●相馬直樹監督（川崎Ｆ）：
「これだけ天候が悪くなった中、たくさんのサポーターに来て頂き、前回の開幕戦に続き、厳しいタフなゲームになりましたが、そのなかで勝利を掴めたことはサポーターの後押しがあったからこそという風に考え、感謝を伝えたいと思います。
ゲームですけど、どちらにもチャンスがあり、ゲームの流れた大きくどちらかに傾くというゲームではなかったと思います。そのなかでひとつの決定機をものにでき、そこでどう戦うかという部分を選手が非常に良く理解しながら戦い、アウェイを戦う中で勝利で終わらすことができました。この間の開幕戦もそうですが、ひとつ、手応えとして感じています。たぶん、皆さんからは課題などの質問があると思いますが、本当に選手たちは最後に体を張る部分、隣の選手をカバーする、そういった部分が出てきていると思います。これを自信、確信に繋げていきたいと思います」

Q:前回の試合に引き続きレナト選手がいいFKを蹴っています。その評価をお願いします。
「ボールを収める部分、運ぶ部分、プレースキックの部分。この前よりもさらに、濡れた滑りやすいピッチの中でも良さを出してくれているという風に思っています。ただ、皆さんもご存知のように、日本に来てまだ二月ですので、もっと良くなると信じていますし、そうなるという大きな大きな期待を抱いています」

Q:開幕戦に続いて稲本選手をアンカーに起用して逃げ切るような形をとりましたが、今年は終盤をこういうスタイルを取るのでしょうか？
「稲本の最初の時間は、入れたことがちょっとネガティブに出たな、と正直、思っています。入れたことで前からプレッシャーをかける形にしたかったんですけど、反対に少し引くようになってしまいました。途中からは、もう一回前から行く形をつくれたかな、と思います。ちょっと、そこのところは、決して引くという話しではなく、自分たちから、一番の底、底辺の部分をしっかりして、アクションをかける。きつい時間帯のなかでもアクションをかけられるひとつのやり方かな、と思ってます。このシーズン、ずっとこのやり方とは思ってません」

Q:監督としてチームとして連勝スタートできたことの感想と、ジョルジーニョ監督と最後に挨拶を交わしていたと思いますが、何か言われたことがありましたらお聞かせ下さい。
「先に二つ目の質問から答えると、『おめでとう』と声をかけてもらいました。お互いにがんばりましょう、と。日本語でも十分に通じますので。連勝したことは昨シーズンのことを考えると、チームの大きな自信になると思います。ただ、強固なものになってないと思いますので、これを確信に変えられるように、日々のトレーニングを積んで、今後の試合に向けてしっかり準備したいと思います」

以上