●レアンドロ ドミンゲス選手（柏）：
「どんな形であれ、レイソルの勝利に貢献できたのは非常に嬉しい。先制点は（田中）順也が良い形で持ってくれたので、うまく自分の動き出しも速くできたのでフィニッシュまで持っていけました。２点目は自分のシュートから、いつも順也が布部コーチのところでやっているＦＷの意識、撃ってない選手が絶対に詰めるという形が出たと思います。練習の成果が出ました。２０１１年の結果でレイソルの知名度は世界的に大きく上がったと思います。今年も注目されているチームのひとつだと自覚していますから、こういう世界大会の場所で結果を残して成長を止めないように進んでいかなくてはいけない責任を我々は持っています。次のステージに進んだことは意味もありますし、そこに責任もありますから、成長を続けるという意味でも最後まで勝ち残っていけるように戦い、レイソルというクラブの知名度が世界でももっと上がるようにしていきたい。監督の話も選手に響いたと思いますし、去年の暮、我々が活躍できたこととタイトルを取れたところで、選手たちのどこかに隙があったのかもしれない。それを監督が気づかせてくれたのは大きいと思う。あのままでは前に進めなかった、そういう危機感をもたらしてくれ、我々選手も話し合って要求し合うという原点に戻ったところもあります。それが結果に出たんだと思います」

●大谷秀和選手（柏）：
「勝たなきゃいけないというのがあったので、その中で９０分終わって勝っていれば突破できるというのをみんなが頭に入れながらプレーできたことがこういう結果につながったと思います。前半は別に抑えていたわけではないですけど、先に点を取られたりすると、相手は引き分けでもＯＫということもありますし、失点をしないことを大前提に、特に後ろの選手は頭に持ちながら、前線の選手たちから良いプレッシャーをかけてくれていたので、チームとしてコンパクトだったと思います。シュートに持っていける場面もあったので、それを続けていくことを意識して後半には入りました。ＰＫストップもゲームの流れを決める大きな場面だった思います。柏からサポーターも大勢来てくれていましたし、心強かったです。勝たなきゃいけないというのありましたけど、変なプレッシャーを感じることなく、韓国入ってからも良い準備ができて試合に入れたことがすごく大きかったです」

●田中順也選手（柏）：
「相手の嫌なところに長い距離でも走るようにしました。足元だけになりすぎると怒られるので、裏も狙うようにして、そのバランスを考えながら、いろんなところに顔を出すようにしたら、ここ２試合勝っているので続けようと思います。豪快なシュートは結構たまたまが多いんですけど、味方と絡んで、あの場所に体が運べているというのはチームとしてバランス良く攻めていないとできないですし、ボールはこぼれてこないので嬉しかったです。すごくラッキーですけど（笑）」

●那須大亮選手（柏）：
「左サイドバックと言われたのは今日の昼でした。左もやったことはありますし、今さら慌てるというのは自分の中ではなかったので、ジョルジとの関係性とか、近くの選手とコミュニケーションを取るだけでした。すんなり入れたので戸惑いもなかったです。ジョルジとも試合前にこういう時はこうしてくれと話していました。ドゥー（近藤）からもこうしてほしいという要求があり、こういう時は自分はこう動くというのも話していましたから、それも試合の中で改善できていたましたね。エニーニョは僕が極力見る形でしたけど、もうちょっと仕掛けてくるかと思ったら、こちらが組織的に守れていたし、中盤で引っ掛けてうまくボールを取れていたので、あまり対峙することもなく、ドロゲトが来た時もそんなに怖さもなく、うまく守れたと思います」

●酒井宏樹選手（柏）：
「前半は失点が怖かったというのもありました。ゲームプランは様子を見ながら入ろうと言っていたので、上がる機会は少なかったですけど、去年と同じ感じで落ち着いてできたんじゃないかなと思います。早い時間の失点もなく、必要な時に上がることができたと思います。勝たなきゃいけないというのはありましたけど失点しないことが大事でしたし、うちは失点しなかったら絶対に１、２点は取ってくれるので勝てるチームです。自分たちがしっかり耐えないといけないという気持ちで試合に入りました。相手もカウンターを狙っていたところもあったので、その分僕も前がかりになることもなく、残らないといけなかったので、そういうところは助かったと思います」

●菅野孝憲選手（柏）：
「チーム練習は１回もやっていなかったですけど、常に意識してできていたので、復帰に関しては何にも不安はありませんでした。不安があったらグラウンドには立てないし、それが結果に出てよかったと思います。川崎戦を見ていて、とにかくコンパクトだったので、それが今日も継続できていたのが一番の勝因です。これを続けていけば柏らしさがどんどん出てくると思います。続けることが大事。後ろから見て、１人１人が確実に自信を取り戻しているし、精神的な落ち着きも９０分を通して見えているので、次の試合が今シーズンの真価を問われる試合になる。良い意味で気持ちを切り替えていきたいと思います」

●増嶋竜也選手（柏）：
「（ACL予選を振り返っていかがですか？）思った以上に厳しい予選リーグになった中で、結果を出すことが出来て良かったです。（今日の試合は？）90分通して、安定して守備をすることが出来たと思います。この数試合で守備の形がチームにできてきました。こういう流れをリーグ戦にも繋げていきたいと思います」

●近藤直也選手（柏）：
「（今日のディフェンスに関しては？）あまりガツガツいくと、結構ファウルと取るレフェリーだったので、身体をあまりぶつけないで、その後のセカンドボールを狙うようにしていたらうまく対応が出来たと思います。（ここ数試合でかなり守備面が安定してきていますね）そうですね、特に理由はないんですけど、ここ2試合とてもバランス良くできています。前からもプレッシャーかけてくれますし、那須さんも自分のやりやすいように仕向けてくれているので、守備はとてもやりやすいです」

以上