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【J1:第24節 C大阪 vs 浦和】プレビュー:8月苦戦中のC大阪と浦和が、下位脱却をかけて激突! 救世主は誰だ!?(11.08.28)

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8月28日(日)J1 第24節 C大阪 vs 浦和(18:00KICK OFF/長居チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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8月はともに1勝のみと、勝点を積み上げるのに苦心し、下位に留まる14位C大阪(勝点26)と12位浦和(同28)。中位にくっついて、上位進出の足がかりをつかむのか、それとも、J1残留争いがさらに現実味を帯びてくるのか。両者にとっての今節は、まさにサバイバルマッチの様相を呈している。

8月にはACL未消化分も含め、5試合を戦ったC大阪だが、成績は1勝2分け2敗。先のアウェイ3連戦でも、どれも「勝つチャンスはあった」(レヴィークルピ監督)ものの、拾えた勝点はたったの1。第9節鹿島戦では先制しながら前半途中に退場者を出したことが響いて逆転負け。続く第22節清水戦では終盤に2度リードを奪いながら、すぐさま失点して引き分け。前節の第23節横浜FM戦では前半の2失点が響き、首位争い中の相手に惜敗。J1リーグ戦が混戦模様のため、この3試合で勝点を量産すれば、鹿島のように一気に上位へ進むチャンスがあっただけに、その好機を逸したのは、本当にもったいなかった。それだけに、4試合ぶりのホームゲームとなる今回は、「絶対に落とせない、勝ちに行かなければいけない試合」(レヴィークルピ監督)となる。

苦戦の最大の要因は、メンバーが固定できないこと。今、C大阪の悩みの種は、負傷者の続出だ。司令塔のマルチネス(ブラジル)、夏場に6得点を量産していたキム ボギョン(韓国)がともにケガのため一時帰国。さらには小松塁、高橋大輔も負傷離脱中。今夏に移籍した乾貴士、ホドリゴ ピンパォンを含めると、序盤の主力の半数がピッチにいないという緊急事態に見舞われている。加えて、前節には日本代表MF清武弘嗣も試合途中で負傷退場。暗雲がたちこめたものの、大事には至らなかった模様で、26日の練習後には「明日最終確認をする」と指揮官は慎重な姿勢を見せたものの、プレーは可能なようだ。

ただし、その苦況のなかでも、播戸竜二が清水戦で途中出場ながら11分間でハットトリックを達成し、18歳のU−22日本代表FW杉本健勇が横浜FM戦でプロ入り初ゴールを決めるなど、これまで控えに甘んじていた選手の活躍は、C大阪の希望の光。その杉本は、「もう負けられない。次はホームだし、応援してくれるサポーターのためにも勝ちたい。自分も、勝利に導くゴールを決めたい」と、2戦連発弾を誓っている。また、新戦力のブラジル人MFファビオ・ロペスも「僕は日本に負けに来たわけじゃない。セレッソのために一生懸命戦いたい。結果を出せるよう頑張りたい」と気合い十分だ。

そして、ファビオ・ロペスと同じく8月からC大阪の一員となった大竹洋平も、練習試合などで実戦感覚を取り戻し、26日のゲーム形式の練習では、初めてAチームでプレー。持ち味のスルーパスなども積極的に披露していた。「攻撃では、このチームはある程度自由を与えてくれる。考えすぎずに思ったプレーがしやすく、すごくやりやすい環境」と手応えをつかんだ新7番は、「早く試合に出たい」と、臨戦態勢は整った。マルチネス、キム ボギョン不在のなか、ゲームメイクできる期待のレフティのC大阪デビューも、もしかするとあるかもしれない。

一方の浦和も、今節は主軸の柏木陽介、山田直輝が累積警告により出場停止。C大阪戦では無類の強さを発揮する8番と、U−22日本代表での活躍が著しい攻撃的MFを欠く。しかし、「彼らがいなくても、マルシオ(リシャルデス)がいるし、チーム力が落ちるわけではないし、逆にプラスになるかもしれない」(レヴィークルピ監督)、「原口(元気)が個人で突破してきたことは印象に残っているし、浦和にはいい選手が多い」(酒本憲幸)と、C大阪に油断はまったくなく、むしろ警戒心のほうが強い。

浦和もC大阪も、課題の1つは守備。浦和は4試合で、C大阪は5試合で、それぞれ9失点を喫している。今回、どちらがディフェンス面で頑張りを見せられることができるかは、試合のキーポイントの1つ。特にともに主力を欠くボランチの重要度は極めて高い。浦和は山田暢久や鈴木啓太といったベテラン、C大阪なら扇原貴宏や山口螢といった若手と、対照的な形となることが予想されるのだが、彼らの活躍には注目したい。

前回、5月15日での直接対決(第11節)では、1−1の引き分け。そのときは、C大阪が清武、浦和が原口と、今チームの攻撃の要となっている、日本代表メンバーの2人が得点を記録した。今回も、清武、原口の出来がチームの結果に直結するのか。それとも、「こういうときには、誰かが覚醒するような、そういう選手が出てくれば。ここで自分もそういう存在になりたい」と倉田秋も言うように、救世主となるような選手が現れるのか。夏休み最後の大阪長居スタジアムでの一戦は、最後まで目が離せない。

以上

2011.08.27 Reported by 前田敏勝
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