J2通算10000ゴールの大本命がノっている。前節の栃木戦では自身の2得点を含む全得点に絡む活躍を見せた森島康仁は、10000ゴールに最も近い存在となった。
1点目は駆け引きの妙。クロスに対しファーサイドに逃げると見せかけてのニアへの飛び込み先制。2点目は滝川二高の1つ上の先輩・木島悠のゴールをお膳立てする巧みなスルーパス。そして3点目は、その先輩がお返しとばかりのクロスを頭で合わせてネットを揺らした。高さを生かした空中戦はもちろん、俊足と俊敏性を生かした突破力と、彼の運動能力が顕著に表れたゴールだった。
昨季は35試合に出場して11得点4アシスト。プロ6年目で初の2桁得点を記録した。“並”の選手であれば賞賛される数字であるが、周囲も本人も「そんなもんじゃ納得しない」。なぜならデカモリシは“デカ盛り”だから。
今季も好調を維持し、練習から格の違いを見せつけている。驚異的なパワーで2、3人のDFをふっ飛ばし、難しい位置から度肝を抜くゴールを突き刺す。ノーステップでサイドチェンジのパスを通したり、ミニゲームで高度なテクニックを披露したり…。
10000ゴールの話題を振ると、「僕は無理ですわ、メモリアル的なものは縁がないんで。チームが勝てばいいし、そのための仕事をするだけです」と優等生な言葉のあとに、「賞品か賞金があれば狙いたいですけど(笑)」と場を和ますコメントも忘れない。とにかく圧倒的な個の力とバイタリティーで存在感を示せる選手だ。
今季の目標は具体的な数字は封印して、「結果を残して日本代表を目指す」と宣言。J2には数多く選手がいるが、日本代表と口にする者はほとんどいない。だか、デカモリシが口にしても何の違和感もない。2年後のワールドカップに向けて、ザッケロー二日本代表監督へアピール弾として10000ゴールを狙う。
以上
2012.03.15 Reported by 柚野真也
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