●ストイコビッチ監督
「皆さん、こんにちは。今回、オーストラリアには試合を戦うために来ました。3年前にもオーストラリアで試合をしましたが、今回、また来ることができてとても良い気分です。私のチームは全て準備が整っていると思いますが、試合は厳しい、タフな内容になるでしょう。セントラルコースト・マリナーズは強いチームですので、簡単にはいかないと思います」

Q：対戦相手のセントラルコースト・マリナーズの情報や特徴についてはどれぐらい入手していますか？
「もちろん、チームの情報を入手して、分析はもうできていますし、個人的にも情報は得ています。選手達には、今夜、DVDを見せるつもりです。セントラルコースト・マリナーズは特にフィジカル面が強いので、気を付けたいと思います。また、ペナルティーエリアでチャンスを作られてしまうとやられるので、そこも注意したいです。タフなゲームになると思いますが、大事なひとつの“テスト”として捉えていますので、しっかり戦いたいと思います」

Q：現在、オーストラリアリーグ首位のセントラルコースト・マリナーズと、日本で強豪といわれる名古屋が戦うことについてどう思われますか？
「セントラルコースト・マリナーズが首位にいることはとても尊重しています。高いクオリティもあると思いますし、何よりどのリーグでも首位にいることは難しいことです。明日は面白く、そして予想のつかない試合になると思います。我々としては良いサッカーをやるだけで、クオリティの高いところを見せたいと思っています。現在、我々のグループGはどのチームも勝点1で並んでいます。どのチームも上積みの勝点を取って、アドバンテージ的な“前に出たい”と考えているはずですので、しっかり挑んでくると思います。
皆さんは情報が入っていると思いますが、オーストラリアのチームはフィジカルが強いだけではなく、私の見解としては、テクニックもありますし、ハイペースでサッカーをやってくるチームだと思います。ひとつの良い例がケネディです。彼は体が大きいだけでなく、技術力も持っていますよね(笑)」

Q：土曜日に日本でリーグ戦を戦って、短い期間での試合ですが、気候は暖かいと思いますが、チームのコンディションはいかがですか？
「もちろん、ハードなスケジュールになりますので、選手達の体力面は心配しています。しかしこの日程については変えることはできませんので、適合させないといけないと思っています。そのため、ある程度の変更はあるかもしれません」

●ケネディ選手
Q：海外のチームのメンバーとしてオーストラリアに戻ってきたことについては？
「小さい頃の思い出もありますし、オーストラリアで英国のサッカーを覚え、日本や他の国で経験を積んでまた戻ってきたことについては、とても感慨深いものがあります」

Q：オーストラリア代表のメンバーでもありますが、日本でやっていていかがですか？
「もちろん、海外でもプレーし、日本でもプレーし、オーストラリアの代表としてもプレーしています。そして、日本のチームの選手としてオーストラリアにやって来たことについては、確かにとても奇妙な感覚です。しかし、今は戦う気持ちでいますし、それも仕事ですので、しっかりと役割を果たしたいと思います」

Q：オーストラリアリーグの情報、セントラルコースト・マリナーズの情報についてはご存じですか？
「もちろん、今はコンピューターもありますし、隔絶されているわけではないですので、しっかり情報は仕入れています」

Q：明日の試合に向けた抱負をお願いします。
「タフなチームだと思いますし、フィジカル面も強いチームですので、我々は戦術的、技術的な部分でしっかりと集中して戦いたいと思います。また体が大きいので、そこはしっかりと押さえ込みたいです」

Q：オーストラリアのサッカー事情について、アジアで戦っているサッカー選手としてどう思われますか？
「オーストラリア代表チームの試合にも参加していますが、良くなってきていると思います。AFCチャンピオンズリーグでも結果を出していると思いますし、代表のレベルを挙げるためにも、オーストラリアサッカーを向上させるためにも、アジアの連盟に入ってとても良かったのではないでしょうか。オーストラリアのサッカーのレベルが徐々に向上していることを感じています」

以上