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ルヴァン 準々決勝 第1戦
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【J1:第17節 鹿島 vs 大宮】ジョルジーニョ監督(鹿島)記者会見コメント(12.07.07)

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●ジョルジーニョ監督(鹿島):

Q:2点お伺いします。ハーフタイムコメントですごく激しい言葉で選手を鼓舞していたと思います。前半と後半で戦い方やプレスの厳しさがどういう風に変変わったかの評価をお願いします。あと、大迫選手がすごく積極的なプレーを見せたと思います。大迫選手への評価をお願いします。
「2つめの質問から答えさせていただきます。関塚監督が誰を選ぶかということは、彼の意見というか、彼の選択は尊重しなければなりません。僕はいち監督として、僕の意見を求められたので『間違った』という表現を使いました。ただ、関塚監督とも仲が良く親友であるから言えるわけであって、関塚監督も僕が言った意味というのはわかっていると思います。悪質な発言をしたわけではないです。大迫選手がオリンピックに行けないということで、多少は苦労するだろうというのは、僕の個人的な観点です。批判をしているわけではありません。僕は関塚監督が日本サッカーのためにオリンピックですばらしい結果を出すことを望んでいますし、応援しています。また、大迫選手が鹿島に残ってくれたことは喜ばしいことで、今日のようなプレーを彼はもたらしてくれるはずです。今後も飛躍してくれるのではないかと思います。

1つめの質問については、前後半というのはチームにとって変わった部分がありました。あるいは変わらなくてはいけない部分だったと思います。試合をやる上で、技術、戦術、フィジカルという要素が注目されますけど、いくら高い技術、能力、あるいはサッカーセンスを持っていても、サッカーに対する情熱や意欲、勝負にこだわる意識をもっていなければ、無意味な存在になります。サッカーに対する資質は神から授かった物で、神に感謝しなければなりませんけど、ただ、意欲というのは自分個人のものです。前半は消極的な、試合をこなしているだけのようなチームに見えていました。僕はハーフタイムに自分がいま得られる車や家や、家族に与えられる良い条件の生活などは、サッカーに真剣に取り組んだ成果として得られるわけです。そのサッカーに対して背中を向けてはならない、と。やはり正面から自分が向かっていかないといけない。このアントラーズというのは7度のリーグ優勝を誇るチームです。歴史上、Jリーグ発足のときに99.9999%存在できないというところから、住友金属の人たちが一生懸命このスタジアムをつくり、クラブハウスをつくり、このクラブをつくってきました。常に厳しい条件のなかでやらされる使命というか、宿命を乗り越えて7度のリーグ優勝を果たしているチームです。その戦う姿勢、諦めない姿勢こそがアントラーズということです。試合を負けることも引き分けることもありますが、ただ戦う意識や意欲、積極性こそがまずアントラーズの選手である以上、絶対に欠かせてはいけないことだと選手に伝えました」

Q:決勝ゴールのシーンをふり返っていただいて、西選手の得点をどのように感じていますか?

「本当に素晴らしいゴールだったと思います。先ほどロッカーで西選手と話した時に、『1970年のワールドカップでカルロス・アウベルト・トーレスという選手、ブラジルの右SBが得点したような形だったね』と言いました。あの時はペレが前向きで横に転がしたボールを右足を振り抜いたことで決まりました。今日は大迫選手が後ろ向きで落として、という形でしたが、そのブラジル代表のゴールを思い出させてくれるような素晴らしいゴールだった思います。今日のミーティングではいろいろなことを言ったなかで、西選手に基本的にSBに必要なスピード、パワー、守備能力、サッカーセンス、攻撃能力というものは持っているわけで、あとは自信をもってプレーするだけだと。素晴らしいクロスも上げられるし、自信を持ってプレーすれば必ず将来的には良い未来が見えると言いました。その頑張りや努力が得点というプレゼントになったのではないかと思います。もうひとり、本山選手が流れを変えたと思います。特に中盤のところで落ち着き、ボールを落ち着かせる、さばく、組み立てるということでリズムをつくることができたと思います。あと個人的な意見としては、MVPは山村選手なのではないかと思います。空中戦にしろ、足下にしろ、スピードへの対応、寄せの部分、余るところでしっかり余る、それができていたと思います。ビルドアップの部分でも良い組み立てが見られたと思います」

Q:今日でリーグ戦が折り返しです。後半戦に今日の勝利をどう繋げていきたいですか?
「選手たちの能力を考えれば、それに見合った順位にいるかと言えばそうではないと思います。チームでやりたいことを選手が理解するまでには時間がかかったんではないかと思います。試合によっては勝てるチャンスがあり、主導権を握りながら勝てない試合がありました。そういった試合をもう少しプラスにもっていけたら優勝争いというか1位や2位にいることに繋がったと思います。ただ、悲観的な見方や見解は持っていませんし、選手たちが戦術的な部分や動き出しの部分で求めていることをだいぶ理解して来ていますし、集中力を90分近い長い時間で持続できるようになってきました。もう少し持続できれば、もっと上の順位にいけると思いますし、後期の17試合というのは、選手たちが今日の後半で見せた姿勢や状態を持続できれば、最終的にいい形の順位で終わるのではと思います。僕は選手を信じていますし、最後まで戦い続けたいと思います」

Q:今日、監督とともに戦った本田泰人さん、黒崎久志さんがスタジアムに来ていましたが、プレッシャーになるようなことはありませんでしたか?
「プレッシャーではありませんでした。いまでも大親友ですし、いつでも彼らが来ることは歓迎しています。黒崎さんは選手として素晴らしい能力をもっていて、ともに戦った仲間です。いまでは監督という道を選んで、今は充電期間中ですが、時間が経てばまた現場に復帰するのではないかと思います。また、本田さんもチームメイトであり、一緒にクラブの一時代をつくった仲間でもあり、いつでも来てもらえればと思います。今では解説者などいろいろな道を模索しているらしいので、いつでも来てもらえればと思いますし、歓迎します。本田さんは現役の時にすばらしい視野の広さを持っていました。監督になれる雰囲気もあったので、監督になれば、という提案をしておきましょう」

以上
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