★2012シーズン始動!ニューカマー・レコメンド
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惜しい。本当に惜しい。何としても石原直樹を引き止めたかった。圧倒的なスピード、驚異的なジャンプ力を持ち、強靭な身体で競り合いに強く、キープ力もあり、献身的に守備もし、チームを活性化すると同時に相手を混乱に陥れる。大宮は彼を必要としていた。しかしおそらく今シーズンも、彼の役割はスーパーサブだっただろう。選手である以上、スタメン出場したいのは無理からぬこと。ぼんやりしているようで、実はめっぽう気の強い男である。
90分を通して戦うスタミナがなかったわけではない。むしろ持久力もチームトップレベルだった。スタメンで出れば90分間、労を惜しまず攻撃に守備に走り回り、試合が終わってもさほど息を切らすようにも見えない。ひいき目は承知の上で言わせてもらえば、間違いなく代表クラスの能力を持っている。実際、アジアカップの予備登録メンバーに名を連ねたこともあるのだ。
もちろん「そんなに良い選手だったら最初から使うべき」という批評も当然成り立つが、それは指揮官の考え方というほかはない。鈴木淳監督に「なぜ石原をスタメンで使わないのか?」という質問が浴びせられたのは1度や2度ではない。監督ももちろん彼の力を認めている。それどころか、「攻撃の切り札」と全幅の信頼さえ置いていた。ただ、「流れを変えられる選手だからこそ手元に置いおく」のが鈴木流だったということ。実際、途中出場してファーストタッチでゴールを決めたことも多く、2010シーズンには9ゴールを挙げている。
また、意外と使う場所が限定される選手だったようにも思う。スピードを買われてサイドで起用されることも多かったが、あまり良かった印象はない。抜群の跳躍力でハイボールに競り勝つが、ヘディングの技術はそれほど高くはない。また、ワントップではあまり生きず、2トップのほうが生きると思っているが、それが広島のチーム事情に合うかどうか。ただ、そうはいっても、佐藤寿人の控えでは、彼にとっても大宮を出て行った意味がない。
さらに心配なのは、あのおっとりとマイペースな性格で、広島のチームのノリになじめるかどうか…。正直、広島名物のゴールパフォーマンスをする石原直樹が、まったく想像できない。また、ファンサービスの面では無愛想というほどではないが、口が重いことがあるので期待しすぎないであげてほしい。去年から飼い始めた犬の話とかを振ると、笑顔でよくしゃべってくれるかもしれません。
以上
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2012シーズンキックオフ!
FUJI XEROX SUPER CUP 2012
3月3日(土)13:35キックオフ/国立
柏レイソル vs FC東京
※同日開催 NEXT GENERATION MATCH
10:40キックオフ
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
※チケット好評発売中詳細は【こちら】
2012.02.13 Reported by 芥川和久
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