10月15日（土） 2011 J1リーグ戦 第29節
浦和 0 - 1 大宮　（16:03／埼玉／34,654人）
得点者：84' ラファエル（大宮）
スカパー！再放送 Ch181 10/16（日）深01:30〜
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●金澤慎選手（大宮）：
「柏木選手がフリーになっていたので、自分か他の選手に見るように、そしてバイタルをあまり空けないようにというのが監督からの指示だった。突然だったけど、思ったより落ち着いて入れた。決定的なチャンスは作らせなかったけど、シュートまで行かれる場面が何回かあったのは反省点。途中からボールを前に運べるようになって、相手陣内でのプレーも増えた。何といっても今日はハッシー(橋本早十)のクロスが良かった。ラファエルもよく決めてくれた。しっかりみんなで守備ができた」

Q：相手もどんどん選手を代えてきたが？
「デスポトビッチがいた方が嫌だった。相手がドリブルの得意な選手ばかりになって、そこの対応さえ間違わなければ大丈夫という感じだった」

●橋本早十選手（大宮）：
「なかなかチャンスはもらえなかったけど、コンディションは作っていて、心の準備もできていた。前々日の紅白戦でレギュラー組に入って、『チャンスがあるのかな』と思った。相手の右SBとCBの連携が良くなく、サイドが空くというのも聞いていて、フリーでボールをもらえれば、クロスを上げたり落ち着いてプレーしようと思っていた。今日はアシストの前にも、CBがラファエルに付ききれてなくてコースに入ってくるだけという場面があって、そこを超せればチャンスになると思った。(アシストにクロスは)その通りの形。ラファもよく決めてくれた」

●深谷友基選手（大宮）：
「守る時は守って、攻める時は攻めてというメリハリのあるサッカーができた。次も続けていきたい。声も通りにくかったけど、ボランチが意識的にFWをしっかり見てくれて、DFラインの負担は軽かった。苦しい試合だったが我慢強く戦えた。DFラインを高くすると裏を突かれるので、今日は慎重に低いラインだったが、それが逆に良い距離感で、守る時間に全員がしっかり守れた。なかなかサイドから崩しての得点がなかったし、先制するとやはり良いリズムになる。先制してからも、行くところと行かないところをはっきりさせて、リスクを冒さず守れた。きれいなサッカーではなかったけど、勝ちは勝ち」

●青木拓矢選手（大宮）：
「粘り強くやれれば、こういう試合ができる。一人一人が高い意識で守備して、SBも今まで以上には出ていかずに、良いバランスでできた。（金澤）慎君が入っても、やることははっきり分かっていた。甲府の状況も分かっていたし、ダービーというのもあるし、今日は気持ちが入っていたのが大きかった。今日くらいみんなができれば、泥臭いサッカーでもしっかり勝点を積んで行けると思う」

●北野貴之選手（大宮）：
「ハーフタイムに円陣の中で『今日は泥臭く行くぞ。相手がスライディングを５回するなら６回、７回するならこっちは８回やれ。ユニフォームが緑色にグチャグチャになるまで戦え。そうすれば最後に絶対にこっちに流れが来る』と話した。技術や戦術よりも、(それを実際に発揮できるかどうかは)そういう泥臭さ」

●東慶悟選手（大宮）：
「しっかりみんなで守備をして、そこから出ていくというのは良い形かなと思う。みんな危機感を持ってやっている。みんなで守備をがんばった。そうすると最後にああいうチャンスが来る。守備を頑張って、少ないチャンスをモノにするというのが形になりつつある。今日は勝点６の重みのある大事な試合で、最後にチャンスが来るとみんな信じていた。ラファがうまく決めてくれた。相手にうまく回されるシーンもあったけど、後半はうまく修正できた。リスクを背負わずにシンプルに、今の浦和は中盤で引っかけてショートカウンターで点を取っているので、それを避けたかった。ラファエルに一度当てて、そのリターンやセカンドを拾って攻めていく形がうまくハマった。みんな何をやるかが明確だった。相手にペースを握られながらも我慢強く戦えた」

●渡邉大剛選手（大宮）：
「重要な一戦に勝てたことは大きい。でも今日の勝利を生かすも殺すも自分たち。この勝利に奢ることなく、残り６試合もしっかりやっていきたい。
（天皇杯で）福岡大学に負けてから、僕はあまり早くからスイッチを入れるタイプではないけど、今日のダービーのことを心の片隅で意識しながらやってきた。先制点が大きなポイントで、今日はしっかりと勝ち切れたので、みんなも(そういう良い)イメージを持てたと思う。
我慢しながら追加点のチャンスをうかがうことはやれていた。今日のレッズは前にタレントのある選手がたくさんいて、危ないシーンもあった。守備をおろそかにすると、いつやられてもおかしくない雰囲気があったので、守備の意識を高く持ってやれた。相手の良さが出た試合ではなくて、ある程度は相手の良さを殺した試合だった。気持ちだけでは勝てないが、気持ちがあった上でそういうやり方をすれば勝つ確率も高くなる」