チームを救うPKストップだった。6月17日・第20節のことだ。0−0で試合が進んでいた67分、町田は山形にPKを与えてしまう。そういえば同じホームの松本戦(第10節)、北九州戦(第12節)も似たような試合展開だった。0−0から後半に与えたPKで先制され、そのまま1点差で惜敗しているのだ。しかし「また今日も…」というもやもやした気持ちを、GK修行智仁が晴らしてくれた。
このプレーを本人以上に喜んだのが、平本一樹だ。今季から町田に加入してクラブ初ゴール(=J2通算10000ゴール)を決め、早くもサポーターから“アニキ”と慕われる熱血漢である。録画を見返すと、平本は修行に駆け寄ると背中越しに熱く抱擁し、“キス”しているように見える。
平本に聞いてみた。修行への熱い祝福については「首の後ろをべろべろ舐めてました。犬になってましたね、ボクは(笑)」とのこと。強気の彼もPKを与えた直後は「またこのパターンか…」と落ち込んだそうである。そして「その前に1対1を外していたので、決められてたら凹んじゃっていたと思う」とも言う。だからこそ喜びはひとしおだった。
結果は勝利でなく引き分け、勝点1だ。しかしJ1復帰を目指す強豪・山形と互角に渡り合い、劇的なPKストップの末に掴んだ勝点1は価値が大きい。平本が「アイツが“チーム一丸”っていうきっかけを作ってくれた」と語る通り、修行のPKストップは後半戦に向けたいい弾みになり得るだろう。平本も「次は点を取ってあげたい」と、次節・岐阜戦での恩返しに意欲十分だ。
以上
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