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【2012シーズン始動!】大宮:新体制発表記者会見(12.01.25)

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本日、NACK5スタジアムにて大宮アルディージャの新体制発表会見が行われました。会見での出席者のコメントは以下のとおりです。
大宮:2012シーズンシート受付中!
2012シーズンもスカパー!はJ1・J2リーグ戦を全試合放送!
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●鈴木茂社長:
「お集まりいただきましてありがとうございます。本来ですと昨日行う予定でしたが、積雪のため私の判断で本日に延期いたしました。選手については昨日から、NACK5スタジアム大宮の室内練習場にて練習を開始しております。

大宮アルディージャは昨年、『Ardija Vision 2020 未来を、ともに。』ということでスタートいたしました。今年はその2シーズン目として、『人に優しいクラブ運営』をテーマに掲げます。これは私に言わせればテーマではなく、臨む姿勢ですね。人を大事にしたクラブ運営をやっていきたいと。お集まりいただいているメディアの皆さま、そして当然にファン・サポーターの方、選手、私たちスタッフ、さらにホームタウンの方たちにどれだけ大事にした運営をしていこうかとか、優しくやっていこうかということを考えて今年はやっていきたい。クラブハウスと新しいグラウンドが来シーズン出来上がります。今年をホップだとすれば、来年がステップ、そのあとがジャンプとなるようやっていきたいと思いますので、今年がその礎となる大事な一年だと思っています。ですからクラブ運営についても、皆さんを大事にした、人間を大事にした運営をやっていきたい。具体的に言うと、たとえば挨拶、身だしなみ、言動、体から醸し出す雰囲気みたいなものまで含めて、皆様に納得していただける運営をやっていきたい。

クラブビジョンについては昨年説明しましたが、『地域の未来』『クラブの未来』『チームの未来』のうち、まず地域の未来からお話しさせていただきます。ホームタウン活動に関して、塚本泰史とアンバサダー契約いたしました。年間約100日、たとえば小学校に行ったり、サッカーを教えたりなど。彼の病気というのは、年間100〜150人くらいしか発生しない病気です。彼はリハビリし、2月の26日には東京マラソンに出る予定です。そしてリハビリを続け、いずれJリーグに復帰するかは別にしても、アルディージャとしては彼をバックアップするという意味合いを込めてアンバサダー契約を結びました。これでホームタウンの強化もしていきたい。

ホームタウン強化の2つ目としては、アウェイの歓迎。昨年ベガルタ仙台戦でも行いましたが、よくおいでいただきましたということで、アウェイの旗を街に掲げます。

3つ目は、プレシーズンマッチにおいて、北部指導者協の少年団36少年団の卒団式と入団式をやります。卒団された方については『未来カード』というものをプレゼントし、小学校卒業から二十歳までの間、500円で入場できます。二十歳になったらぜひうちのサポーターになっていただきたいということで、『絆カード』ということで発行する予定です。
またエルフェン狭山との連携強化もやります。既にリリースしておりますように、GMと監督を送り込んでおります。将来的には、私たちアルディージャが直接運営する形に持って行きたい。その時期は未定です。決めていないというか、エルフェンさんの25年間の歴史を大事にするということで考えています。アルディージャの40年の歴史と、エルフェンさんの25年の歴史をどう融和させていくか。もっと言えば、アルディージャは男子サッカー以外に女子サッカーの普及も考えており、その中どうやって融合させていくかということを考えて、いつの時点でそういう形にするかを検討していきます。

そして東日本大震災の復興支援活動の継続。義援金等については引き続きやっていき、今年新たにやろうとしているのは、ホームゲームの飲食売店に東北、青森、岩手、宮城、福島の物産を販売する。その食材を使ったものを皆様に提供します。ファン・サポーターにそれを食べていただくことで復興につなげる。そして向うの未来を担う少年少女が元気に頑張れるように、昔でいうレコード、MDだとかDVDとか図書だとか、こちらで使わなくなったようなものを皆様から集めて向こうに持って行きたい。

次にクラブ運営について。一つ目はISO14000の環境取り組み。私たちは2008年からエコクラブということでスタートしています。しかしこれは国際認定を受けたものではない。そこで今年、14000の取得ということで、『環境目標イレブン』ということで11の目標に取り組みます。スタジアムでの電気使用から、ホームタウン、地域清掃エコ活動など、これを達成に向けて取り組み、14000については2月中に国際認証を受ける予定です。

