12月14日（水）
TOYOTAプレゼンツ FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2011
柏 vs サントス（19:30KICK OFF/豊田ス）
TV放送：日本テレビ系にて19:00〜生中継
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Ｑ：ネイマール対策は考えていますか。
「ネイマールは世界でも素晴らしい選手。当然、警戒している。だがそれはネイマール１人ではなく、サントスというチームに対してです」

Ｑ：ネイマールを最高の選手だと思っていますか。
「マーケティングはブラジル国内だけではなく、国外からも声が挙がっている。彼にはものすごい可能性がある。世界一になれる可能性があると思っています」

Ｑ：公式ボールがリーグ戦と異なりますが、それは気になりませんか。
「大会に入るまでのリーグ戦でやっていたボールとは違いますが、そのボールで２日間練習もしました。それで違うとは実感しましたが、プレーした選手からはクレームは出ていません」

Ｑ：監督がサントスを知っていて、もたらすメリットはどういうものでしょうか。
「もちろんサントスの戦術、状態、個人の才能は理解しています。自分たちの仕事をきっちりとしないとやられてしまうでしょう。我々は２回試合をやって、オークランド戦よりもモンテレイ戦の方が内容は良かった。次はもっと良くなると思います」

Ｑ：７０年代と今を比較してほしい。また、ラマーリョとの関係はどうでしょうか。
「今と昔、７０年代は比較できません。今のようにマーケティングがしっかりしていない時代だったので、比較はしにくいです。あの当時は重要な時期でした。サントスもあの時期に成長し、そこから新しい才能が出て勝ちを重ねてベースを作ってくれました。ムリシーとの友情は４０年間続いています。サンパウロ時代には６年間一緒にプレーをしました。彼をリスペクトしています。監督として、プロフェッショナルとして、リスペクトしています」

Ｑ：中２日と準備期間があまりなかったが、選手にはどういう言葉を掛けているんでしょうか。
「試合が終わって疲れているが、それは疲労ではありません。今年もリーグ戦では中３日で試合をこなしたこともありました。選手はそのペースに慣れています。昨日は回復に使いました。グラウンド外でも回復のためにやりたい。選手の状態はモチベーションが高く、雰囲気が素晴らしい。今日は軽く汗をかいて、この状態では負荷はかけられませんから。４８時間の間、スタメンを継続させたので、今は回復している途中だから気を使っています」

Ｑ：ネイマールをマークしなければならないと思いますが、ネイマール以外の選手にもマークした方が良いのではないでしょうか。
「ネイマールはサッカー界のスター。でも他にもエラーノ、ガンソ、ボルジェス…。若手もいる。ＧＫも良い。分析するとすごいチームです。スターはネイマールですが、中盤から前は良い選手ばかりです。日本のサッカーでの経験を生かして、私は相手の話を選手にする時、前もっては言いません。今日やっとサントスのビデオを見せて、どうするか話をします」

Ｑ：ブラジルではラマーリョ監督とネルシーニョ監督は性格が逆だと言われていますが。また、これまでの両者の対戦は。
「彼は確かに性格が強いキャラだが、それで監督として成功しています。私とムリシーの対決は、どっちが勝っているかは分かりません。対決自体が少なかったので。互いにサントスとサンパウロを率い、決勝で対戦したことはあります」

Ｑ：監督のキャリアでサントス戦は最も重要な試合でしょうか。この試合に勝ったら、クラブに残りたいというきっかけになりますか。
「自分にとって、この試合は重要です。大事なタイトルのチャンスです。こういうサントスやバルセロナのような優勝候補と同じレベルで戦えることはなかなかない。プロキャリアで大事な試合かもしれない。しかし勝ったから、負けたからではなく、私がここに来てから残した結果に価値があるかどうかが判断される。私はこの２年間、勝ち続けてきました。周りの人間は私の仕事を高く評価してくれています」

Ｑ：サントスに特別な感情はありますか。
「自分が過ごした時期もあるクラブ、愛おしいと思っています。それをグラウンドに持っていかずに、ベストを尽くして仕事をします。サントスには感謝していますが、今はそういうことは言ってられません」

Ｑ：ブラジルでも日本でも監督をやっていますが、その違いは。
「ブラジルでは結果が出ていないと解雇されますが、それは日本でも同じです。違いは日本では計画があって、チームとしてのプランで監督を選び、契約は守られます。契約破棄は想定外の時だけです。ブラジルでは優勝した監督でも３試合負けたら解雇されてしまいます。ブラジルでは選手が入れ替わったり、サポーターから文句を言われたり、プレッシャーがすごい。周りはそれでも結果を出せと言うので、それはかなりのストレスになります」

以上