12月21日（水） 第91回天皇杯 4回戦
名古屋 3 - 3（PK 9 - 8）柏　（19:00／瑞穂陸／5,618人）
得点者：42' レアンドロドミンゲス（柏）、66' 工藤壮人（柏）、77' 永井謙佑（名古屋）、88' 増川隆洋（名古屋）、96' 永井謙佑（名古屋）、115' レアンドロドミンゲス（柏）
★第91回天皇杯特集
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●ストイコビッチ監督（名古屋）：
「今日は我々の重要な目的である次のラウンドへ進むことが達成でき、とても嬉しく思います。選手たちのパフォーマンス、戦う気持ちにも満足しています。メンタル的にも強く、ファイティングスピリットが良く出せていた試合だったと思います」

Q：後半から入った永井選手はどんなイメージで入れたのですか？

(「あなたはどう思う？」と監督が聞くと、質問の記者から「攻撃を活性化させたかったからですか？」と答え)

「その通りです。そこまで分かっていれば答える必要はないんじゃないでしょうか？(笑)。あれは重要な交代と言えます。永井を入れて良い方向に回るようになりました。前半は相手に対し危険なプレーができていませんでしたし、得点する機会もなかなか作れませんでした。0-1で負けていましたので、攻撃力を増すために彼を投入しました。今日の試合はワクワクするような内容だったと思います。両チーム合わせて6ゴールが入りましたし、Ｊリーグのチャンピオンチームで、フルメンバーの柏に対し、我々はそうではありませんでした。そういう部分で選手たちを称えたいと思いますし、心の底から戦う勇気を見せてくれたことを評価したいと思います」

Q：PKの選手は何人まで考えていたのでしょうか？
「最初に5人決めました。その後は選手を見て決めました。途中、ダニルソンがボールを蹴れるようなコンディションではなかったので、そこは増川に変えました。それでも最後、ダニルソンは勇気を出して蹴ってくれました」

Q：楢崎選手のキックについてはいかがでしたか？
「パーフェクトでした」

Q：前半は、試合感が無く、ミスも多かったと思いますが？
「前半を振り返ると、確かにパスミスが多かったと思います。金崎をトップに据えましたが、本来、ウイングのプレーヤーなので、あまり上手くいかなくて、後半に何かを変えないといけない状況になりましたし、ゴールからも遠かったので、得点を入れるため永井を投入しました。前半の最後の失点はプレゼントのようなものでした。増川に当たったボールがこぼれたところを入れられてしまいました。それでも我々としては忍耐強く最後まで“ネバーギブアップ”の精神で臨みましたし、0-2からでもしっかりと“逆転できるんだ”という気持ちで臨みました。それから3-2にできました。そういう意味で、選手達のメンタル的な強さ、最後まで勇気を持って戦う気持ちには誇りを持っています。

今日はタフなゲームでした。皆さん、忘れないで下さい。Ｊリーグのチャンピオンと今日は戦ったということです。クオリティの高い選手も揃っています。簡単な試合ではありませんでした。我々がその相手に、阿部・闘莉王・ケネディ無しで、ここまでできたことは嬉しいことです。今日のこの勝利には二倍の価値があると思います」

以上