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【J2:第37節 愛媛 vs 草津】バルバリッチ監督(愛媛)記者会見コメント(11.11.27)

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11月27日(日) 2011 J2リーグ戦 第37節
愛媛 1 - 2 草津 (13:04/ニンスタ/3,963人)
得点者:14' 杉本裕之(草津)、86' リンコン(草津)、90'+4 石井謙伍(愛媛)
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●バルバリッチ監督(愛媛):

「それほど内容のある試合ではなかった。草津は非常に規律のあるプレーをしていた。特に守備のブロックをうまく敷いていた。それに対して我々はボールの循環を早くして、そこに穴を開けなければならなかったが、前線の選手の足が止まり、機動力がなかったこともあって、サイドや中央から崩すことができなかった。それに加えてポゼッションで簡単にボールを失い、失った後の反応も足が動いていなくて強い切り替えができなかった。我々の選手たちは頑張れるだけの頑張りを見せたが、アイデアをともなった努力ではなく、相手の守備ラインの間で受けることもできず、裏も取れず、相手の守備ブロックが整った中からカウンターを受けて2失点をしてしまい、負けるべくして負けた試合だと思う」

Q:守備の時には最終ラインが3枚から4枚になるが、失点のところで連係はどうだったか?
「スライドが遅かったのは特に1点目だった。右サイド渡邊、東のところの絞りが遅かった。この試合だけでなく恒常的な問題として、まっすぐ入ってくるボールに対してはそれほどポジションを変えずにシンプルにクリアできるが、動きの中でクリアしなければならない部分、サイドからクロスが入った時、自分のポジションを変えなければならない時にいつも問題がある。加えて、セカンドボールに対する反応が遅く、誰かがやってくれるだろうというところがあることがずっと続いている。なぜこうなるかというと、例えばサイドを突破される時に自分の周りが見えていなくて、ボールだけを見ているのでリアクションが遅くなってセカンドボールへの対応が遅く、サイドからのクロスが上がった時に問題が起こってしまう。
もちろん、この敗戦の原因は守備だけでなく前線の選手にも問題がある。前線の選手に動きがなく、ラインを高く取ってくるなら裏を取らないといけないし、中盤にスペースがあればそこで受けて振り向く、あるいは落としてそこからサイドへという狙いがあったが、前の選手の動きがなく、それができなかった。齋藤はシーズンの前半は上手くいったが、怪我や若い選手なので波があって、これまで1年を通して継続して出ていなかったこともあるので、最近の彼のパフォーマンスも好ましいものではなかった。彼の特長としてはスペースに開いてそこでボールをもらって、そこからゴール前に突破を図る、それは他の選手が持っていない素晴らしいものがあるが、最終ラインと2列目の間に入ってボールを受ける、それから次というのがなかなかなくて、そのあたりの弱点が見えていた。このチームは攻撃で彼頼みになるところがあるので、彼の調子がよくないと攻撃にリズムが出ないところがある。結論としては、ボールをもっと早く動かさないといけないが循環を早くできず、前の選手の機動力、もっと強く動かないといけないところで動けず、ラインとラインの間で受けて周りの選手が上がる時間も作れなかった。頑張ったがこういう結果に終わってしまった」

Q:シーズン前半はいい時もあり、後半は苦しいシーズンになったが振り返って。
「どんな時もポジティブにとらえないといけないが、今季の成績はよくないものだった。前半は3位になったこともあったし内容があるところもあったが、その時は齋藤に頼り過ぎたところもあった。シーズン序盤の、成績がついてきていた時期の後は勝てない時期が続いた。齋藤の調子が落ちたり中盤の簡単なミスから失点をして、その何割かは個人の初歩的なミスでもあった。また、成長した選手もいるが全く進歩できなかった選手もいる。シーズンも終わるのでよかったところ、悪かったところを分析して来シーズンに備えたい。シーズンを通してわかったことは、軸になる選手、例えば5〜6人の選手を補強する必要がある。我々の選手はシーズンを通して最大限の努力をしたし、やる気や練習、サッカーに対するひたむきな態度は問題ない。
ただ、先にも言ったようにチームをここでリフレッシュさせる必要がある。振り返ると個々のミス、中盤や最終ラインで致命的なミスをして失点するパターンが多く、中盤と最終ラインに安定さや安全さに欠けたチームだった。そこは選手をリフレッシュして安定感や安全性をチームに与える選手を補強しなければならない。局面においていいプレーをしていた時もあったが、中盤や最終ラインで不用意なミスをすると、いいプレーをしてもリズムも崩れる。元に戻してくれて、軸になる規範になる選手がいなかったので、そういうところを補強しなければならない。
この段階でシーズンは終わるが、選手の選択をしなければならなくなって契約満了や引退する選手も出てしまう。その中にはこのクラブにとって今まで大きな貢献をした選手もいるし、そこに感傷的なものが芽生えるが、サッカーはそういうもので仕方がなく、やはり現実的に前を向いていかないといけない。人生は続き、時間は流れるので、新たな出発だと思って来年も頑張らなければならない。愛媛県、松山市など我々を支えてくれている地域には大きな可能性があると思う。地域とクラブ、サポーターが一緒になって事に当たれば大きなことも成し遂げられる。クラブの組織もまだまだ小さく、大目標である昇格も真剣に論じることはできないかもしれないが、最低限、J2の平均レベルのクラブになれれば、そこから本当にクラブとしてチームが進歩できて昇格の話も真剣にできると思う。また、チームをより強化する自信も自分にはある」

以上
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