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【2012Jリーグスペシャルマッチ】手倉森 誠監督(TEAM AS ONE)記者会見コメント(12.07.21)

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●手倉森 誠監督(仙台):

「まず、今回の復興支援マッチで、被災地クラブとして被災地出身者のメンバーで組んで、小笠原キャプテンも言っていましたけれど、『勝たなければいけないのは我々の方だ』と。『今日示すパワーが、復興に向けたパワーになると信じて、心に刻んで戦おう』という話をしました。

本当に、一進一退のゲームで、前半をしのいで、1点取れて、後半にまた得点を重ねて勝てたことに非常に満足しているし、デルピエロさんも『後半の10分までだ』と言っていたけれども、それ以上やってくれてしかもゴール付きということで、サッカー界がまた、被災地を盛り上げるサッカーの楽しさを伝えることができたのではないかと。もちろん、Jリーグ選抜も。
本当にいい雰囲気の中で、TEAM AS ONE が勝てたということはよかったと思います」

Q:手倉森監督に質問です。仙台の3選手とデル ピエロ選手がゴールを決めました。彼らへの評価と、最大の勝因を教えてください。
「ゴールはたまたま仙台の選手とデルピエロ選手で4点、というところですけれど、本当に、今日スタジアムに集まってミーティングをしたときに、みんなの表情を見ていて一気に『まとまったな』ということを感じました。

鹿島も仙台も同じシステム4-4-2でやっていたし、システム的にも伝えたことは、コンパクトにすること、連動することに対しては、みんな遜色なくやれたと。あとはデルピエロさんの特徴を出させたいということで、前半の途中でシステム変更できて、またそれがスムーズにできたこと、それが非常に効果的でした。デル ピエロさんが抜けてから、本来の4-4-2というかたちに戻したという状況ですけれど、そういったところでも共通理解と、今日のゲームに対する意志というものがこういった結果を生んだのだろうと思います」

Q:手倉森監督に質問です。今日のゲーム結果で全国のサッカーファンに伝えたことは?
「やはり復興というものはまだまだ足踏みしている状態だし、まだまだ先に続きますから、やはり2011年を忘れてはいけないというようなところを感じますし、今日このチャリティーマッチで復興へのゲームということになっていましたけれど、逆にいえば、あの大震災で何をみんなが感じたのかということをもう一回感じなければいけないと思っています。

本当に、今はニュースでも、いじめに遭って自分から命を落とす事件もあります。だけれども、震災が伝えたものは、やはり命の尊さであったり、人間としての絆であったり、やはり一人では生きていけないということであったり、ということを考えれば、ただ復興(支援)マッチをしていれば復興が進むのではなくて、やはり人々の、ああいうことが起きたことに対して、もっと心をしっかり持たなければいけないということを感じますから、本当に、生きたくても亡くなった方も本当に多くいた大震災で、生かされている人間は、日本人は、そういったことをしっかり感じて生きていければ、あらゆる分野で日本はもっと逞しくなれるし、政治でもいろんなことでもそうですけれど、もっと日本は良くなろうとしてほしいなという気持ちがあります。
記者会見でチャンスがあればこういった話もしたいと思っていたところで、いい質問でした」

以上
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