10月22日（土） 2011 J2リーグ戦 第32節
湘南 7 - 1 岐阜　（14:03／平塚／4,881人）
得点者：3' 田原豊（湘南）、24' 田原豊（湘南）、31' 坂本紘司（湘南）、46' アジエル（湘南）、64' 田原豊（湘南）、73' 菊池大介（湘南）、81' ルーカス（湘南）、90'+2 押谷祐樹（岐阜）
スカパー！再放送 Ch183 10/23（日）前05:00〜
☆totoリーグ第４ターン開催中！
----------

●木村孝洋監督（岐阜）：

「完敗です。湘南が強いということは前もってもちろん分かっていました。スピードのある攻撃をさせないために、我々がボールのあるところ、ファーストディフェンス、切り替わるところに対して厳しく行って、相手の攻撃を遅らせようということで、ゲームの入り方が大事だと、このまえの試合のときに前半がすごく悪かったので、選手にそのことを確認してゲーム開始を迎えた。しかし前半3分に1失点、しかもハーフタイムに後半もう一回盛り返そうと言いながら後半1分で失点した。もちろん湘南の強さもあったと思います。我々のDF陣の高さの足りないところや集中力の足りないところはあったと思う。サッカーに関していえばボールの失い方が非常に悪かった。短い距離のパスをフィールドの中央で相手に前向きに奪われてしまった。そのときサイドのDFのポジションは非常に高い位置を取っていた。したがってボールを失った瞬間にすでに数的同数から数的不利な状況をつくられていた。そのことはハーフタイムに言ったが、後半立ち上がりの失点がすべてだったかと思う。もちろん最後までゲームを諦めたくないということで選手交代をしたが、交代選手がレッドカードを受けるという、今日の結果と起用法、采配については、私は指導者、責任者として非難されても仕方がない状況にあると、いま選手にも伝えました。こういうゲームを二度とやってはいけないと自分も思いますし、選手にはそういうなかで、中3日でまた試合があります。シーズンが終わるところまでは、やはり選手としてやらなければいけないことをもう一回再確認しているところです。いずれにせよ今日のゲームは、相手との力関係、あるいは我々のサッカーのボールの失い方、メンタル面の逞しさの欠如といった意味で完敗でした」

Q:前々節のホームゲームの際に守備面を立て直していきたいとおっしゃっていましたが、改善した点は。
「試合の間隔が短くなっているので、守備だけに時間を割くことはなかなかできない状況にあります。コンディショニングと気持ちの回復を最優先にするなかで、トレーニングのなかでは、サイドから入ってくるボールに対して人とボールをもう一回しっかり見られるようなトレーニングを短い時間だがやっている。ただもちろん相手チームのクロスの精度の高さやFWの身長、我々のDFの身長といったところで、やはりプレッシャーが甘いといいボールが入ってくる。最初に耐えられても、最終的に90分のあいだの最後には何回も決定的なピンチを今日も迎えていたと思います。そのことも含めてもっとプレッシャーをかけなければいけないことがチームの課題。いいクロスが入ったら失点するのはしょうがないということも選手には伝えています。ただ今日もファーストディフェンスをほんとうにもっと厳しく行きなさいと言っていたが機能しなかった。それも含めて指導者の力不足だと非難されてもしょうがないと思います。トレーニングはやっているが、一回やって改善されるものではないということ。その現象だけを捉えるのではなく、すこし前のところを捉えていかないとほんとうの改善には繋がっていかないのではないかというのが私の思いです」

Q:あと7試合、来年の展望は。
「来年のことをこの席で私が言うのは笑い話にしか聞こえないような状況にあると思っています。ただ私は今年7試合あるということで、もちろん来年は、契約の問題など選手も色々あるでしょう。私は岐阜に来て1年目で、私が来た時にはすでに陣容は決まっていた。それはクラブが考えることで、私が考えることではないと思います」

以上