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【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 神戸】ジョルジーニョ監督(鹿島)記者会見コメント(12.03.20)

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●ジョルジーニョ監督(鹿島):

Q:まず公式戦初勝利の感想をうかがいたいのと、リーグ戦で負けてから中2日で選手は積極的にプレーしたと思いますが、その評価をお願いします。
「みなさん、こんにちは。Jリーグの2試合とも負けを狙ったわけではなく、つねに勝利を目指した結果として敗戦という形で終わりました。ただ、ずっとチーム作りをしていくなかで、選手たちのポテンシャルを信じていますし、リーグ戦においてもカップ戦においても日本のサッカーというのは勝ち抜くのが厳しいリーグだと実感しております。
僕自身も現役で選手をやっていたので、指導者がいろんな戦術だったり、いろんなメニューを組んだり、ビデオを見せていろんな話をしたり、さまざまなことがあると思います。ただ、それは3割に過ぎないと思います。残り7割は選手がそれを信じて取り組むかというところになってくるわけで、そこはいかに情熱というかハートを込めてやるかどうかです。僕は今日、チームの初勝利というよりも、僕が見たい鹿島アントラーズというか、戦いながら落ち着いてボールを回して相手のゴール前までたどり着いて得点をするというのが、僕が目指しているところですので、それが見れました。これはブラジル流の表現ですけど、選手たちがスパイクの先までハートを込めてプレーしたということが、大きな大きな収穫ではないかと思います」

Q:後半もチャンスがありましたが得点できませんでした。3点目、4点目を取るべきだったのか、それとも2−0でも満足すべきなのか?
「リーグ戦においてもヤマザキナビスコカップにおいても、得点をすることは非常に重要です。特にリーグ戦においては得失点差で最下位にいる状況ですので、得点をするということは選手たちに求めていることです。つねに成長する、向上するということは選手として求めなければいけないことだと思いますし、チームとしても同じだと思います。皆さんも、記者としていまいる立場に満足していれば、新しい記者の方が来て、その座を奪われるわけなので、つねに向上心を持って質問を考えたり、いろんなことを模索しながら成長しようという気持ちを持っているのだと思います。その気持ちがなければ満足感や慢心から衰え始めるわけであって、つねに人というのは自分の向上心を追求しなければいけないと思います。だから、選手たちもチームも、つねに得点をしていくということを考え、取り組み続けなければいけないと思います」

Q:前回の試合では45分で増田選手を代えましたが、今日はバランスを見た良いプレーをしていたと思います。今日の評価と、この2日間で与えたアドバイスでお話しできることがあればお願いします。
「別に真新しいことではなくて、彼の能力を考えればまだ伸びしろがあるわけで、いまでは代表選手という地位も勝ち取っています。そこに居続けるためにはもっと向上しないといけません。ひとつは、代表監督がイタリア人の監督だということです。イタリア人の監督というのは、戦術的なポジショニング、戦術的なオーガニゼーションを厳しく求めるだろうという話をしました。どの選手も本能的に前に行くところがありますが、それを試合中に本能的に反応して、守備のときにいないとか、自分の意志だけで前に行ってしまってチームのバランスを崩してしまったら何の意味もありません。彼は運動量があるので、動きたいという気持ちはわかるのですが、もっと正しい動きの質を追求しなければなりません。特に戦術的なオーガニゼーションを攻守にわたってやらなければなりません。彼はボランチとして小笠原選手と組んでいます。小笠原選手がいないときは自分が残らなければなりません。自分が行ったときは小笠原選手が残る。それは単純なことなのですが、ただスペースがあるから行ってしまえ、というふうになってしまっては厳しくなります。それを試合中に修正できるときもあれば、できないこともあり、もう少し話を詰めなければいけないということで、前回は早い決断を下しました。あの週にもずっと、そういった話をし続けてきたのですが、あの試合では僕の指示にとらわれすぎた部分もあるのではないか、という話もしました。ですから、もっと臨機応変に物事を判断しないといけない。言われたことも忠実にやらなければいけないのと同時に、少し状況が変わったときに、どういう判断をしないといけないのか、ということを話しました。今日はすばらしく中盤のオーガニゼーションをやったのではないかと思います。声もしっかり出したと思います。今日はチームとして一番機能したのは中盤だと思います。中盤が機能するかしないかで、試合を支配できるかどうかは変わってきますし、柴崎選手や遠藤選手がしっかりと絞るところは絞り、離れるところは離れる。ほんとうに中盤の4人がバランス良く機能した、ということが今日の勝因のひとつになると思います」

以上
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