本文へ移動

今日の試合速報

夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!
夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第24節 C大阪 vs 浦和】レポート:若き生え抜きコンビの活躍もあり、C大阪が浦和を下し、5試合ぶりの勝利!(11.08.29)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
8月28日(日) 2011 J1リーグ戦 第24節
C大阪 3 - 1 浦和 (18:04/長居/26,248人)
得点者:48' 山口螢(C大阪)、78' 高崎寛之(浦和)、87' 扇原貴宏(C大阪)、90'+1 倉田秋(C大阪)
スカパー!再放送 Ch183 8/29(月)後06:00〜
☆投票してチームをサポート!totoリーグ(無料)開催中☆
----------
晩夏といえども、まだ8月。厳しい蒸し暑さが続く大阪。そのなかで下位脱却をかけて激突したC大阪と浦和の一戦は、どちらに転ぶか分からない、手に汗握る攻防が続いたが、軍配はC大阪。1−1の状態から、終盤の87分、扇原貴宏のプロ初得点で均衡を破ると、終了間際にも倉田秋が頭で押し込み、3−1でC大阪が勝利。5試合ぶりの白星となったホームチームは、これで浦和を勝点で上回り、12位に浮上した。

この試合を迎えるにあたり、C大阪も浦和も主軸を欠く手負いの状態だった。C大阪はマルチネス、キム ボギョン、小松塁が負傷離脱。先発には、前節同様、前線に播戸竜二やファビオ・ロペスが、ボランチにC大阪Uー18出身の2人、19歳の扇原貴宏と20歳の山口螢が入った。一方の浦和は、柏木陽介、山田直輝の2選手が累積警告により出場停止。その代わりには、4試合ぶりのスタメンとなったマルシオ・リシャルデスと、2試合ぶりに先発復帰した鈴木啓太が名を連ねた。

前半はC大阪がポゼッションをとり、浦和はボールを奪って速攻を仕掛けるという構図。そのなかで互いに決定機を作るも、活かしきれず。スコアレスで折り返す。それでも、「ハーフタイムにも、『後半の方がチャンスは来るだろう』と話していたので、自分たちを信じてやっていた」とC大阪DF酒本憲幸。その言葉通り、後半に入り、先に均衡を破ったのはC大阪だった。48分、きっかけを作ったのはファビオ・ロペス。前線から自陣に戻って鋭いチェックでボールを奪い、そこからチームとともに細かいパスをつないでいく。そして倉田とのワンツーから左サイドに抜け出すと、ゴール前に絶妙の折り返し。これを中盤から勢いよく飛び出してきた山口螢が右インサイドできれいに流し込んだ。山口はこれがJ初ゴール。「点を決めるのはいいなと思った。監督にも『もっと前に行け』と言われていて、それを後半すぐ出せて、決めることができてよかった」(山口)。

そこから先に動いたのは、劣勢に立たされた浦和のペトロヴィッチ監督。60分に高崎寛之、エスクデロセルヒオを同時投入して前線に活力を加え、69分にはボランチの山田暢久を代えて、小島秀仁をピッチに送り込み、残り約20分あるなかで3枚のカードすべてを使い果たす。すると、78分、その強攻策が功を奏した。ペナルティーエリア手前から原口元気が右足で右スミを狙ったシュートが、一度はC大阪GKキム ジンヒョンに弾かれるも、これを高崎が強引に詰めてゴール。試合を振り出しに戻した。

またも先制しながら奪い返されるという形になったC大阪。しかし、今回はここで崩れなかった。「焦りは特になかった。中盤でちょっと落ち着かせようと意識してやっていた」と山口。相手の攻勢を浴びながらも、冷静に対処し、好機を待つと、アディショナルタイムに入る3分前、チャンス到来。右クロスが流れたところを、左から丸橋祐介、ファビオ・ロペスとつなぎ、その折り返しを受けた扇原がスライディングするような形でループシュート。これがクロスバーに当たりながらゴールに入り、まさに起死回生の勝ち越し弾となった。

さらに試合終了間際、C大阪はカウンターから丸橋の左クロスをファーサイドで受けたファビオ・ロペスが右足でループシュート。これは惜しくもバーに弾かれたが、走り込んでいた倉田が冷静にヘッドでゴール。この1点で完全に勝負を決めた。

8月から加わったファビオ・ロペスが全得点に絡む活躍を見せたのはチームにとって好材料。その上、扇原、山口といったゴールを奪ったクラブ生え抜きボランチコンビに加え、同じくC大阪U−18出身の丸橋や、22歳の倉田、21歳の清武も好プレーを見せるなど、ヤングセレッソが躍動したC大阪。ゴールこそなかったものの、杉本健勇、永井龍を含め、C大阪U−18出身者が最後は5選手もピッチに並ぶなど、今後の可能性を感じさせるなかでつかんだ勝利の価値は大きい。ベテランの播戸も、「若い選手たちが点を獲って結果を残してくれたのは、チームとしてもすごく大きかったと思う。また、僕個人的にも、サテライト(Bチーム)でも一緒にやっていた選手たちだったので、すごくうれしかった」と、彼らの活躍を喜んでいた。

逆に、「最後の5分というのが、非常にもったいなかった」と振り返ったのは、浦和にペトロヴィッチ監督。「自分たちがせっかく持ち直してきて、アウェイで1点獲って、勝点1を持って帰るという考え方もできたと思うが、非常に残念」と、終盤粘りきれなかったことに対し、悔しさをにじませていた。同点弾の高崎は「1回中断するので、そこでリフレッシュして、次も連戦になると思うので、力を合わせてみんなで頑張りたい」と、9月からの奮起を誓っていた。

以上

2011.08.29 Reported by 前田敏勝
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/07/31(水) 22:00 ハイライト:浦和vsニューカッスル【Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo】