●森下仁志監督（磐田）：

「予想していたとおり、立ち上がりから粘り合いの試合となりました。選手にも話をしたのですが、こういう試合で最後の15分、もっと粘って自分たちが先に点をとって勝ちきるようなチームになるために、また自分たちへの挑戦が始まるということ。そこをつきつめて、粘り強くやり続けたい」

Q:山田大記選手をサイドではなく中央に置いた布陣でしたが、その意図は？
「あまりこういう場では細かいところまでは言えませんが、より変化を起こしたかったということ。今季初めて、彼には真ん中でやってもらいました。よくやってくれたと思います。チャンスもありましたしね。あとは、もっと精度を高めるべく、日々のトレーニングをやっていきたい」

Q:藤田義明選手を２試合連続でボランチの位置で起用しました。
「中盤とＣＢとの守備の連係とか、前に踏み込む力強さなどを期待しました。（藤田は）特に前半は相手に仕事をさせなかったと思います。あの位置で十二分にやってくれることで、また競争も激化するし、選択肢も増えてくると思います」

Q:今日でシーズンの折り返しですが。
「34試合終わった時に、選手にはよくやってくれたと言えるように取り組みたい。ただ、皆さんの予想を遥かに上回る頑張りを見せてくれているし、トレーニングから真摯な努力を積み重ねてくれている。そこは自信を持っていいでしょう。もっと高みを目指して、全員でやっていきたい」

Q:変化をもたらしたかった、と言われたが、現状に対しても何か物足りない部分があったのですか？
「いや、そういうことではありません。戦術的なことなので、皆さんそれぞれに感じて頂ければ、と思います。後半もチャンスはありました。あれだけリトリートされた守備を打ち破ることは、サッカー界の課題というか、それをやっていかないと自分たちの守備は評価されないと思っています。自分たちのスタイルに自信を持ってやっていきたい」

以上