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【J2:第28節 岡山 vs 千葉】プレビュー:岡山がJ2昇格後初の0−6大敗から中2日で迎えるゲーム。岡山も、波に乗りきれていない千葉も、勝点3という妙薬で自らに喝を入れたい。(11.09.16)

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9月17日(土)J2 第28節 岡山 vs 千葉(19:00KICK OFF/カンスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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ピッチャー・MF臼井仁志の低めの球をうまく捉えたMF山崎正登は、走力を生かしてセカンドまで進塁。しかし続くMF金民均はイージーに当てて、あっけなくアウトに。3回表には、FWチアゴが意表をついたバントを放つが、DF近藤徹志の好セーブに阻まれてしまう。さらに4回表には、FW久木田紳吾がセンターに抜けるクリーンヒットを放つが、ファーストを守るDFストヤノフがなんとベースを外野側に引きずって、1塁ベースを踏ませようとしない裏技に出る!両ベンチからはヤジが飛び交い、ギャラリーは手を叩いてよろこぶ…。

これは9月15日(木)の岡山の練習風景だ。選手・スタッフは鳥栖戦を終えて翌朝、帰岡。スーツ姿のまま、その足で練習場に向かい、ウォームアップの後、キックベースボールを行った。なぜ「キックベースボール」?と考えるより先に、目の前のサッカー場で始まったゲームに目を奪われてしまった。「思いついたのは、鳥栖戦の後、ホテルに戻ってスタッフミーティングをしている時」と、影山雅永監督は話す。9月10日の鳥取戦から中3日で臨んだ鳥栖戦は、惨憺たる結果に終わってしまった。J2昇格後初となる6失点、さらに無得点のゲーム後のメンタル、フィジカルの疲労とダメージを考慮しながら、千葉戦への切り替えを図るメニューだった。

空(から)元気でも、元気は元気である。ひとまず通常の表情を取り戻した岡山が、週末のホームに迎えるのは千葉だ。千葉は現在6位で、勝点は41。首位のF東京(勝点45)にも遠からぬ順位にいるが、過去5試合は勝利がなく、3分2敗と満足できないゲームが続いている。7月末にオーロイが右膝前十字靭帯部分損傷で離脱し、8月上旬にFW大島秀夫がアルビレックス新潟から期限付き移籍で加入。身長184cmの大島は起点を作って攻撃のお膳立てをするだけでなく、前線からボールを奪うなどオーロイとはまた異なった貢献をする。9月4日の東京V戦に移籍後初出場、セットプレーから初ゴールを決めている。

岡山は9月14日の鳥栖戦で、前線でボールを収める鳥栖FW豊田陽平に対し、後手を踏んでしまった。その鳥栖と千葉が戦った第27節について、「千葉は鳥栖に押し込まれながらも、ああいうところで無理の利く、シュートを打てる選手が2列目にいる」と影山監督。そして「これ以上勝点を減らすことは許されない状態にいる千葉が、1週間準備をしてやって来る。でもそういうチーム相手に中2日で臨めるのは、悪いことじゃない」と話す。今回は選手の疲労度等から、メンバーを組む予定だ。

前回の戦いは5月15日に行われた第12節。岡山は前半に退場者を出し、その後10人で善戦したが、アディショナルタイムに千葉・竹内彬にJ初ゴールを決められ、惜しくも敗れている。セットプレーが勝敗を分けたゲームであり、3日前の鳥栖戦で「ロングスローインから3点、セットプレーから2点という、考えられない数字」(影山監督)の失点をした岡山は、改めて意識を高める。

千葉はマーク ミリガンが出場停止。大島へのロングボールと、中盤から深井正樹、太田圭輔、村井慎二ら2列目をつなぐパス、サイドチェンジを有効に使った攻撃を組み立てる千葉に対し、「大島選手のところで起点を作らせないように」と竹田忠嗣。「コンパクトに戦えば、チャンスはある」と仙石廉。「走りたくてウズウズしてる」とは田所諒。「前節を踏まえた反省も生かせると思う」は小林優希。「鳥栖に続いて強豪。でもホーム戦で声援もあるので力になるだろうし」と岸田裕樹。岡山にとってハードな条件が揃うぶん、楽しみなゲームである。

以上

2011.09.16 Reported by 尾原千明
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