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【J1:第12節 仙台 vs 名古屋】手倉森誠監督(仙台)記者会見コメント(12.05.19)

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●手倉森誠監督(仙台):

「まずは、今日のゲームは『ビッグゲームだ』と。『前節のG大阪戦での勝点1を意味あるものにするためにはホームで3を取らなければいけない大一番だ』と。『そのまた前節の清水戦での敗戦の後に、またホームで負けるわけにはいかない』と。『今日の勝負のところでは強烈な個が揃っている名古屋に対して、我々は組織で対抗するんだ』と。いかにコンパクトにして戦えるのか、いかに球際、ボディーコンタクトで戦えるか。攻撃においては相手の若干オープン気味なシステムに対して、間をしっかり取れるかどうかというところが勝負になってくる。そしてその攻守に対して連動性を持つこと。昨年も我々に負けたことで優勝を逃しているというピクシー(ストイコビッチ監督)の思い、それ相応の覚悟で挑んでくるというところも、メンタルの中では準備していて、でも自分たちとしても『一昨年の王者に対して勝つことができれば今シーズンの大きなアドバンテージになる』という話をして、0(失点)で抑えて点を取れれば、勝点3以上の自信をも得られるというゲームでした。

序盤に、彼らの入り方で威力があったのですが、そこをうまくしのげて、徐々に我々も間を取れるようになってきて、先制点、オウンゴールからの2点目と、前半で2-0で折り返せたのがよかったな、と。ただ、ハーフタイムでは、『勝った気になるな。0-0のメンタリティで3点目を取りにいけ』という話をして、前がかりになる彼らに対して、ウチも守備のことをすぐ考えれば、4-1-4-1という最後にやったシステムをもう少し早くできたと思うのですけれど、やはり優勝争いをするライバルにダメージを与えたいということで、3点目を取りに行けということで、システムを変えずにずっとやってきました。最後はおまけの4点目も入って、完勝というところで、本当にこのスタジアム、大勝にふさわしい雰囲気作りをしてくれたみんなの勝利だったと思います」

Q:セカンドボールへの反応が速かった要因は?

「まず、『ボールの状況を見て予測しよう』という話は常々しています。ただし、その予測があっても組織自体にコンパクトさがなければ、寄る距離がそれぞれ長くなってしまう。ですから今、本当にお互いの距離を、いい距離を保ちつつ守備ができていることで、セカンドボールの反応がいいんだろうなと思います。
今日、名古屋と対戦する時に、まさしく大きいボールの展開になればセカンドボールの拾い合いの勝負はかなりウエートが大きくなるので、そこに対して今日はウチの選手達が非常に意欲的だったと思います」

Q:梁選手のゴールが大量得点のきっかけになりましたが、彼の評価をお願いします。

「まずは今日のゲームで、自分が持っている武器を持ち替えながらシーズンを戦っていくという中で、今日は太田と梁を代えた状況でシフトチェンジをしていきました。彼自身、好調な太田に代わって今回出たわけだし、前回のホーム清水戦で(今季)初スタメンで負けた悔しさというものもあったので、そういった鬱憤を晴らす覚悟はあったと思うし、自分はまずそこに賭けてみたかった。本当に、先制点を取ったことで、彼自身のボルテージも上がっただろうし、チームに本当に火をつけてくれたなと。これでまた競争が激しくなるのも確かだし、そういったポジション争いの競争ができるチームこそ優勝争いができるチームだと思います。そういう話も太田にしているし、逆に太田はアシストをしてくれたというところで、だからこそ、4点入ったと思います」

Q:後半途中に上本選手が負傷しました。けがの具合は?

「内側側副靱帯を損傷しているかもしれない、と。その後もペラペラしゃべっていたので、口の方の靱帯も何とか切れればという話もしていたのですが、大勝の後の代償というか、彼は当分離脱することになるだろうな、と。最後に関口も同じような症状で、2人とも膝を怪我した状態になってしまったということで、チームで話したのは『怪我人が出て、総合力を示すためにみんなでやってきているんだ』と。『彼らが抜ける分、みんなでカバーして次の準備をしていくぞ』という話をしていたので、おそらく長くかかるのかな、と。(渡辺)広大が膝の怪我から復帰したと思ったら、上本は『バトンタッチ』と言っていましたが、『余計なバトンタッチをするな』という話をしてきました。残念ですけれど、やっていくしかないと思います」

Q:関口選手も長くかかるのでしょうか?

