●奥野僚右監督(山形):
「まず最初に、今日たくさんのサポーターのみなさんにスタジアムに足を運んでいただいて、そういったなかで90分を終わった時点で勝点3を自分たちに持ってくることができて、とてもうれしく思っています。
試合はご覧のように2-1というスコアになりました。そして気温が27.1度、湿度は30%とさわやかながらも、非常に天候にも恵まれた部分と天候に左右された部分もありました。前半立ち上がりから少し、自分のチームがロングボール主体の攻撃になってしまった。そういうところで相手に先制点を奪われてリズムをつくられた。それというのも、多少、試合前のミーティングのなかで、自分がバリエーションのひとつとして最終ラインからのロングボールを要求しました。というところで、中盤を省略した形、少し自分たちにとって不慣れな形を出したために、相手のいいところを出させてしまったなと思っております。ですから、前半は0-1で折り返したわけですけれども、今日の自分たちの後半での課題と言いますか、与えられた機会というのが、前半0-1の状況を90分を終わった段階で逆転して勝点3を持ってくる、そういう作業に頭を切り換えるようにハーフタイムにも話しました。同時に、いろんなものに影響されないサッカーというものも目指しました。ですから結果として、後半2点を奪って勝利で終えることができたということが、また今日もひとつ自分たちに与えられた状況を打開したり、勝ちに結びつける作業ができたと本当にすばらしく思いますし、そういったことを中で表現してくれた選手たちに感謝しています。とにかく、これからもひとつひとつ、今後の試合に向かって毎日トレーニングを続けていきたいと思います。ありがとうございました」
Q:監督がおっしゃった、バリエーションとして後ろからのロングボールを選手に求めたのは、どうしてだったのでしょうか?
「いろんな戦い方を自分たちが構築していくなかでの選択肢ですね。もし相手のプレスがきつい場合は、リスクを冒して後ろからつくること以上に、シンプルな攻撃というのをやってもいいんじゃないか。全員が意思統一してそういうプレーができれば、またいろんな戦い方ができるようになるという発想のもと、そういう部分も話しました」
Q:その指示で前半0-1という状況で、ハーフタイムには頭を切り換えようということでしたか?
「それだけを切り換えるわけではないんですけれども、また今置かれた状況を冷静に、客観的に見て、0-1であと45分ある。そして対戦相手は前半の出方を見てこういう形なので、じゃあ、ここから自分たちが残りの45分間でひっくり返す作業をしていくというところを伝えました」
Q:後半の頭から小林選手に代えて宮本選手を入れた意図を教えていただけますか?
「その交代の意図につきましては、あちらの右のサイドのところで少し機動力を活かしたかったと。前に出る推進力をもう少し与えたかったというところですね。それは攻撃でも守備でもそうですね。ですから、そこで高い位置を取って、センタリングに絡んでいけるようなプレーを周り全体に望むと同時に、そういうメッセージも含めて交代をいたしました」
Q:ロングボール主体の攻撃を今日の前半はやっていたということで、それがどのようにズレて今日の失点につながってしまったのかというところを教えてください。
「ロングボール主体でゲームを進めてほしかったという意図はまったくないんですけれども、結果的に、前半見ていただいてわかるとおり、ディフェンスラインからトップへの長いボールが増えてしまったと、状況としてですね。そうするとどういうことが起こるかというと、当然、後ろからボールを奪った瞬間に『さあ、押し上げよう』という段階で相手にこぼれ球を拾われた場合には間延びしますよね。その間延びした部分が、ディフェンスラインを押し上げられないことであったり、中盤のラインを押し上げられないことであったり、自陣で当然のことながらプレーをすることが多くなる。そしてそういうところでうまく、相手のボランチの選手たちは展開力がありますから、展開されつつ、クロスボールを入れられたと。当然、ペナルティーエリアの中で競り合う場面が多くなりますから、それが結果としてPKにつながって失点をした。そういうふうに思っております」
Q:今後に向けて、今日はいい勉強になったという試合になりましたか?
「ゲームは勉強するためにはまったくしていないので、勉強ではないですね。自分たちは当然、前半からいいゲームをして、得点を積み重ねて勝ちを目指していくわけですから、勉強じゃなくて、そうやって起こってしまった事実として仕方がないと。そうしたら今度はどういう対応をするかというところなので、そこを自分たちが柔軟に対応していく部分と、適応していく部分になってくると思います」
Q:今日、前半と後半でガラッと変わったなと見ていたのですが、前半、この気温のなかで抑えめにいこうという指示はしていたのですか?
「まったくなかったですね」
Q:あれだけガラッと変わったのは何が違ったのでしょうか?
「それはわからないですけど、ハーフタイムで何か言葉をかけることによって劇的に変わるということはないと思うんです。でも選手たちが一度頭を冷やした状態で、その状況を冷静に分析できたのではないかなという部分もあると思いますね。それと同時に、多少、人まかせの部分であったり、味方まかせという部分がありました。今まで自分たちがやってきたことを、とにかくまた反復する、継続していく。言い方を変えれば、いつもやっていた作業をもう一度やり始めようということは伝えましたね」
Q:今日、今季最多の8000人超えという観客数でしたが、目標の(平均)入場者数を上回ったのは、ひとえにチームが強くなったからだと思います。監督はどのようにお考えですか?
「僕からお話できることというのは、今日、スタジアムがいつにも増して揺れていたと。そして、とても迫力があって、サポーターの声援・後押しというものをすごく感じてましたね。数字を聞いたとき、『ありがとう』と思うことがすべてです。
繰り返しになりますけれども、今日も試合前にウォーミングアップを見たり、スタンドの様子をキョロキョロ見回すわけですけれども、そういったときに、また身が引き締まる思いがしたというか、うれしさと同時に『やってやるぞ』という気持ちにはなりました。やるのは僕じゃないんですけど」
以上
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