●影山雅永監督(岡山):
「平日にも関わらず、これだけ多くの方々が入っていただき、それから過去3試合、スタジアムが埋まる中でゲームをして勝点3を届けることが出来ませんでしたので、そういう意味では、タフなゲームをものにしてよろこべることは非常にうれしいことだと思っています。
非常にハードなゲームになったと思います。お互いに自分たちのサッカーをする、それ以前の本質的な部分、玉際で戦う、切り替えで負けないことをぶつけ合ったサッカーでしたので、93分が終わるまでハードでタフなゲームになったと思います。僕が評価する立場ではありませんが、お互いのサッカーを出し合った、非常にいい、激しいゲームになったんじゃないかと思います。町田は下位というにはふさわしくないチームですが、我々は下位のチームと当たる時、なかなか勝点3を上げられなかったので、町田という相手以前に、自分たちの殻を破れるか、というひとつの意味合いもありました。先制点が奪われる嫌な展開ではありましたが、自分ったいで逆転まで持っていき、勝利を掴み取ったということは、選手が最後まで頑張った結果だと思います。消耗が激しいのですが、次の湘南戦に出来るだけの準備をして勝利を挙げたいと思っています」
Q: 守備面、ドリブルへの対応が難しく、振り回されていた印象がありました。うまくいかなかった部分は。
「とくに失点シーンは、平本選手の素晴らしさが出たシーンだと思いますよ。引きずられても、まったく体幹がぶれず、そのまま突き進む。近くにDFがいるにも関わらず、そこで自分のシュートコースだけは確保して強烈なシュートを打ち込むというのは、僕はストライカーとしての強さ、素晴らしさを見せられたと思っています。それ以外のところで、ドリブラーの対応に手こずりましたが、よくタフに戦ってくれたんじゃないかと現在、思っています」
Q: システム的に合致しないところがあり、前半から修正を試みておられたと思いますが、どういうところをとくに気になっていましたか。
「前半はドリブル、カウンターで運ばれる以外は、非常にうまい対応をしてくれていたんです。サイドバックが高い位置を取ってくるんですが、そこへの対応は準備していましたが、後半、相手がサイドの位置を多少変え、前半と同じ対応が出来なくなり、ファーストディフェンダーが対応出来なくなった。これらが後半の町田得意のバイタルエリアの攻略に何度か繋がれ、苦しかった場面ですね」
Q: 前節に続き、タフなゲームを勝ちきれた要因は何だと思われますか。
「何でしょうね。今日に限っては、町田との戦い、プラス、今までの同じようなシチュエーションで勝てなかった自分たちと戦っていたかもしれません。勝つために踏ん張ろうというのもありますが、これまでの自分たちじゃないんだ、一皮むけるんだという気持ちが最後の足ひとつであったり、30センチ、50センチのぎりぎりでクロスやシュートを止めるパワーになったと思います。戦術より、この2試合はそういう気持ちの面だと思います」
Q: 失点後に後藤圭太選手に伝えたことは。
「ゲームの入り方で徹底して、姿勢を前に持っていくようにしていたんですが、1点を取ったところで、町田が低く構えスペースをなくしてきたものですから、もう一度立ち上がりの、相手を押し込む、自分たちが前に持っていくことをDFラインから徹底してやってもようということを、DFとボランチの選手に伝えました」
Q:川又堅碁選手のゴール後、スタジアムの雰囲気が変わったと思います。どうお感じになりましたか。
「これはもう毎試合ですし、今日なんかは、いつかもう1点入るんじゃないか、という雰囲気に持っていってくれるんですよね、このスタジアムが。相手はやりにくいと思いますし、押せ押せになって2点目すぐ取れたのは、選手ももちろん頑張りましたが、スタジアムの雰囲気ですね。最後の頑張りも、このスタジアム全員で勝点を取ろうという雰囲気がなければ、もしかしたらもう1点、いや2点かな、押し込まれていたかもしれないです。感謝したいと思っています」
Q:関戸健二選手、澤口雅彦選手への指示について。
「同じポジションでプレーヤーを代えても、それぞれ個性がありますので、最低限のこと以外は同じことをやってくれとは言いません。中野裕太から関戸健二にすれば、DFとボランチの間でさらにキープ力が上がるということだと思うので、自分のプレーをしなさい、自分たちの持つ時間を増やそうということで。このゲームについてはとくに何も言っていません。石原崇兆が頑張っていましたが。ドリブル突破でクロスまで持って行かれていましたので、澤口にはしっかり止めてくれ、しっかりゲームを終わらせようなと伝えました」
Q:「快勝」というゲームはなかなかない状態ですが、厳しいゲームが続くと予想しますか。
「もちろんです。ラクな試合はないです。4-1で勝ったという展開もあるかもしれませんが、我々は飛び抜けた力のあるチームではない。ぎりぎりまで力を発揮して、上位チームと互して戦えるか戦えないかギリギリのところで戦っています。
圧勝なんて望んでもいませんし、ぎりぎりのゲームをいかにものに出来るか、そういうところのタフさが問われているんじゃないかと思います」
以上
- 2024 明治安田Jリーグ終盤戦特集
- アウォーズ2024
- 2024J1昇格プレーオフ
- 2024J2昇格プレーオフ
- J3・JFL入れ替え戦
- bluelock2024
- 2024JリーグYBCルヴァンカップ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- FIFAワールドカップ26 アジア最終予選 特集ページ
- 2024天皇杯
- 明治安田Jリーグ 月間表彰
- 2024Jユースカップ
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE
テレビ放送
一覧へ明治安田J1リーグ 第37節
2024年11月30日(土)14:00 Kick off