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【J2:第30節 北九州 vs 岐阜】三浦泰年監督(北九州)記者会見コメント(11.10.01)

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10月1日(土) 2011 J2リーグ戦 第30節
北九州 3 - 2 岐阜 (13:03/本城/3,492人)
得点者:20' 佐藤洸一(岐阜)、31' 池元友樹(北九州)、41' 押谷祐樹(岐阜)、51' 林祐征(北九州)、74' 森村昂太(北九州)
スカパー!再放送 Ch184 10/4(火)後01:30〜
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●三浦泰年監督(北九州):

「関東で、J1昇格を目指す千葉、FC東京と格上であり、しっかりサッカーをやってくるチームと戦ったあとになりがちな試合であったなと。前半の彼らのプレーというのは、やはりプロとして考えなければいけないプレーであると思うし、もちろん、我々、この日のためにしっかり準備をして短いインターバルの中で結束し、グラウンドに入りながらなかなか自分たちのサッカーができない。そこはやはり相手がシンプルに単純にやってくる中で、自分たちがひとつ溜めることによって、彼らがしっかり守備ができるというペースにどうしてもなってしまったということ。そういう中で、動きの量であったり質というものがしっかりキープできずに、リズムが悪い中での2失点。PKでひとつ追いつきながらも、失点のシーンを考えると非常にやってはいけない前半だったなというふうに思います。
後半はそのへんをひとつスイッチが早く入るような選手の入れ替えをして、前へ掛けてサッカーをした分、自分たちが関東でやってきたような狙いとするサッカーではない部分がありましたけれど、しっかり2つ取って、逆転にたどり着けたのは、彼らの成長の証なのかなと。その反面、まだまだ自分たちが構築していく部分での課題というものが見えた試合であったなと思います」

Q:スイッチが早くなる交代ということだったが、具体的には?
「ワンテンポ前へのスイッチを入れたい、どうしても、横を入れる必要が、また斜めに返す必要がない状況の中で、やはり連戦の中での狭いところへ付けていく精度のなさと、または、そこに付けていくリスクを冒す怖さというのが、思うように体が動かないと分かると、どうしても安全なところを探していってしまう。そういうサッカーの中で生きる安田晃大を多田という中盤で溜めることがそれほど得意ではない選手を入れることによって、前へのスイッチが一つ早く入るというのがひとつの狙い。森村と安田晃大のところは、インターバルが、森村のほうが1試合休んでいるということで、90分戦うには、彼をトップ下に置くということは、90分の中で勝負を決めるにあたっては一つのオプション。試合前からもし彼らの動きが思うような動きであければこれはあるなと思っていたので、躊躇なく代えることができました。
長野と林の違いは、林の方がやはり点を取るにおいであったり、点の取り方へのオプションが多いということ。やはりFWの選手なわけですから、ストライカーなわけですから、こういう状況の中で応えようという姿勢が出るのではないかなと思っていました。
少しスイッチをひとつ早く入れるということで、長いボールが多くなる。でもこれは、相手はそのほうが嫌だということはよく分かっていましたから、勝つための手段として、必要であるということであったと思います」

Q:新スタジアムへの期待を教えてほしい。
「環境問題を克服して北九州というものがスタジアムを通じて、エコスタジアムを日本で一番最初になるのかは分からないが、そういう形で進めていくというのはすばらしいことだと思いますし、サッカーの世界でも、何もやろうとしなければミスは起きないですし、カードも出ない。イエローカードも、レッドカードも出ない。相手のボールを奪いに行かなければ抜かれない。相手を抜こうとしなければ取られない。何も起こさなければ何も起こらない。そういう意味では、北九州市が今、一つにまとまろうとし、それをギラヴァンツ北九州という、サッカーというチームを中心にスタジアムを造って、一つにまとめていくというのはすばらしい考えだと思いますので、ぜひ小倉駅からスタジアムまで、雨が降っても濡れない、またはいま高齢率が日本でも高いと言われますけど、それこそ高齢の方が見やすく来やすいスタジアムをぜひ一日でも早く作っていただきたいなと。そういう中でギラヴァンツ北九州がしっかりしたプロとして成長を5年間でしていかなければいけないのではないのかなと思います」

