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【J1:第3節 G大阪 vs 磐田】プレビュー:公式戦4連敗中のガンバ大阪が、公式戦3戦負けなしの磐田とホームで対決。元ガンバ選手の森下監督の采配にも注目。(12.03.25)

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AFCチャンピオンズリーグ、アデレード・ユナイテッド戦を終え、約19時間をかけて帰国後、中2日で迎えるJ1リーグ戦。ガンバ大阪はホームにジュビロ磐田を迎える。

そのアデレード戦は0−2と完敗。これで、開幕から公式戦4連敗と、クラブワースト記録を更新することになってしまった。その結果が示すように、チームの状況は決して良くない。過去のリーグ戦においても、例えば直近なら、2010年にリーグ戦で開幕から5試合白星なし(3分2敗)という経験もしているが、その時以上に、チームに流れる空気も含めて深みにはまっている感が強い。それを顕著に示すのが、セットプレーからの失点を何度も繰り返していること。近年の戦いを振り返ると、修正能力に優れ、決して敗戦をひきずらないのがチームの強みでもあったが、今年に限っては、修正を図りきれないまま次の試合を迎えるという状況が続いている。試合前の公開・非公開練習でも再三にわたり、セットプレーの確認をしているようだが、改善に繋がっていないというのが現実だろう。

だが、そうは言っても試合は続く。しかもこれだけのハードスケジュールが続けば、試合と試合の間のインターバルも短く、身体を回復させるのが精一杯という現実もある。その状況の中でまず、できることはといえば『メンタル』の改善。昨年とは大幅に先発メンバーが入れ替わっていない中で、チームにはある程度、戦い方のベースがあると考えても、また、個の能力の高さを思っても、あとはそれをしっかりと発揮するためのメンタリティを個々がしっかりと備えて戦いに挑むこと。その上で、今一度、ガンバらしいサッカーを取り戻して欲しい。

「時間もないし、個々に疲れも残っているけど、そうも言っていられない。ただ負けたからといって全てを修正できる訳でもないと思うので、今までやってきたことを出せるように、気持ちを切り替えること、自信を持ってプレーすることが大事だと思う。下を向いていても絶対にいいプレーはできないし、躍動感のあるサッカーもできない。個々がしっかり前を向いて戦いたい。ここ4試合そうであるように、先に失点すると戦いが厳しくなる。実際、4試合で10失点はあまりに多すぎますから。そこは自分もDFとして責任を感じているところでもあるので、明日はとにかく、0に抑える守備をしながら、積極的に攻撃に繋がるようなパスを最終ラインから出していければと思います(今野泰幸)」

ジュビロ磐田は、開幕から1分1勝。直近のナビスコカップ・セレッソ大阪戦の勝利を含めれば3試合負けなしと好調をきたしている。残念なことに、20日のセレッソ大阪戦でMFペク・ソンドン選手が右太ももを負傷。さらに22日の練習中にはGK川口能活選手が右アキレス腱を断裂し、復帰まで6ヶ月と発表されるなど、アクシデントが続いたが、今年のチームの結束力を思えば不安はない。代わってピッチに立つ選手がピンチをチャンスと捉えて存分にその力を発揮できれば大崩れはしないはずだ。

その磐田を率いるのは95年から01年の途中まで選手としてG大阪でプレーした森下仁志監督。選手時代から自分に厳しく、強いプロフェッショナリズム、信念を持った選手で、仲間からの人望も厚かったが、監督としてもその姿は継承されていると聞く。おそらく、かつて自分がプロとしてのキャリアをスタートさせたクラブとの対決に、監督として乗り込んでくることに、並々ならぬ決意と特別な思いを抱いていることだろう。それがどんな形でピッチで体現されるのか、楽しみだ。

以上

2012.03.24 Reported by 高村美砂
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