★2012シーズン始動!ニューカマー・レコメンド
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昨季J1リーグ戦最少の25失点を記録した仙台と対戦した相手からは、何度となく「本当に固い」「崩しにくい」という言葉が聞かれた。それは組織的守備に対する賛辞でもあるわけだが、個の単位で「固い」と言われた選手も当然いる。そのうちのひとりが、2011シーズンを仙台の一員として戦い抜いた曹秉局(チョ ビョングク)だった。
韓国代表の経験を持つこのDFは、韓国・Kリーグでも活躍。2010年のクラブW杯では城南一和のメンバーとしてイタリアのインテルと戦い、エトーら強力攻撃陣と対戦した経験を持っている。
一対一での強さ、空中戦で競り合っても倒れない体幹の強さ、体格差のある相手との肉弾戦でも物怖じしない精神面の強さ…といった数々の「強さ」が際立つ選手だ。試合で鼻骨を骨折しても、フェイスガードをつけずに3日後のリーグ戦に出場したというエピソードも持つ。「あの頃は若かったものですから」と本人は笑っていたが、ベテランとなった今もそのメンタリティに変わりはないだろう。
そして「強さ」のみならず、簡単に振り切られない「速さ」や、落ち着いてゲームを進めるときには足下のパスを選択する「巧さ」、そして危険を察知する「賢さ」も持ち合わせている。仙台では鎌田次郎や角田誠らと堅陣を気づいたことが評価され、シーズン途中に韓国代表に返り咲きを果たした。「Jリーグで仙台の仲間と戦ったことが評価された結果で、本当に嬉しい」。チームとともにプレーの幅を広げてきた選手だ。
できることなら今季も仙台に残ってほしかった人材だが、曹は家庭のことなどを考えて、今季は仙台の敵として戦うことになった。堅守の仙台が昨季に1試合で3失点を喫した相手は2チームしかないのだが、そのうちのひとつである磐田に守備陣のひとりを引き抜かれるのは、仙台担当として悔しいところでもある。
だが、東日本大震災で苦しい中、チームに残ってともに1シーズンを戦い抜いてくれたことへの感謝を、仙台サポーターは忘れてはいない。曹がユアスタのピッチに磐田の一員として立つ時、どのような心境でスタジアムの仙台サポーターが迎えるのかは、まだ想像ができない。しかし、彼が新しい環境で新しいサポーターの下、彼らしく活躍することを心から願っている。
以上
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2012シーズンキックオフ!
FUJI XEROX SUPER CUP 2012
3月3日(土)13:35キックオフ/国立
柏レイソル vs FC東京
※同日開催 NEXT GENERATION MATCH
10:40キックオフ
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
※チケット好評発売中詳細は【こちら】
2012.02.04 Reported by 板垣晴朗
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