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ルヴァン 準々決勝 第1戦
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【J1:第17節 清水 vs 川崎F】風間八宏監督(川崎F)記者会見コメント(12.07.07)

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●風間八宏監督(川崎F):

「簡単に言うと、あまりおもしろくない試合だったなと。その中で前半は、自信を持ってボールを持っていない人がいることと、相手の中に入って、相手を見ていれば本当はもっともっと自由になるはずなんですが、相手を見ずに、自分たちだけでボールが触れればいいというプレーをした選手が非常に多かった。後半は多少良くなりましたが、そのへんを常にいつも通りにやってもらいたいなと。そのへんのところの行き違いがかなりあるので、そこを冷静にやってもらい。それから、シュート前、ゴール前のところ、ペナルティエリアの中に入っていても、本当に正しい判断ができない。それは何かというと、冷静さがないこと。ペナルティに入ったということは、本来であればボールを持っている攻撃側が有利な状態ですから、冷静あるいは冷淡なぐらいで良いと思うんですが、そこのところでまだまだ……自分が冷静になるよりも不安のほうが出てきてしまう。このへんのところが、あまりおもしろくなかったという理由です。そんなゲームでした」

Q:冷静よりも不安が出てしまうのは、このところ点が取れていないという部分で、焦りみたいなものもあるんでしょうか?
「いえ、元から足りないと思います。それともうひとつは、これはチームの問題ではないんです。個人の問題ですから、別にそこでチームが自信を落としていることもないですし。今日1本もチャンスがなかったら、それはチームの問題でしょう。しかし、決定機がいくつかありながら、自分たちの中で冷静になれなかったこと。それはどんなストライカーでもあることだから、これをもっともっと上げなければいけない。シュートを打つときは常に、FWは期待と不安があると思います。それを期待だけ、冷静に自分たちが有利だということだけで打てる時に点が入るものなので、そのへんをもっともっと練習の中から磨いていってほしいなと。ですから、今がどうこうではなくて、まだまだ足りないところ、高めなければいけないところだと思います」

Q:点が取れている時は、そこが冷静だったと?
「自信があるんでしょうね。それは選手の中にあると思います。ただ、それはプロですから自分で解消していかなければいけないことです。それと、何回も言いましたがチャンスはあると。そのチャンスを決めるかどうかは、自分の心のコントロールですよね。そこはやらなければいけない。取れているから自分の中で自信がある、あるいは自信がないからしょうがないねという話ではないです。ストライカーというのは、常にそういう中にいる。ゴール前というのは、常にそれだけの冷静さがいる。ですから、そこのところは解消していってほしいと思います」

Q:お互いに後ろからきっちりつないでいこうとするチームで、主導権の奪い合いという部分の勝負もあったと思いますが、そこで思うようにできた部分とできなかった部分は?
「主導権を取り合うというか、あんまり相手は観ていないんですが、初めに言った通り、相手のやりたい中に、ようするに相手がボールを取りに来る中に、選手がすべて自分たちで集まったと。特に前半は。それでも前までつないでいってくれれば何の問題もないんですが、そこは自ら苦しめていたと。このへんの判断ですよね。ですから、相手と比較する気は今のところないです。自分たちがどんな相手でもしっかり崩していくと。これだけミスが多ければしょうがない。でも、ミスは3人、4人でするわけじゃないですから、1人の判断、あるいはボールを受けるべき選手の判断で失敗するわけですから、それを普通になってほしいなと。続けるしかないですね」

Q:今日は、あまりおもしろくないという試合ながら勝点1をキープできたと考えるのか、勝点3を失って残念だということなのか、どちらでしょうか?

「残念です。まあどちらもありますね。残念だけではないですね。というのは、1人1人の技術は上がっていて、ピンチもありましたがシュートに入るブロックなんかはうまくなっているし、今日は稲本なんかは冷静に全体を山の頂上から見てくれるようなポジションを取ってくれていたので。そういう意味では、チームの中の進歩は確実にあります。ですが、もっともっと優位に進める、あるいはそういうことも必要なくなるように高めなければいけないので、そういう意味では両方ありますね。良かった部分もありますし、自分の中であまり急がないように。(結果は)悔しいですけど、それほど急いでも……選手たちは頑張っていますので、仕方ないかなとも思います」

Q:今日で前半戦が終わりましたが、後半戦への意気込みは?
「本当にトレーニングの中ではかなり上がってきているのは事実なんですよね。ですから、そのへんの不安はないですが、選手がみんな元気で揃ってくれること、もうひとつは1人1人がもうひとつ高いところでこだわってくれること。ここ何試合かで、選手は自分たちに対応してくる相手に対してどうすればいいかという学習はかなりしたと思いますので、そういうところでこれがスタートと思って高めていきたいと思います」

以上
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