10月2日（日） 2011 J1リーグ戦 第28節
仙台 2 - 1 Ｃ大阪　（15:04／ユアスタ／16,407人）
得点者：21' 渡辺広大（仙台）、40' 菅井直樹（仙台）、87' 小松塁（Ｃ大阪）
スカパー！再放送 Ch184 10/4（火）前04:00〜
☆totoリーグ第４ターン開催中！
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●手倉森誠監督（仙台）：
「前回のカップ戦（Ｊリーグヤマザキナビスコカップ磐田戦）から切り替えの速さを速くして、球際も強くして、仙台らしいサッカーをやろう、と。そしてお互いにカップ戦、向こうはACL、我々はヤマザキナビスコカップを完敗して迎えたこの試合で、どちらが復元力を示せるのかということでした。

ゲームの入り方はまだ、こちらの方が球際、それから前のアクションをうまくやれて、うまく仕掛けられました。おそらく今日、会場に集まった皆さんも、横浜FM戦の仙台が本当の仙台なのか、ヤマザキナビスコカップの磐田戦の仙台が本当の仙台なのか、というところを半信半疑で応援に来られたと思いますけれど、横浜FM戦の時のようなコレクティブな強さというものを表現できたことと、復元力を示して勝てたということで、完敗した後にこれだけのサポーターも、横浜FM戦の時の仙台が我々なのだというところの意思表示をしてくれたことで、選手達は勇気を持って戦うことができました。残り6戦、より高みを目指して、共に闘っていきたいと思います」

Q:9試合ぶりに先発し、ゴールも決めた渡辺選手のプレーについて、評価をお願いします。
「最初の、立ち上がりのところで、播戸選手のランニングをオフサイドにかけられないというところはあったのですが、もともと堅実にプレーしていた証だと思うし、そこからしっかり駆け引きできて、相手をうまくラインでコントロールしたり、球際のところでも強く行けたりということが非常に落ち着いてやれたな、と。今回、鎌田の出場停止の穴を埋めた形になりましたけれど、（曹）秉局も次に一枚（カードを）もらうと2試合（出場停止）となるのですが、今日の広大を見ていれば、そういうアクシデントが起きても問題ないなと思うし、彼は試合出場機会を与えられると、限りなくゴールを取る確率が高いな（笑）、というところを改めて感じました」

Q:クラブ史上2002年以来の5連勝となりました。感想をお願いします。
「まず、いろいろな記録を今作り続けてきている中で、この今年のリーグ終盤で、こういったことを達成できている選手達を本当にたくましく思います。ただ、シーズンの流れの中で、前回のヤマザキナビスコカップの流れがあったからこそ、この記録が取れたのだと思うし、逆にあのヤマザキナビスコカップの日に、リーグ戦があればそこで負けていただろう、と。今日のミーティングでもそういう話をしていて、ポジティブに切りかえさせるために、連勝のことの話もしました。前回、カップ戦を挟めて、負けたことで、5連勝していても浮かれることはまずないだろうと思っています」

Q:1点目も2点目も同じ形でしたが、ニアで流してファーに入れる指示をされていたのでしょうか？
「今回のACLで全北現代にやられていたセットプレーのシーンがまるっきりその通りだったので、前日の練習でもそこは確認していましたし、インスイングのコーナー（キック）よりもアウトスイングのコーナー（キック）の方が入りやすかったので、その通りと言ってその通りになったのですから、選手達は素晴らしいと思います」

Q:4位の横浜FMが負けて勝点差が4となりましたが、ACL出場圏内の順位が見えてきたのでは？
「横浜FM戦で勝った時に、『ここで勝てないようでは、ACLは語れない』という話をしました。そこで見事にああいう勝ち方ができて、そういうところでやはり上に食らいついていくということを、もちろん今日勝ったことで、またその可能性が色濃くなってきました。柏は抜け出しましたけれど、鹿島に勝ってくれて、下との差も開いたし、名古屋が清水に敗れたし…ということを考えれば、ますますその可能性というものも高まってきているだろうな、と。選手達とは、終わってから『本気になろう』という話をしました」

以上