本日、大分市内にて大分トリニータの新体制発表記者会見が行われました。会見での青野社長、田坂監督、柳田強化育成部長、各選手のコメントは以下のとおりです。
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●青野浩志社長
「昨年の戦力をベースにしつつ、新しい戦力を確保することができました。ひと回りもふた回りも大きくなった姿を、サポーターや大分県民にお見せできると思っています。そして、個人的にも期待しています。今季はプレーオフ進出圏内の6位を目指しますが、それが最終目標ではなくJ1昇格が目標です。選手は失敗を恐れず、果敢に挑戦し、ひたむきにピッチを走るサッカーを見せてくれるはずです。田坂監督のもとコーチ、選手が一枚岩になって新たな挑戦をしていきたいと思っています。
こうした思いを込めまして、今季のスローガンを「挑戦×頂戦」としました。目標に向かって挑む「挑戦」と、すべての面で自己の限界「頂」に挑戦してほしいという思いを込めました。J1昇格の頂きを目指して戦いたいと思います。そして、我々フロントは財政面で高いハードルがありますが、それに挑戦していこうと思っています。監督、選手、フロントがそれぞれの立場で挑戦し、新しい歴史を我々の手で切り拓いていきます。本日から戦うトリニータ第2幕がはじまります。
県民の皆さまにはご協力、ご声援を頂きたいと思っています。よろしくお願いします」
Q:先ほどフロントとして財政面での高いハードルとありましたが、Jリーグへの3億円の返済などと思います。これに対してのフロントとしての方針を教えてください。
「フロントや社員も、シーズンチケットの販売促進やスポンサー営業も含めてスローガンのように挑戦します。今年は田坂監督の2年目に対する期待を感じているサポーターやファンが多いようです。シーズンパスの売れ行きがよく、今季の期待感が高まっています。常に観客動員数1万2000人を確保したいと考えています。そのためにはクラブだけでなく、県内の関係各位の皆さんと協議しながら進めたいと思っています」
●田坂和昭監督
「冒頭の社長の挨拶と重複するところがありますので割愛させて頂きますが、今年の目標はズバリ昇格です。私はそれしか考えていません。そのために新しい戦力を招聘しました。元日の天皇杯の決勝を見てもらって分かったと思いますが、J2のレベルが毎年上がっています。試合の内容も選手の質も上がっています。そういう意味で、今年もタフな戦いになると予想されます。今年はオリンピックがあり、プレーオフもありますし、日程的な問題で大変だと思いますが、大分トリニータ一丸となって全身全霊をかけて目標に向かっていきたいと思います」
Q:今回の補強についての満足度は?
「理想に近い補強をしてもらったので80、90点ぐらいです。スペシャルな選手はいませんがユーティリティ性はあります。可能性を秘めた選手が多く、年齢的にもバランスよく補強できたと思います」
Q:始動が早いですがこの狙いは? また、どのようにチーム作りをしたいですか?
「昨年は開幕まで6週間で準備をしましたが、それでも足りないところ、補わなければならないところがありました。今年はチームの戦術をじっくり浸透させるために開幕まで8週間とりました。走るという部分は今季もこだわりたいと思います」
●柳田伸明強化育成部長
「今年1年、またお世話になります。私の方からは選手の紹介をさせてもらいます。
村井慎二選手 昨年チームに足りなかった経験を個で補う才能豊かな選手です。チームとして柱として期待しています。
石神直哉選手 セレッソ大阪時代にはJ1昇格に貢献しました。豊富な運動量を武器に左サイドのスペシャリストとして期待しています。
木島悠選手 得点感覚に優れた選手です。今季は出場機会を求めて移籍してきました。
野口直人選手 攻守にハードワークができる選手です。
夛田凌輔選手 スピードがあり、技術も高く両サイドでプレーできる器用な選手です。
キム・チャンフン選手 打点の高いヘッドと高い身体能力が落ち味です。足元のプレーも上手く、即戦力として期待しています。
上福元直人選手 昨年より強化指定選手としてチームに加わりましたが、今季は正式にチームに加わりました。スピードとアジリティが武器で将来性のある選手です。
若狭大志選手 身体能力の高さ、フィードの精度が武器。ボランチやCBとして期待しています。
キム・ジョンヒョン選手 各世代の韓国代表に選出され、J1の他のクラブも獲得に乗り出した逸材です。大柄であるが技術があり、高卒ですがボランチとして即戦力として期待しています。
為田大貴選手 高校2年からトップチームに加わっています。プロ1年目ですが、在籍は3年目。レギュラーを目指して頑張ってもらいたいです。
後藤優介選手 ユース時代はプリンスリーグで得点王にもなった選手です。持ち前のスピードを武器に、ゴール前で危険な選手になってほしいです。
私からは以上です」
Q:今季の強化方針やポイントは。
「昨年はJで一番若いチームで戦いましたが、リーグ戦では若さを武器に大きな前進ができたと思っています。勢いに乗ったいい試合ができることもありましたが、アウェイの鳥栖戦のようにネガティブになった部分もあり、経験のなさから終了間際で逆転された試合もありました。今季は昨年の若いチームをベースに、代表での経験のある選手やJ2からJ1に上がった経験を持つ選手を加えました」
Q:昨年に比べ大所帯となる29人体制となった理由は?
「昨年は25人でしたがけが人が多く、練習ができなかった時期もありました。今季はけが人がすでに2人、井上選手、松原選手が2月にしか戻れない状況なので、多くのメンバーを抱えることにしました。若くて伸びしろのある選手を育成していくのが我々のコンセプトなんで若い選手を多く加えました」
●村井慎二選手
「大分トリニータで11番をつけることになりました。自分自身11番をつけたのは一度だけありまして、その年は凄く調子が良く、縁起のいい番号です。チームスローガンに挑戦とありますが、自分自身も挑戦する気持ちを持ってチームがJ1に戻れるように頑張りたいと思います」
Q:チームにどのように貢献したいですか。
「中盤ならどこでもプレーできるので、スピードコントロールして、緩急をつけてリズムをつくりたいです。サッカー以外では、口べたなので多くのことは語れませんが、若い選手に少しずつ話しかけて、自分の経験したことを話したいと思います」
●石神直哉選手
「目標は1年通して試合に出ることと、J1昇格。長いシーズンで上手くいかないときもあると思いますが、チーム全体で協力して乗り越え、J1復帰したいです」
●木島悠選手
「九州は初めてですが、早くチームに慣れ、持ち味を生かして勝利に貢献したいです」
●野口直人選手
「大分の一員になれたことを嬉しく思います。ユーティリティ性が武器なんで、与えられたポジションで頑張りたいです」
●夛田凌輔選手
「しっかり自分の良さをアピールして、1試合でも多く試合に出てチームに貢献したいです」
●キム・チャンフン選手
「まずこのチームで頑張って、J1昇格に貢献したいです」
●上福元直人選手
「この度、正式に加入し嬉しく思います。今年1年、昇格という目標に向かって自分自身がどれだけチームに貢献できるか挑戦したいです」
●若狭大志選手
「新卒ですが練習や練習外でもチームに貢献したいです」
●キム・ジョンヒョン選手
「まだ不足している部分はありますが、頑張ってチームのJ1昇格に役立ちたいです」
●為田大貴選手
「昨年までは2種登録でしたが、今季からプロとして新たな気持ちでプレーするので、よろしくお願いします」
●後藤優介選手
「チームに貢献できるよう一生懸命さを忘れずチームに貢献したいです」
以上
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■FUJI XEROX SUPER CUP 2012
2012年3月3日(土) 13:35キックオフ/国立
柏レイソルvsFC東京
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