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【レッツゴー!ACL】4月4日にFC東京が対戦する北京国安(中国)のチーム&注目選手紹介(12.03.26)

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・4月4日(水)北京国安vsFC東京@北京 21:00(日本時間)
※ホームゲームのチケットはこちらから!

2008年以来、過去3度のACL出場経験のある北京国安。CSL初優勝の勢いそのままに挑んだ2010年大会は、ホーム、アウエイと2度にわたりJリーグ代表として出場した川崎フロンターレを破り、ベスト16入りを果たしたことは記憶に新しい。以来地元北京では爆発的人気を維持し、ホームスタジアムである北京工人体育場の平均観客動員数は40,000人を超える。ACLベスト8を目標に掲げる2012年も、昨年就任したポルトガル人監督のハイル・パチョコ氏の存在が大きい。2011年シーズンに準優勝の結果を残したように、チームプレーを重視し、ダブルボランチの4‐5‐1、もしくは4‐4‐1‐1の厚い中盤を基点に高いボールコントロールを獲得する戦術を採用すると見られている。その反面、戦術がやや単純になりがちで、後半で大逆転を食らうことも少なくなく、この点には注意を払いたい。しかし、これまで3シーズンでトータル33得点と活躍したジョエル・グリフィスが上海申花へ移籍し、得点力不足が懸念される。また、徐雲龍、周挺、張永海など30代の主力ディフェンス陣のスタミナ面も懸念点の一つ。この穴を埋めるべく新加入のセルビアリーグ得点王カルドロビッチ、同じく新加入のブラジルとオーストラリアとの二重国籍のフォワードレイナルドの外国人助っ人選手の活躍に注目が集まる。また、2002年より10年にわたりドイツで活躍していた中国代表MF邵佳一(SHAO Jiayi)のチームへの復帰は大きい。海外リーグ、中国代表での豊富な経験は、チームの戦力的、精神的柱になることは間違いない。

2月には、監督の地元ポルトガルにて約1ヶ月間に及ぶ春季キャンプを敢行し、チーム全体の底上げと、新加入選手を含めたコミュニケーション、戦術の綿密なすりあわせを行うなど事前準備にも熱が入る。これまでの教訓を活かし早めの対策で、ダークホースとしてJ2ながら天皇杯を勝ち抜いた同組のFC東京、韓国代表の蔚山戦は引き分けを最低課題と設定し、最も大きな山と見られるブリスベン・ロアー(オーストラリア)を乗り切りグループリーグ1位通過を目指す。クラブ創設20周年の記念となる今年、豊富な資金力をバックに持つ同クラブが、賞金を設定するなど選手のモチベーション向上策を講じるなど、フロントスタッフも含めACLに賭ける思いは例年に比べ一際大きい。


【注目選手紹介】
●邵佳一(SHAO Jiayi)
元中国代表で、ポジションはMFであだ名はゴールマシン。1999年に北京国安に加入し、その後、ドイツのTVS1860ミュンヘン、エネルギー・コットブスに加入するなど、8年間海外でプレーするという中国人選手としては貴重な経験を持つ。ドイツ在籍中に、FCアウクスブルクに所属する日本代表細貝萌選手との対戦経験がある。プレースタイルは、巧みなボールキープを武器とし、タメを作ることができ、正確なボールコントロールで前線へ的確なボールを送り込むいわばゲームメーカー的な役割を果たしその存在感は大きい。中国でも屈指の創造性をもち、パスを含めクリエイティブなプレーが注目。

●カルドロビッチ
あだ名はAK-99。セルビアリーグ2011シーズンの得点王でセルビア五輪代表として2008年北京五輪参加経験を持つ。クラブ史上最高金額での移籍選手としてクラブが同選手にかける期待も大きい。セルビアリーグで鳴らした圧倒的得点力を武器に、前線から相手ゴールを脅かす存在。生命線となる中盤からのパスをいかに得点に結びつけるかがポイントとなるため、短い期間でチームにどれだけフィットできるかが鍵となる。

Reported by 蹴揚康修(OCEANS)
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