次はコンプライアンスの強化。一昨年の入場者数の水増し事件があり、今年の1月から特別倫理委員会を設けています。これは年4回の開催で円滑に運営しています。ただ、昨年は4件もの選手の交通事故があり、これはJ1の中で一番悪い数字。交通安全もしっかりやっていこうということで、コンプライアンスの順守に取り組んでいきます。

次は新クラブハウスの建設。今年1月5日に地鎮祭を行い着工し、11月の末には完成し、来年の1月には使用開始予定です。来年の新体制発表では皆さんにお披露目させていただきます。本社の事務所、志木にいるトップチームのスタッフもこちらに移します。志木のクラブハウスなど施設に関しては、アカデミーやエルフェン狭山の女子チームに使っていただこうと。もっと言えば、女子アカデミーもそういうところを使って、女子サッカーの振興に役立てます。

最後に『チームの未来』について。今シーズンのチーム目標については、去年は勝点50を目標とし、結果は42で13位でした。今年は『最低でも50点、それ以上』と目標を定めました。

強化のポイントについては後ほどGMからご説明します。補強については、新卒選手は取ることができませんでしたが、各クラブのレギュラー、ブラジルのサンパウロのボランチも含めてレベルの高い選手を獲ることができました。最低でも勝点50というと目標として低いように思われるかもしれませんが、昨年でいうと勝点50というのは6位相当です。私たちはそこを最低限に考えて、間違いなくそれ以上を目指します。カップ戦についても上を目指して頑張ります。この補強を考えますと、間違いなく目標を達成できるものと考えております。

なぜ鈴木淳監督を継続したかについてお話しします。去年でJ1で7シーズンで、監督は6人目です。最初に三浦俊也監督が2年、鈴木淳さんが実質2年。その2人で約4年やっておりますから、残りの3年で4人が変わったことになります。その監督を、言い方はおかしいですが比較しまして、総勝点を総試合数で割ると、勝点取得率が鈴木淳さんが一番多い。確かに去年は勝ち切れず、ホームゲームで2勝ということがありました。ただ、勝点の取得率もそうですが、シュート数、コーナーキック数、私たちのゴールキックの数の少なさとか、さらにファール数、レッドカードなどの数字を総合的に考えると鈴木淳監督が適任ということで、継続して指導させるということに決めました。

次はプレシーズンマッチ。昨年はさいたまシティカップということで浦和レッズさんとダービーマッチを行いましたが、今年はさいたまシティカップはございません。従いまして、2月25日(土)、14時キックオフで前日本代表監督の岡田さんが率いる杭州緑城と試合が決定しました。そのキックオフ前に、先ほど言いました、さいたま北部地区指導者協の36少年団2000名の方の入団式と卒団式を行う予定です。

以上、今シーズン1年、皆様のご支援をいただきたいと思います」


●岡本武行GM:
「私からはチーム編成と補強についてお話しします。まず今シーズンのチーム編成について、勝点50を目指すにあたり、大幅に選手を入れ替えるのではなく、現在在籍している選手を中心にチーム力をキープすることを考えました。残念ながら石原(直樹)選手は移籍しましたが、他の何名かの移籍を考えた選手は、残って一緒に戦ってくれることとなりました。

補強については、選手のタイプと年齢バランスを勘案して行いました。ストライカーのところではボックス内でポストプレーのできる長谷川選手を獲得し、トップ下もできる市川選手が戻ってきます。中盤ではドリブル突破ができ運動量もあるチョ ヨンチョル選手とカルリーニョス。ディフェンスではビルドアップ能力に長ける下平選手、昨年の課題であったセットプレーからの得点の少なさを勘案して菊地選手を獲得することができました。全体的に今いる選手とは違ったアクセントをつけられる選手を獲得することができたと思います。新卒選手については何名かアプローチしましたが獲得できませんでした。目標の勝点50以上を達成するために、安定した守備を構築して、攻撃ではシュートチャンスを多く作り、セットプレーも含めいろいろなポジションから得点を取るチームを作ることが必要と考えております」

●鈴木淳監督:
「今シーズンについては目標は勝点50以上ということで、最善の努力をして目標を達成したい。昨年はこのNACK5スタジアム大宮で思うような成績を挙げられなかったので、ぜひホームゲームをたくさんの勝利で終えて、来てくれるファン・サポーターに喜んでもらえるゲームをしたい。我々大宮アルディージャのクラブの理念、Jリーグの理念でもある『地域とのつながり』を考えると、このNACK5スタジアム大宮で良いサッカーをして、それを見て感動していただいて、地域が元気になる、そういったことをやれれば良いなと思っています。皆様に喜んでいただけるような良いゲームを、ここで一つでも多くできれば良いと思います。
現場のやり方、目指すサッカーについては昨年同様、しっかりボールをつないで攻撃的なゲームをやりたい。新加入の選手が、昨年不安だったポジション、強化しなければいけないポジションをGMや社長と相談して補強できたので、ファン・サポーターの皆さんに喜んでいただけるサッカーができると思います。
昨日から練習が始まって、選手も非常に良い表情で戻ってきた。新加入の選手も新しい環境でまた一つ大きくなってチームに貢献したいという顔つきで来たので、そこは非常に安心しました。この後グアムキャンプではフィジカルコンディションを戻す、あるいは向上させることに主眼を置き、トレーニングゲームは行わない予定です。その後の宮崎キャンプではトレーニングゲームをしてコンビネーションを図っていきたい。
いずれにしても良いシーズンが迎えられそうなので、チーム一丸となって良いゲーム、良い結果を残したい」


●菊地光将選手:
「僕は埼玉県出身なので、今と名前は違いますがNACK5スタジアム大宮でずっと試合させてもらっていました。今からNACK5スタジアム大宮でプレーできるのが楽しみだし、大宮アルディージャという地元の素晴らしいクラブに加入できたことを本当にうれしく思っています。チームの目標のために、自分の強みである対人プレーやヘディングといったプレーを最大限に発揮して、勝利のために貢献できるように頑張りたい」

●チョ ヨンチョル選手:
「すごく悩んで決めた移籍なので、大事な年にしたいし、新しいチームで結果を残してこれからも良い成績を残せるように頑張りたい。僕の特徴を生かして、サイドを崩して攻撃したり、ゴールやアシストにからむプレーをして、サポーターの皆さんに愛されるように頑張りたいと思います」

●下平 匠選手:
「ガンバでずっと育ったんですけど、今回は新しいチャレンジということで、大宮アルディージャさんに声をかけていただき、移籍を決断しました。自分の特徴は左足のキックだったり、つなぎだったりなので、アルディージャの中でそういう特徴を出して、チームの目標達成のためにしっかり頑張りたいと思います」

●市川雅彦選手:
「1年ぶりに大宮アルディージャに戻ってこれて、素直にうれしく思っています。アルディージャのために今年1年、日々努力して頑張っていこうと思っていますので、応援よろしくお願いします」

●長谷川 悠選手
「まず、このチームにこれたことを幸せに思います。自分の力がチームに少しでも多く貢献できるように、FWなので一つでも多くのゴールに絡めるように頑張っていきたいと思います」

●石井智幸ヘッドコーチ:
「ジュビロ磐田から来ました石井です。監督・選手をしっかりサポートして、チームの目標をしっかり達成できるように頑張ります」

●白井淳GKコーチ:
「アルビレックス新潟から来ました白井です。GKコーチです。大宮には3年ぶりの復帰になります。新潟での良い経験を元に、鈴木監督を全力でサポートしてチームの目標のために頑張りたいと思います」

〜質疑応答〜

Q:移籍加入の長谷川選手、菊地選手、チョ ヨンチョル選手、下川選手に。対戦相手だった時の大宮の印象を聞かせてください。

長谷川「僕自身、去年は山形で少し苦しいシーズンだったので、相手のことを考える余裕もなかったので、イメージは思い浮かばないです。ただこのスタジアムでやる時は、相手ながら、すごく良い雰囲気でサッカーをやれているなと思っていました。そういう印象です」

菊地「しっかりしたブロック守備から、攻撃陣が豊富にそろっているので、そういう個性を生かしたカウンターだったりが怖いチームだなと思っていました」

チョ「去年と一昨年、李 天秀さんと金 英權選手がいたので興味を持って見ていました。スタジアムの雰囲気もすごく良くて、淳さんが監督になってからもすごく興味を持って試合を見ていました。すごい良いサッカーをしていたし、メンバー的にも知り合いが結構いたので、楽しみができるチームでした」

