12月14日（水） TOYOTAプレゼンツ FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2011
柏 1 - 3 サントス　（19:30／豊田ス／29,173人）
得点者：19'ネイマール(サントス)、24'ボルジェス(サントス)、54'酒井宏樹 (柏)、63'ダニーロ(サントス)
----------
●ムリシー ラマーリョ監督（サントス）：
Q:サントスのポゼッションより柏が上回りました。よくボールも失いました。バルセロナもポゼッションの強いチームです。何を修正すべきでしょうか。
「我々のポゼッションは良くなかった。しかしそれが結果を決めるものではない。バルセロナのポゼッションの力は高い。バルセロナを上回ることはできない。有効な攻撃ができるかが重要です」

Q:大変な試合でした。後半の終盤は苦労したと思います。しかし柏がチャンスをつかめなかった。これは幸運ですか。
「幸運とは言いません。我々はフィニッシュの能力が高かった。サッカーとはこういうこと。能力の差が結果の差になる」

Q:後半は、左サイドでプレーをしていたネイマールを中央に置いて、柏の右サイドがフリーになりました。日本の４番の選手（酒井）がそれで上がれるようになりましたが、そのケアはどう考えていましたか。
「ネイマールはＦＷの選手。フリーでプレーし、好きなポジションを取る。柏の右サイドバックにはボランチがマークするはずだったが、その状況でも酒井は攻撃に盛んに参加した。ネイマールは酒井をマークすることが仕事ではない」

Q:柏が多くのチャンスを外したことにがっかりしましたか。柏をどう思いますか。また、ネイマールのプレーはどう思いましたか。
「良いチームだと思う。戦術の整ったチームで、Ｊリーグのタイトルを獲れたのは偶然ではない。ネイマールは試合を決めてしまうスペクタクルな選手です。ブラジルでも今日のような活躍を見せている」

Q:柏のパフォーマンスで一番驚いたこと。予想外のことがあったら教えてほしい。
「前の２つの試合を見た。モンテレイ戦はクオリティの高さを証明していた。何の驚きもない」

Q:今日の勝利はサントスの最も良い部分、ネイマール、ガンソの良さが出ました。心配事は守備です。左サイドの守備が悪く、柏の酒井がフリーでプレーしていました。
「ブラジルでは守備を重視すると批判され、攻撃を重視すると守備が疎かだと言われる。我々はやることをしっかりやるだけです」

Q:ドゥルバルとエラーノは良い出来ではなかった。怪我がありましたか。
「何もない。エラーノは状態がよくなくて今回復中です。ドゥルバルは少し問題があって代えた。柏の右サイドの攻撃が強く、酒井が上がってきたからだ。エラーノは次も出る」

Q:３つのシュートは全てコースギリギリのところに決まりましたが、監督は驚いたでしょうか。それともあれは普通でしょうか。
「実際はそんなに驚いてはいない。ネイマール、ボルジェスはああいうのはよく決めている。ダニーロもフリーキックの練習を積んでいる。ああいうゴールを決める選手です」

Q:酒井の名が多く出ています。サントスがスカウトしましたが、ヨーロッパやブラジルでもプレーできる実力があると思いますか。
「若い選手で、Ｊ１でのプレーは１年目だと聞いている。いろんなことを吸収して、将来は花咲く選手だと思う」

Q:今日は柏がゴールチャンスを多く作りました。守備面での教訓はありますか。
「今日の守備システムはうまくいかなかった。次のバルセロナは柏よりレベルが上。今日の守備をやっていてはバルセロナに勝てないことを理解している」

以上