9月17日(土)J2 第28節 大分 vs 鳥栖(19:00KICK OFF/大銀ド)
スカパー!生中継 Ch185 後06:50〜
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見たくて観たくて仕方が無い。
戦っている選手には申し訳ないが、次に何が起きるのかが楽しみで鳥栖の試合を観たくて仕方が無い。
第24節鳥取戦(8月14日ベアスタ)から始まった快進撃は、5勝1分と現在も続いている。第4節鳥取戦(9月4日とりスタ)では、先制したものの、一度は逆転を許すが再び逆転し勝利を収めた。しかも、クラブ史上初の6得点という何とも言えない演出を魅せてくれた。唯一の引き分けとなった第27節千葉戦(9月10日フクアリ)では、千葉の細かなパスワークに翻弄されながらも、2点差を終了間際に追いつく劇的な試合を魅せてくれた。そして、前節の岡山戦(第5節9月14日ベアスタ)では、2試合続いた3失点を止め、無失点勝利で勝点を上積みし、暫定ながら2位に順位をあげた。しかも、6得点という嬉しすぎる演出である。サポーターならずとも、次節にかかる期待は、否が応でも大きくなってしまう。
「仕方ないでしょう」笑顔でMF早坂良太は言ってのけた。
「やるしかないし」とFW池田圭も一笑した。
誰も、連戦に恨み節を吐いてはいない。身体の疲れはピークに達しているはずなのだが、今の流れを考えての前向き発言をチーム誰もが口にする。だからこそ、私たちも応援しなければならないし、スタジアムで後押しをしないといけない。慰労と感謝、そして“夢の実現話”は試合後までとっておいて、目の前の大分戦だけに集中したい。
ハードな日程だが、今節のアウェイ戦が大分戦でよかった。移動距離が短くて選手への負担は少なくて済むし、何よりファンやサポーターが大挙してスタジアムに行くことができる。大分サポーターの応援は、寸分とも止むことは無い。そして、躍動感とリズム感にあふれている。あの大応援団の後押しで、大分の選手たちは気持ちよくプレーしているように見える。だからこそ、鳥栖のサポーターも負けられない。ここでも、『バトル オブ 九州』は展開されている。
今の好調を支えているのは、FWを中心とした攻撃陣であることは誰もが認めるところ。しかし、その影に守備陣の健闘がある事を忘れてはならない。GK赤星拓がケガからの復調を果たして試合に出始めたのが第24節鳥取戦(8月14日ベアスタ)で、5勝1分の立役者の一人である。ケガで戦列を離れた主将の室拓哉に代わって、キャプテンマークを巻いているMF藤田直之も、同様にその代役中は負け知らずである。CB木谷公亮は、チーム唯一の全試合フル出場を果たし、安定したライン統率を見せている。何とも心強いDFリーダーである。コンビを組むCB呂成海は、高さに加え対人プレーの強さが増した。前節はスピードある岡山のFWをことごとく止めている。今節も、大分の高さと強さを持つFWを止めてくれるだろう。そして、サイドDFの磯崎敬太のカバーリングと丹羽竜平のインターセプトは健在である。彼ら後方からの支援があることで、攻撃陣の負担が軽減される。そして、現在の鳥栖の『好守のバランス』の要となったMF岡本知剛を最後に挙げておかねばならない。
岡本は、本当は攻撃大好きのMFである。彼の類まれに見るサッカーセンスは、“司令塔”と呼ぶにふさわしいものである。が、そんな彼がセカンドボールを拾いまくり、攻守の切り替えスイッチを入れ続けている。攻撃参加したサイドDFのスペースを埋めることもいとわない。相手の攻撃陣と守備陣の連携を断ち切る役目に奮闘しているのである。それは、岡本自身が鳥栖に来て気づいたことのひとつである「危険なところにボールは来るし、そこから攻撃のスイッチ」を入れるためである。
「攻守のバランス」が取れている今こそ、「バトル オブ 九州」で勢いを加速させたい。混戦のJ2だからこそ、この1勝の重みが増す。日程の関係で、鳥栖は他チームより1試合多いからこそ、今節の勝利が他チームへの無言のプレッシャーとなる。サポーターも、選手とともにアウェイ大分銀行ドームでともに戦おう。
試合に臨む目的も、プレーの目的も相手チームと同じなわけで、違いがあるのはその目的達成のための手段だけである。
その手段には、成功と失敗が表裏一体で付きまとう。
ボールを運ぼうとするものがいれば、それを奪おうとするものがいる。
ゴールに入れようとすれば、阻止するものが現れる。
手段を遂行する強い意志と技術は最低限に必要なもので、瞬時にその手段を変更するアイデアと勇気が無ければアスリートにはなれない。
サッカーは、考えた通りには進まないスポーツである。
以上
2011.09.16 Reported by サカクラゲン
J’s GOALニュース
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