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【J2:第27節 鳥取 vs 岡山】岡山側プレビュー:今週の練習場での禁句は、「連勝」。岡山はチャレンジャーとして、鳥取に挑む。(11.09.09)

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9月10日(土)J2 第27節 鳥取 vs 岡山(19:00KICK OFF/とりスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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鳥取側プレビューはこちら

岡山にとって今季3度目の「PRIDE OF 中四国」の一戦だ。なかでもJ2の中国エリアにある鳥取と岡山の対戦には今回、「陰陽ダービー」という特別な名前が付けられた。鳥取の塚野真樹代表は記者会見で、このネーミング案を言い出したのは自分の方から、とした上で、「陰陽ダービーと言われて燃えない山陰の人はいない。これ以上、パワーを注ぎやすいネーミングはない」と話した。また、このゲームを「1万人プロジェクト」に選び、盛り上げを図っている。鳥取側の準備に応えるように、前々日の段階でアウェイ側のゴール裏チケットは完売。戦いの準備は整った。

8月26日のホーム・札幌戦、9月3日のアウェイ・岐阜戦に勝利した岡山は、今季初の2連勝中だ。しかし、3−1で勝利した岐阜戦は満足できる内容ではなく、今週は、「チームとしての攻守の切り替え」を第一の課題としてトレーニングを行った。「どう切り替えて次のプレーに移行するかの判断が重要。『やられないディフェンス』から、『取りにいくディフェンス』のスイッチをどこで入れるのか。その正解をどこに作り出すのかにかかっている」と岡山・影山雅永監督。その判断をし、伝える意味で鍵となるのはボランチだ。「チーム全体でコンパクトに保ち、チーム全体が統一感を持って動けるよう声を出していきたい」と竹田忠嗣。

岡山と鳥取は今年4月10日、カンスタで練習試合を行っている。この時は2−0で岡山が完封勝利。ともに現在とはメンバーも戦い方が異なるが、岡山はストヤノフからのロングパスを頭で流し込んだ岸田裕樹のゴールをはじめ、前線が流動的に動いて好機を作るなど、今季のチームが目指す形のひとつが現れたゲームだった。先の岐阜戦で妹尾隆佑が今季初ゴールを決めたが、中の3人が中央から突破し、シャドーが決めるゴールはもっと生まれていなくてはいけない。ここで原点に立ち戻れることは悪くない。

攻撃面では鳥取の弱点として挙げられるセットプレーの守備も冷静に突くし、岡山が得意とするクロスからのゴールも狙う。影山監督の鳥取観は「しっかりした守備とそこから出てくるパスワーク、ポゼッションが良く、全体の統制がとれた好チーム」。当然ハメドは要注意プレーヤーで、「ハメドがいることで何が起こるのか」にもフォーカスする。

このゲームに集中できるよう、スタッフの間では「連勝」を禁句にしたと言う影山監督。今、このチームの底流にあるものは何だろう、と考えると、その雰囲気の良さとは裏腹に、今週に限っては「怒り」かもしれないと感じた。「自身に対する憤り」と言うべきか。

今回は、それを乗り越えた選手が出番を掴む。「(出場の機会は)チームの事情、個人の出来で変わる。だから自分を見つめ直したり、連戦の疲労を抜くいい機会だと受け止めてます。次のチャンスに向けて準備する意味で濃い期間だと思う」と言う小林優希。4月の鳥取戦の2得点について改めて聞かれ、「もう相当時間経ってるし」と笑った岸田も、怪我から復帰後8月26日の札幌戦で実戦に戻るまで時間がかかった。本人は「体のキレを戻すことばかり考えてます」としか語らないが、ひとつ乗り越えたものがある。また、「鳥取はヴェルディユース時代にお世話になった松田岳夫監督をはじめ、知っている選手が多いチーム」と話す一柳夢吾、「このゲームは簡単にはいかない。チャレンジャーの気持ちでいきたい」と話す妹尾しかりだ。

このゲームから、新たなダービーの歴史がスタートする。「1万人プロジェクト」の対戦相手に選ばれた光栄を喜び、鳥取への最大の敬意を払うために、岡山はこのゲームで勝点3を奪わなければならない。

以上

2011.09.09 Reported by 尾原千明
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