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【第91回天皇杯 2回戦 G大阪 vs 佐川滋】プレビュー:大幅にメンバーを入れ替えて挑む天皇杯初戦。若いG大阪が『天皇杯』奪回に向けて第一歩を踏み出す。(11.10.11)

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10月12日(水)第91回天皇杯 2回戦 G大阪 vs 佐川滋(19:00KICK OFF/万博)
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★第91回天皇杯特集
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すでに『第91回 天皇杯2回戦』の戦いを終えたJ1チームも多い中、G大阪は12日、万博記念競技場にて天皇杯初戦を戦う。昨年、史上初の3連覇を目指して挑んだ同大会では、悔しくも、準決勝の清水エスパルス戦で敗退。『史上初』の偉業は夢と散ったが、相変わらずチームとして『タイトル』に賭ける思いは強い。しかも、今季1つ目の『タイトル』獲得のチャンスだったヤマザキナビスコカップでも10月9日の準決勝で敗れ、その可能性が絶たれてしまったことから、残す『タイトル』獲得のチャンスはリーグ戦とこの天皇杯のみ。ナビスコカップ準決勝から中2日での公式戦と厳しいスケジュールの中での戦いとなるが、全員でしっかりと気持ちを揃えて、新たな『タイトル』に向かっての第一歩を踏み出して欲しい。

G大阪にとっては、戦うステージを見ても分かる通り、明らかに格下相手の初戦ということになるが、毎年天皇杯で起きる“番狂わせ”を思えばこそ、まずは慎重な立ち上がりを心掛けたい。というのも、天皇杯はプロ・アマを問わず国内全ての第1種、第2種加盟チームが参加できる、唯一の大会。つまり普段、公式戦では顔を合わせる機会のない両者の対戦を可能にする大会という訳だ。それもあって、特に格下とされるチームのモチベーションは毎回凄まじく、いわゆる“ジャイアントキリング”が起きるのもそれゆえのこと。仮に試合の序盤でその勢いを増幅させるようなことがあれば、戦いが難しさを極めるのは目に見えている。だからこそ、G大阪としてはまずは相手の勢いにのまれないよう、慢心することなく、国内屈指のビッグクラブと言われるプライドをしっかりと示すことからはじめたい。

カギとなるのは直近の浦和戦から大幅にメンバーの入れ替えが予測される中で、チャンスを得た選手がいかに結束力を持って『勝利』に拘った戦いを出来るか。「サテライトで一緒にやっている選手が多いので、逆にお互いがよく分かり合えている。それを明日のピッチでも示したい」とはMF横谷繁の言葉だが、いつもと違うのは、今回が『一発勝負の公式戦』だということ。しかも、今回先発を預かる選手の殆どが、公式戦そのものの試合経験が少ない。だからこそ、いかに冷静に試合に入り、かつ出来るだけ早い時間帯に先制点を奪うことで落ち着けるかが試合の明暗を分けることになるだろう。
「天皇杯は一発勝負だけに絶対に負けられない。サテライトでも一緒にやっているメンバーが多いので連携は問題ないと思うけど、そのいつも通りの戦いを出来るかがカギになる。また2回戦の他の戦いをみても、負けているチームはどうしても先制点が遅いですからね。そうなると気持ち的にも焦りが出てしまうだけに、できるだけ早く先制点を獲って試合の流れを引き寄せたい。この間の浦和戦では、チームとしてのシュート数がかなり少なかった。強引に打っていくことで試合の流れを引き寄せられるところもあるので、そのへんは自分も前線で意識しながらプレーしたい(FW大塚翔平)」

注目選手はこの一戦で復帰が予想されるMFキム スンヨン。軽い肉離れを訴え離脱していたMFキムだが、ここにきて完全合流。今日の練習後にも「だいぶ良くなって来た。ゲーム感覚の部分では多少ずれがあるけど、それを修正するためにも明日の試合は自分にとっても大事な試合になる。メンバーは大きく変わりそうだけど、誰が出ても関係ない。自分の長所を出すだけです」と話し、明日の戦いに向け、強い気持ちを示している。今後J1リーグでの終盤戦を戦い抜くにあたって、攻撃のアクセントとして計算できる選手のMFキムだけに、まずは明日の試合で完全復活をアピールし、今後の戦いに繋げてほしい。

対する滋賀県代表の『SAGAWA SHIGA FC』は、95、96年の2年間、G大阪の選手としてプレーした中口雅史を監督に据える、日本フットボールリーグ(以下JFL)所属のクラブ。今年の天皇杯には、同じ滋賀県に籍を置き、JFLでもしのぎを削るMIOびわこ草津と滋賀県代表決定戦の決勝を戦い1−0と辛勝。その勢いのままに天皇杯1回戦の阪南大学戦では、MF高橋延仁の先制弾とオウンゴールにより2-0で完勝し、この2回戦へと駒を進めてきた。その勢いは今季のJFLでも示されており、23試合を終えた現時点で首位。残り10試合となったJFLの戦いにおいてその座をキープし、優勝を実現するためにも、このG大阪との天皇杯で弾みをつけたいところだろう。注目は直近のJFL、ジェフリザーブズ戦でも得点を挙げたFW御給匠。現在、JFLの得点ランキングで7位となる9得点(チーム最多)をマークするFW御給は、かつてセレッソ大阪やザスパ草津などでもプレーした長身FW。古巣でもある『SAGAWA SHIGA FC』に戻った昨年は27得点を挙げ、史上初の2度目のJFL得点王に輝くなど存在感を示した。ここ最近は先発で出場したり、控えにまわったりとレギュラー定着は果たせていないが、経験に裏付けされた存在感、得点感覚は相変わらず。今年の目標の1つに掲げていた「天皇杯でJリーグチームを撃破する」という目標を実現するべく、G大阪相手にどんなパフォーマンスを示すのか楽しみにしたい。

以上

2011.10.11 Reported by 高村美砂
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