「彼も前にも膝を怪我したことがあるのですが、別の方の足で、右だったか左だったか忘れましたが、前回ほどは重傷ではなさそうだという自分の判断です。週明けにも彼ら二人のMRIをとって、しっかりした診断を仰ぎたいと思います」

Q:相手が残り30分で闘莉王選手をフリーマンのようにしてきた中で、太田選手や武藤選手をカウンターの選択肢に持っていて、どのように流れの中で監督は考えていましたか?

「まずは金崎選手を入れてきた時点で、4-2-4になりましたね。でもハーフタイムには『闘莉王が上がってきて4-2-4になるかもしれない』という話をしました。『そうなった時には4-3-3ないしは4-1-4-1というオプションにシフトしていくぞ』という話もしました。だけども2-0で勝っていて、相手がやってくることに対してすかさず合わせては、それで1点を取られた後には違った流れになるのかもしれないということで、相手のやり方を理解しつつ自分たちのシステムを変えないで3点目を取りに行くことができれば、逆に彼らに対してダメージを与えることができるだろうと。守備のところで関口と梁のところで振られるような形になってしまいましたけれど、そうなった時に赤嶺が藤本のところに下りてくれて、ボランチのケアをしてくれたりしたのですが、その後にその役割を松下にしたことで、4-1-4-1のシステムに改めて変えたというところですね。4-1-4-1のシステムに変えたところでも、まだダメージを与えたかったので、これまで好調だった太田を、今日は短い時間でしたけれど、点を取る可能性も高い選手なので、投入しました。見事に仕事をしてくれました」

Q:これで5試合ぶりの勝利となりましたが、その点についてはいかがですか?

「ホッとしています。サポーターもみんなホッとしているんじゃないでしょうか。清水に負けた後に何戦勝ちなし、というのがやはり2シーズン続いていたので、ここで勝点3を取れたことで、一昨年や去年とは違う、成長したベガルタをみんなで感じ取れれば、安心してシーズンをみんな過ごせるのではないかと思います」

Q:ストイコビッチ監督が「なぜ仙台が首位にいるのかわかりました」と言っていましたが?

「監督会議で、監督さんがみんな集まる中で、ピクシーが『私が去年仙台に勝っていればチャンピオンだった。今年は皆さん、仙台に気をつけろ』と言ったんですよ。あまり言うな、と思ったのですが、それくらいピクシーは仙台に対して、去年のシーズンに優勝をさらわれたということで、そういったことを言いながら、よっぽど根に持っているんだなと思っていましたし、自分たちも実は選手にそういう話をしていて、相手の監督の意を汲んで我々の選手達も戦ってくれたな、と。そして去年に始めて瑞穂で名古屋に勝てたことに対して、それでも名古屋は我々の強さを認めるコメントはあまりありませんでした。だからこそ、今回もう一回勝って見せようという思いはウチにはあったし、そういうコメントがピクシーから出れば、ウチの選手もじゅうぶん、勝利給よりも嬉しいコメントだと思います」

Q:折り返しまでの残り6戦で勝点35を目指す中で、ホームで勝利を挙げたことに関しては?

「選手は本当に、ミーティングでの話、言うことをよく聞いてくれていると思います。前回のG大阪戦の前にアウェイで勝点1、ホームで勝点3をしっかり取る前提にすればそれでいいんだという話をしたなかで、今日は3を取って、アウェイでこれからの試合も最低でも1を取れれば、その数字は達成できると思うので、折り返し地点でもその数字を取れてなおかつ1位にいられたところで、優勝へのスイッチをまた入れて進めればいいと思いますから、ホームでの勝点3というのはチームだけでは取れないものだと思うし、本当にサポーターとそういった雰囲気を作ってくれていることで今日のような勝ち方ができると思うし、こういう勝ち方ができたのも、清水戦で負けたということもあったと思いますし、これまでの流れがこういうふうにさせてくれたと思います。
ただし、常に優勝に向かって進む時に、思惑通りには進まないという部分もしっかり肝に銘じて進まないといけないと思いますから、油断しないでみんなで気を引き締めて進むべきだと思います」

以上
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