10月8日（土） 第91回天皇杯 2回戦
清水 2 - 0 岐阜SE　（13:00／アウスタ／3,648人）
得点者：44' 竹内 涼（清水）、45'+1 大前 元紀（清水）
★第91回天皇杯特集
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●アフシンゴトビ監督（清水）：

「こういう試合はいつも難しいです。我々は、試合の序盤がスローでした。ただ、試合が進むにつれて良くなってきて、2つの素晴らしいゴールを決めることができました。この試合で必要だったのは、我慢しながらボールを速いテンポで回すことでした。そして正しい瞬間にスピードを持って突破していく。それが、欠けている面がありました。ただ、試合の中でポジティブな面もありました。まずは次のラウンドに進めたこと、そして竹内のように初めて試合に出る選手がいたことです。彼は素晴らしいゴールを決めて、もうひとつのゴールをクロスボールで生み出し、今日は『ミスターゴール』と言うべき素晴らしいプレーをしてくれました。また、ケガで長く離脱していた高原に、次週のJリーグに備えて、コンディションを上げる機会を与えることもできました。
そして最後にファンに感謝したいと思います。土曜日の午後、この試合に来ていただき、初めから終了まで素晴らしい声援で、我々の勝利を助けてくれました。アリガトウゴザイマス（日本語で）」

Q:今日の竹内選手の評価を具体的にお願いします。
「竹内に限らず、シーズンの初めからここまで何人かの若い選手が非常に成長していると思います。竹内は、非常にサッカーの頭脳が優れていて、しっかりとゲームが見える選手であり、良いポジションをとって良いパスが出せる選手です。今日ご覧になっていただいた通り、距離があるところからシュートを打つこともできます。さらに今日は、ヘディングもできるというところを見せてくれました（笑）。危険なゾーンで2つの良いヘディングを見せ、1回は決めて、1回はチャンスを外しましたが、彼にはまだ伸びしろがあり、こうした試合を経てどんどん成長していくと思います」

Q：ハーフタイムで岩下選手を下げて、ヨン ア ピン選手をセンターバックに移しましたが、その狙いは？
「まず岩下は少し膝の故障があるので、彼の出場時間は減らしたいと考えていました。2つ目は、カルフィンをあのポジションに入れることによって、将来彼がこのポジションでやれるかどうかを見ることもできました。また、相手が下がってディフェンスをしているだけだったので、浩太をボランチに入れることによって、彼のクオリティをゲームに加えていこうと考えました。1つの交代で、この3つのことを達成しようとしました」

Q:今日の竹内選手は、プロに入って3年目で初出場でしたが、彼のパフォーマンスを採点すると、何点ぐらいになるでしょうか？
「彼は、ここまで練習でもしっかりとハードワークしてきて、今回チャンスをつかみ、そのチャンスでしっかりとプレーしてくれました。そのことに私は満足しています。興味深いことに、我々の（スタメンの）平均年齢は、相手の平均年齢よりも下でした。今日の前の3人は、21歳、20歳、20歳で、その後ろの竹内も20歳ということで、このクラブから良い若い選手が出てきていると思います」

Q：高原選手がケガから復帰しましたが、今日のコンディションとプレー内容は？
「彼は今日、非常に良いプレーをしていたと思います。元紀にも良いチャンスを与えていたので、元紀は高原に夕食をおごらなければならないかもしれません（笑）。また高原は、ゲームの中にエネルギーを持ち込みましたし、ボールに対してしっかりと戦えていたと思います。今日のゲームで重要だったのは、彼をピッチの上に出すことでした。なぜなら、彼を来週の試合で使いたいと思っているからです」

以上