11月12日(土)J2 第35節 愛媛 vs 鳥栖(13:00KICK OFF/ニンスタ)
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前節の愛媛は、四国ダービーで劇的なアディショナルタイムの同点劇を演じた。そのことによって四国初のJ1クラブを目指しているライバルを苦しめたばかりだが、今節ホームに迎える相手もJ1初昇格を目指している鳥栖。下位に甘んじている愛媛にとって、この時期のゲームは消化試合になりかねないところだが、相手が相手だけに事情は異なる。ましてや、この鳥栖戦の結果によってはF東京が3位以内を確定させ、昇格レースから抜け出す可能性もある一戦となれば、なおさらだ。「僕らの順位をひとつでも上げることはもちろんだけど、J2を面白くする役割も愛媛にはある」と鳥栖戦に向けて意気込みを語るのは青野慎也コーチ。徳島戦で退席処分を受けたバルバリッチ監督に代わり、鳥栖戦の指揮を執る青野コーチの言葉にも表されているように、上位陣を相手に意地を見せることも今の愛媛に求められる役回りだ。
それでも青野コーチが「規律を持ったチームだし、ハードワークをしてくる。攻守に隙がない、いいチーム」とリスペクトする鳥栖には、勢いもある。現在は8月以降15試合無敗を続けており、前節も横浜FCを相手に2−0で完勝。徳島が昇格争いのプレッシャーからか受け身に回ったのとは対照的に、鳥栖は横浜FCを立ち上がりから圧倒した。なかでも「奪った後の攻撃が速くて徹底されている」と青野コーチが指摘するように、その鳥栖に対して愛媛は攻めている時こそリスクマネジメントが重要になる。前節のダービーもしかり。自分たちのペースになった時に、1つのミスが失点につながり流れを失っている。これは、シーズンを通じた愛媛の課題だ。確かに、大木勉を加えた今の3−5−2なら得点のにおいを感じさせるし、逃げきろうとした徳島から2得点を奪ったことは選手たちの自信になっているだろう。しかし、愛媛がこの試合で改めて考えなければならないことは、先に失点をすることなくゲームを進めること。その集中力を90分間欠かさないことが、愛媛にとって11試合ぶりに勝利を手にするための最低条件となる。
「記録はどこかで止まるものだし、それを次の試合にしたい。監督もいない試合(バルバリッチ監督は前節の退席処分で今節の鳥栖戦と、天皇杯3回戦の広島戦でベンチ入り停止)で、チーム一丸になるチャンスでもある」と青野コーチが語るように勝利に飢え、ダービーで弾みをつけた愛媛。そして一方の鳥栖は同じくトンネルを抜け出そうとしていた横浜FCを振り切り、無敗を続けて勢いを増している状況。また、別の視点で見ればリーグ戦前半戦のこのカードはアウェイで愛媛が勝利しているものの、ニンジニアスタジアムの対戦を振り返れば愛媛は過去に鳥栖戦で勝ったことがない。データでは勝敗の行方は全く読めない一戦になるが、両者の現状を見れば好ゲームになる予感がすることだけは間違いない。今節のニンジニアスタジアムは消化試合どころか、今シーズン最高の試合が繰り広げられてもおかしくはないだろう。
以上
2011.11.11 Reported by 近藤義博
J’s GOALニュース
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