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今季初の公式戦であるAFCチャンピオンズリーグの初戦で引き分け、続くJリーグ開幕戦では苦戦しながらも清水から1-0の勝利を収めた。調整遅れが不安視されていたプレシーズンの様子からすれば上々の滑り出しとなった名古屋だが、F東京との第2節は思わぬハンデを背負って戦うことになった。清水との開幕戦で玉田圭司が古傷を悪化させ、藤本淳吾と中村直志が試合中に負傷。さらには試合後に田中隼磨の負傷が発覚し、昨季のJ2チャンピオンとの一戦は最大で4名の主力を欠く事態に陥ったのだ。
清水との一戦では玉田に代えて永井謙佑、藤本に代えて磯村亮太を入れ、中村の交代時にはダニエルを起用し、3バックへ移行することで何とかしのぎ切った。ゆえに今回の注目点は、ストイコビッチ監督の布陣選択にある。最終ラインは3枚か、4枚か。それは代役となる選手の起用法にも関わってくるからだ。前述の負傷者4名が欠場したと想定すると、3バックの場合は清水戦のメンバーが第一の選択肢となるだろう。増川隆洋、田中マルクス闘莉王、ダニエルのDFラインの前に田中隼(欠場時は石櫃洋祐)、磯村亮太、ダニルソン、阿部翔平が並び、ケネディ、永井、金崎夢生が3トップを形成する。磯村のポジションにはベテランの吉村圭司が入る可能性も捨てがたい。その場合はダニルソンがより攻撃的なタスクを担うことになる。
基本の4バックをキープした場合は、中盤から前の構成が悩みどころとなる。ダニルソン、磯村、金崎、永井、ケネディの5名は当確として、残る中盤の1名を誰にするかで戦い方が変わってくるからだ。アンカーを置く4-3-3ならば、21歳の攻撃的MF田口泰士が有力候補となる。ボランチを2枚置く4-2-3-1ならば吉村の出番だろう。またどちらの布陣でも、三都主アレサンドロという信頼のおけるテクニシャンが出場機会をうかがっている。他にも指揮官が期待を寄せる新人の水野泰輔や、金崎をトップ下に置いた上で田中輝希や吉田眞紀人をサイドハーフで起用するという選択肢もある。いずれにしても机上論に過ぎないが、この後に控えるオーストラリアでのACL2戦目へ向けて、最良のバランスを見出したいところだ。
振り返れば昨季の序盤戦でも名古屋は負傷者の多さに苦慮した。そのことを踏まえて厳選されたのが、今季のメンバーである。国内外のタイトル獲得を目指すチームとして、主力を欠いても昇格組に負けるわけにはいかない。たとえ、それが天皇杯覇者でACL出場チームであってもだ。自慢の選手層が本物か、否か。名古屋は2節にして、その真価が問われようとしている。
以上
2012.03.16 Reported by 今井雄一朗
J’s GOALニュース
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