雨が降って湿度が90%を越えました。(J1第18節の)名古屋戦を越える蒸し暑い環境になったことはゲームプランに影響しましたか?
「タフになるゲームというものは覚悟していたし、本当に、蒸し暑さというところでは次のリーグ戦があるお互いとしては『この野郎』と思いましたけれど、その中でも最後まで走り続けたのはうちの方だったし、それが確認できてこれからの夏場の戦いに対して自信を持っていけるな、という手応えを感じていますね」

Q: おっしゃるとおりで、昨シーズンまでの課題として中盤に落ちるところが今シーズンは変わっていますが、普段はどのような努力をされているのですか?
「まずはやはり、目標に対してみんなが共通理解をもって戦えていることと、チーム内に正しい競争があるな、というふうに感じています。
今、選手達は『誰が出ても同じサッカーができる』と一人ひとりが口にするあたり、競争心が、タフなゲームになってもしっかりエネルギーを出せる選手達に育っていっているなと思うし、去年の4位という成績から見れば、それを越えるための努力を日常からしっかりエネルギーを出さなければいけないというチームの暗黙のルールみたいなものがあるので、その4位を越えてみせたい、もちろん優勝したい、ということです。
このカップ戦にかけるところでも去年できなかったファイナリストになって、被災地の皆さんを首都・東京に集めたいという思いがチームにはありますから、そういったところでもこのカップ戦もグループ5位という位置からスタートして、トーナメントに勝ち進んで来られたときに、そこに立ちたい意志でみんなやっているし、誰もさぼらずにやってくれているからこそですね。
トレーニングに関しても、連動性ということを心がけていて、誰か一人でもさぼればそのぶん走らなければいけないという状況というものは作りたくはないので、本当に全員で動いて全員でボールを動かすという共通理解が今のチームにあるからこそ、今年は夏場でもやっていけそうだなと感じます」

Q: 前半を終えて1点を返したことについて、ハーフタイムでさらに指示を出しましたか。また、後半に中盤の構成を変えたことについて教えてください。
「まず、2-1で帰ってきたことに対して、選手達を労いました。『よく1点を返したな。このゲームはひっくり返せるんだ』と。
中盤の構成を変えて4−3−3にして、田村をアンカーに据えて相手の2トップをセンターバックと3対2の関係にする。二列目の三枚の両翼を、サイドバックを押さえて、相手のボランチに対して松下と梁でかかる。太田と赤嶺を3トップのサイドに据えて、ウイルソンを3トップ(の真ん中)に(しました)。
そのはめこむ気になったところは、相手の椋原と中村の両サイドバックが最初から高い位置を取らなかったところがあったので、それをわざわざ8枚のブロックで守っていては逆に取った後に出ていくところで時間がかかるし、労力が必要だと思いました。前に攻撃陣を残せることも考えて、そういう入り方をしました。立ち上がりに点を取れたことで、そのシステムでそのまま推移して、『武藤が入ったときにはまた戻すよ』ということはハーフタイムのうちからプランとして伝えていました。
顔を変えながらいったときに、F東京が慌ててくれればいいな、ということを考えていましたが、本当にヤナギ(柳沢)のヘディングシュートが決まれば最高だったのですけれど、あれが取れないあたり、しぶとく逞しくやらされていると感じていますから、まだまだしぶとくやります」

Q:リーグ戦の前節・名古屋戦まで下がって守備をしていましたが、今回は前半戦のような高い位置での守備をしていました。これはホームとアウェイの違いでしょうか?
「ホームとアウェイの違いは確実にあります。あとは、相手の出方というところで駆け引きをしたときに、今日はそうなれました。今日は相手のサイドバックが最初から高い位置を取ってこなかったので、我々をそうさせてくれたと思っています。今はダブルボランチがメンバーを代えて戦っている中で、その前からかかるためには実際にラインを高くするだけではなくて、相手陣内にボールを運べて相手陣内でサッカーをできるかというところがキーになってくるので、今日はそういった意味で田村と松下を、相手陣でのサッカーをやれたぶん、前からいけたのかなと思いますし、そのへんを臨機応変にチーム内でコントロールしながらやれています。
途中で田村を左サイドバックに据えて梁をボランチにしたときも、逆に相手の陣で攻めこむことができるからこそまた前で取れるというシチュエーションになりましたから、何を選ぶのかということを考えて、バリエーションがウチのチームは増えてきたなと思っています」

以上
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