下平「まずスタジアムが素晴らしいということと、攻守の切り替えが速かった。サイドバックをやっていると、前線からプレッシャーをかけられて、すごく嫌な印象を持っていました」

Q:全選手に、今シーズンの個人としての目標を聞かせてください。

長谷川「まずはレギュラーでしっかりポジションを取ることが大事なので、そこを目標にしっかり頑張っていきたい」

市川「去年はゴールに貪欲になることを自分なりに学んだので、今年はFWでもサイドハーフでも、取れるところは体を張ってでも点を取りにいきたい」

菊地「僕は守備の選手なので、体を張って自分のプレーをするということと、セットプレーで点を取りたいです」

チョ「一昨年は11点取って、去年はケガで2桁取れなかったので、今年はシーズン前から良い準備をして2桁取りたい」

下平「まずは試合にしっかり出れるように良い準備をして、キャンプから頑張っていって、ゴールやアシストという結果を残したい」

●石井コーチにお伺いします。磐田でずっとやってこられて、磐田の顔の一人だという印象ですが、大宮に来るという決断をした理由と、大宮はこれからどう変わっていきますか?

「磐田は契約満了で、一つには居場所がないということで。大宮は、今の磐田と同じでもう1ランク上がるためには、今までやってきたことをそのまま水漏れがないように続けていくことだけだと思います」

●プレシーズンマッチが杭州緑城に決まった経緯は?
鈴木社長「シーズン前に皆さんにしっかりしたチームをお披露目したいという考えを持っていました。さいたま市役所主催の『さいたまシティカップ』に協力してという形も考えられましたが、昨年の12月にプレシーズンマッチは厳しいという話がさいたま市役所からありました。それで独自でプレシーズンマッチをやろうと。国内のチームで調整していましたが、日本のチームとは難しいということになり、そのとき岡田さんの方から、『ちょうど日本に来ているので、日本のトップリーグのチームと試合をしたい』という要望が岡本GMのところにあったので、それならばトレーニングマッチではなくプレシーズンマッチとしてやろうということで、快く了解していただきました」

●鈴木監督には、プレシーズンマッチにどんな内容期待しますか?
「対戦相手がどこかということは私にとってそんなに問題ではないです。ただクラブにとっては、非常に話題性のある中国という市場の中で、選手も中国にブラジルやアルゼンチンの有名な選手が集まりつつある中国リーグのチームとやれるというのは、一つの大きな意義がある。これはインターナショナルマッチなので、そういった意味でもクラブとしては一つの財産になると思います。ただ監督の立場では、対戦相手がどこだから頑張る、頑張らないということはまったくないので、2週間後に開幕戦のFC東京戦を見すえた上でのゲームになるということを分かっていただければ。メンバー的に試したいところはしっかり試さなければならないし、内容についてもある程度、2週間後を見すえながらの内容をやっていかなければならないのかなと。昨シーズンはさいたまシティカップで浦和と非常に良いゲームをして、開幕戦も良い形で迎えることができましたので、同様に内容も結果も伴っていけば非常に明るい材料になると思います。ただ私にとっては、一つのテストマッチであるということは変わらないということです」

●各選手に、どんなプレーで大宮に貢献したいか、自分の武器を教えてください。
長谷川「僕は背がデカいですが、足元にボールを収めてのプレーが特徴だと思うので、それをチームのために生かしたい。また、もちろんこの背なので、クロスからゴールを取れるようにプレーをしたいと思います」

市川「ゴール前でのボールをもらって反転してシュートや、細かいところでのゴールへ向かうプレーが得意なので、そこを見てほしいです」

菊地「対人プレーやヘディングといった自分の強みを最大限に発揮していきたい」

チョ「スピードを使ってサイドを突破したり、僕が走ったスペースを他の選手が使ったりできるように、どんどんアグレッシブにプレーします。できたらシュートかクロスまで、フィニッシュするプレーをしたいです」

下平「低い位置からのパスでの組み立てや、サイドの選手とのコンビネーションでサイドを崩したり、あとはクロスでアシストが去年はそんなに多くなかったので、今年はもっと増やしたいです」

以上
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