Q:9試合ぶりの勝利についての感想は?
「9試合の中では一番悪い試合をしたなと率直に思っています。サッカーって難しくて、おもしろいなと。最悪の試合で勝点3。非常にいい試合で引き分けになったり、敗戦をしたり。その中で(無勝利が)8試合というのは長いとは思いますが、ただそういう中でも自チームをしっかり分析し、1試合1試合を我々スタッフが間違わないで自分たちを評価していかなければいけなかった。どうしてもやっていることを正当化しようとしたり、自分で自分を擁護したり、まわりの人間が自分を擁護してくれるような状況になると、負けていても引き分けていてもいやよかったという論争になりがちなので、そこをしっかり分析してきた8試合でした。そういう中で非常にいい出来の試合もありました。ただ、勝つことができなかった。そういう部分では今日の勝利が新たなスタートになれば、うれしいなと思いますし、今後に繋げていける、そういう難しい試合だったと思います。
もちろん岐阜さんが3連戦を、2試合目、3試合目は栃木、北九州とアウェイ・アウェイでこの3戦を本当にしっかり戦ってきましたし、決して最下位でいるメンタリティではないなと感じました。それを考えると、岐阜に勝ったということは非常に大きなことだと思いますが、両手を挙げて喜べる内容ではなかったと思いますので、またしっかりビデオをチェックして、分析して、どうしてこういう内容になったかをもう一度自分自身がチームを見直していかなければいけないなと思っています。
ただ、サポーターにとっては、内容ということよりも、やはり勝点3を取れた、それも本城で見れた、それも難しい逆転勝ちで、それも起きてはいけないミスが2つも起きた、そういう試合の中で勝点3を取れたということは、非常に、プラスで考えていっていい材料なんじゃないかなと思います」

Q:1週間後に同じ相手と天皇杯で戦うことになるが、天皇杯の位置づけは?
「私も選手時代、天皇杯で非常にいい思いをしましたし、天皇杯の魅力も非常に分かっています。そういう中で、1戦でも1回戦でも多く上を目指して、彼らにファイトさせていなと思いますし、岐阜さんも次は自分たちのホームで我々を迎えるわけですから今日の悔しさをしっかり持って、しっかりしたサッカーをやってくると思いますから、それに対して我々もしっかり準備をして天皇杯は一つでも多く勝ち抜けるように、しっかり選手たちの気持ちをコントロール、マネジメントしていきたいなと思っています」

Q:ハーフタイムに選手たちにどういう指示をしたのか? また交代出場の林にかけた言葉は?
「ハーフタイムの使い方というのは今まで何試合かしてくる中で、またはカテゴリーの違い、育成の中で指導を執っている中でも非常にハーフタイムの使い方は大事だと思っています。そういう中で初めてロッカールームに戻ってからブザーが二つ鳴るまで一言もしゃべらなかった。最後に円陣を組んで伝えたのが、『もうわかっているな』ということだけです。そういう中で、彼らが自分たちでどうかしようとした。その一人が交代の林でもあり、外で見ていた林というのはきっと歯がゆかったと思いますし、そういう思いをグラウンドへ持って行ったのではないかなと思います。決して安田晃大、長野が最悪の出来であったとか、悪かったとか、そういうことではなく、流れをなんとかこっちへ持ってくるために多くは語らず彼らをグラウンドに出したというそういうかたちでした」

Q:ハーフタイムに何も言わなかったということへの選手の反応は?
「いつ口を開けるんだろうかという感じでいました。円陣を組んで、彼らは気づいていました。ある選手からは自分たちでやらなきゃだめなんだと周りの選手に鼓舞している選手がいました。そういう中で最後、ブザーが鳴り続ける中で、私は口を開きましたけど、選手自身は感じているものはあったと思います」

Q:川鍋良祐選手のセンターバックでの先発起用の狙いは?
「長期ビジョンと短期ビジョンで時間軸を2つで考えたときに、川鍋というのが、本来、川鍋のポジションを福井が出場停止になるまでにやっていたポジションを、川鍋が関東で、いい選手と言われるセンターFWをしっかり止めた。そこからもう一つ彼を成長させるためには、福井を左に置き、川鍋を90分間使うことが、時間軸の中の長期のチーム作りとして必要であると判断した。本来福井はスカウティングしたときは左のサイドバックだったということで、今シーズン、左では出番はありませんでしたけれど、彼がいま、チームの中でチームを支えるパフォーマンスとメンタルを考えたら、違うポジションでもしっかり90分間戦えるだろうというふうに踏んで、今日は時間軸の中での長期ビジョンというものを少し意識してやりましたけど、だからといってこの試合負けていいわけではないので、勝つ確率をしっかり見据えた中で成長を促すという判断でやりました」

以上
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