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【J2:第37節 北九州 vs 東京V】プレビュー:ホーム最終戦は5位と6位の直接対決。『本城の一体感』を武器に、北九州はアウェイ戦の雪辱を誓う。(11.11.27)

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11月27日(日)J2 第37節 北九州 vs 東京V(16:30KICK OFF/本城チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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今シーズンはあっという間だった――。そういう言葉を何度聞いただろうか。最底辺から再スタートしたはずの北九州が見せた快進撃。雨にも負けず、風にも負けず、そしてようやく晴れた日にも負けず、時の流れを忘れさせられるほどの北九州劇場が繰り広げられてきた。気づけば、ホーム最終戦である。もっと観ていたいという気持ちが少なからずあるが、その高ぶりをもっともっと高めてくれるような試合を期待したい。

ホーム最終戦の相手は東京V。5位北九州と6位東京Vの直接対決という構図だ。東京Vといえば、もう触れる必要はないとは思うが北九州がJ2昇格後の初勝利を挙げた相手。そしてそれ以降の2試合、いずれも大量失点を喫してしまっている相手である。5月の前回対戦でも0−4で東京Vが圧勝した。「アウェイ戦では自分は後半から出たが4失点に絡んでしまった。ミスを取り返したい」とは東京Vから移籍の福井諒司。今シーズンの大きな忘れ物といってもいい『失った点』を取り戻す試合にしたい。

ただ東京Vの攻撃力は依然健在だ。前回対戦では平繁龍一のハットトリックがすべてを持って行ったゲームだったが、今の東京VはFW巻誠一郎が得点源となっている。
巻が相手にとって厄介な相手であることは言うまでもない。しかし、高い技術を誇る前線が潰されたとしても東京Vの攻撃力のすべては封じられない。小林祐希らボランチからのビルドアップ、両サイドに渡ったあとのスピードを持った攻撃でテンポ良く攻めていく。北九州としては前線に渡る前につかまえなければ振り回されることになる。

今節も東京Vが主導権を握るゲームになりそうだが、北九州に勝機を見出すならば、その早めのアプローチがポイントとなるかもしれない。相手のミスを誘い出してのカウンター。東京Vの土屋征夫を中軸とするディフェンスは堅牢ではあるものの、長めのボールで裏を突いていく動きにはもろさもある。背後を狙って速攻を仕掛けられれば、前節・鳥栖戦のように北九州が少ないチャンスをものにできる可能性は高まる。

しかし・・・。北九州は今節、まさにFWを裏へ飛び出させるクロスでゴールアシストしている右サイドバックの関光博が出場停止。MF木村祐志は「誰が入るかは分からないがしっかりコミュニケーションを取っていく」と話しているが、痛手であることに変わりない。
もっとも、北九州は、出られない選手はカウントしないという三浦泰年監督らしく、出場停止を逆手にとってここにアクセントを加えようとしている。攻守にわたってカギになるポジションでありプレビュー段階でそのアクセントについて触れることは避けるが、誰が入っても、そしてどうそのポジションを生かしても、北九州の奥行きを垣間見ることになるだろう。

ホーム最終戦は本城のサポーターに集大成を見せる試合でもあり、新しい北九州を見せる試合にもなる。「今シーズンやってきた中での、いいときの自分たちのサッカーを出したい」と三浦監督。試合にはあくまでも「平常心」で入るとしているが、アウェイ戦を取り返したいという選手たちのモチベーションは高く、否が応でも熱戦になる。

最後にもうひとつ、三浦監督の話をここに書いておこう。
「本城の一体感というか、一つになって戦うようになってきているのを感じる。本城らしい雰囲気が作られてきた。ゴール裏だけじゃなく、メーンスタンドも、バックスタンドも、それにアウェイに来てくれる方も、本城らしい雰囲気を作ってくれている」
今季のスローガンは『一心』。プロサッカーの魅力は個の力や戦術だけに宿るものではない。ピッチとスタンドの心がひとつになる瞬間にこそ、北九州劇場は最高潮に達する。私たちはその目撃者であると同時に、その重要な出演者に他ならない。

なお、この試合にはJリーグ特命PR部女子マネージャー、足立梨花さんも来場予定。そのほか試合後にはセレモニーも開催されますので、ぜひ本城へお越しください。

以上

2011.11.26 Reported by 上田真之介
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