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ルヴァン 準々決勝 第1戦
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【Gothia Cup 2012(ゴシアカップ)レポート:7月19日(木)】(12.07.20)

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◆東京ヴェルディU-16 4-1 FUTEBOL FUTURO(ブラジル)

グループリーグを終え、いよいよ決勝トーナメントへと舞台を移したGothia Cup。決勝トーナメント初戦では、ブラジルのFUTEBOL FUTUROと対戦。この試合、菅原智コーチは、グループリーグ全試合で変えなかったスタメンを変えてきた。FW安在達弥を右サイドバックに置き、右サイドバックだった小坂悠登をボランチに。ボランチだった井上潮音をトップ下に置き、FW室町仁紀を1トップに据えた。

開始早々の1分、MF三竿健斗がMF神山泰一の落としたボールを、豪快ミドルで突き刺して、幸先よく先制する。しかし、6分にはCKからのクリアミスを、相手FWに蹴り込まれ、今大会初失点で同点に追い付かれた。
だが直後の7分、井上の右からの折り返しをMF田代蓮太が冷静に決めて、勝ち越しに成功。「初失点で、少しやばいなと思いましたが、気持ちを切り替えて、チームで点を取りに行こうとしました」と語った田代の殊勲の勝ち越し弾で、失点のショックをすぐに払しょくすると、ここから試合の主導権を握っていく。
後半開始早々の31分、右CKを得ると、ショートコーナーを受けた安在のクロスを、室町がドンピシャヘッドで合わせ、3-1。39分にはゴール前の混戦から三竿が決めて、試合を決定づける4点目。終わってみれば3点差の4-1で、ベスト32に駒を進めた。

◆東京ヴェルディU-16 4-1 Al-Quds Club(パレスチナ)

次戦ではパレスチナのAl-Quds Clubと対戦。前の試合の開始時間が遅れ、さらに試合が40分も中断したことで、当初のキックオフ時間より1時間遅れで始まるというアクシデントがあった。そのためか前半は全体の動きがうまくかみ合わず、フォーメーションをFUTEBOL FUTUROと同じ形、同じメンバーにしていたが、すぐに安在をFWに、トップ下の井上をボランチに、ボランチの小坂を右サイドバックに移し、グループリーグの3試合と同じ【4-4-2】の布陣に戻した。

だが、相手の鋭い出足に戸惑い、多くのピンチを招いた。ここはGK山下貴矢がファインセーブを連発し失点を食い止めると、23分に井上の浮き球のパスに抜け出した安在が決めて、先制に成功する。しかし、直後の25分、不用意なトラップミスから失点。試合を振り出しに戻された。
1-1の同点で迎えた後半、34分に三竿が球際の攻防に勝ってボールを奪うと、ドリブルから中央の井上へパス。これを受けた井上がコントロールシュートをゴール左隅に沈めた。三竿の気迫あふれるプレーと、それをゴールに結びつけた井上のシュートで、前半掴めなかった流れをがっちりとつかむ。42分には安在の飛び出しから得たPKを井上が決め、48分には途中出場のFW神谷優太がダメ押しの4点目。FUTEBOL FUTURO戦とほぼ同じ流れで、4-1の勝利を収め、見事にベスト16進出を決めた。

「自分たちのペース、相手のペースがある中で、何とか追いつかれてもそのあとすぐに点を取り返しましたし、そういう面で1試合1試合選手たちが成長していることが分かります」と、菅原コーチが語った様に、悪い流れの中でも踏ん張って、最終的にはコンスタントに点を重ねて勝利を掴んで見せたのは、選手たちの成長の証。確かな手ごたえを得て、東京ヴェルディU-16は明日、更なる高みへの挑戦に臨む。

以上


2012.07.19 Reported by 安藤隆人
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