8月7日（日） 2011 J1リーグ戦 第20節
大宮 2 - 2 仙台　（19:03／ＮＡＣＫ／9,979人）
得点者：14' ラファエル（大宮）、40' ホドリゴピンパォン（大宮）、55' 赤嶺真吾（仙台）、77' 菅井直樹（仙台）
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●ラファエル選手(大宮)
「先制点は、その前によく似た状況でヘディングシュートを撃っていて、相手ディフェンスがボールウォッチャーになって自分のマークが甘くなっていた。跳ね返ったところをうまく決めることができた。　
ゴールパフォーマンスでは、先日亡くなった松田直樹選手に対する気持ちを込めた。ついこの間まで我々とともに戦っていた仲間なので、彼に対してこのゴールを捧げようと思ったし、皆もそういう気持ちを持っていたと思う」

●ホドリゴ　ピンパォン選手(大宮)
「デビュー戦でゴールすることができてうれしいが、この結果は残念に思う。自分のゴールよりもチームの勝利が大事だと思って戦っている。チームに合流して１週間だが、自分のプレーは見せられているし、これから練習と試合を重ねるごとにもっとフィットしていくと思う」

●石原直樹選手(大宮)
「久々の公式戦だったけど、満足のいくプレーができなかった。前からプレッシャーに行くように指示を受けて入ったが、上手くいかなかった。間延びしていて、カウンターの応酬になっていて、自分もカウンターでねらっていたけど上手くいかなかった。個人的にも、もっとコンディションを上げていかないといけない。連続した動きで、あと１〜２度というところが出なかった」

●杉山新選手(大宮)
「ピンパォンは中央にいてくれるので、クロスは上げやすかった。チョンス（李天秀）やラファエルは中にいないこともあって、タイミングが合わずにバックパスして作り直しということが多かったから。ピンパォンが先に中で動いてくれて、そこに相手も引きつけられて、遅れて入ったラファ（ラファエル）がフリーになれる。まだ１試合だけど、良かったと思う。チョンスも頑張って右サイドハーフをやっていた。スペースでもらって、そこからアプローチしようというのをチョンスに言って、上手くやってくれた。ただ攻撃でちょっと縦に行くのが多かったかな。それだけでなくビルドアップも使っていければというのが、次の課題」

Q：後半は押し込まれてしまったが……？
「下がったというか、全体的に止まってしまった。後半の入り方を大事にしようとミーティングで言っていたが、運動量が減ってしまった。ボールを出されては出て行って、出されては出て行って、という感じで。一休みしてしまったから、DFと中盤の間のスペースを使われてクロスを上げさせてしまった。切り替えも遅かった。個人的には(プレスに行くタイミングが)遅れたら、全体で引いても良かったかなと思う。遅れて中途半端に行ったぶん、スペースを空けてしまった」

●上田康太選手(大宮)
「後半、みんなで声を出して最初からやり通そうと話していたのに、引きすぎた。自分たちもそうだし、もっとDFは押し上げて、FWももっと守備を頑張ってもらわないといけない」

Q：それはホームでどうしても勝ちたいという気持ちから？
「それはどうですかね？　その失敗も何回かしているし、ここで下がったらやられてしまうとみんな分かっていたと思うけど……。もっと前でプレーしないといけない。僕も相手の時間が多かったので無理にでもボールをつなごうとしていたけど、前が空いていれば相手の陣地でやるということも必要かもしれない」

Q：前半はピンパォンが入ってどうだった？
「ボールを取られた後でも、すぐに前からプレッシャーをかけて良い位置で取れていたので、良い攻撃ができてゴール前でチャンスも生まれた。後ろがもっとしっかりしなければいけなかった。ピンパォンは無意味に引いてきたりとかせず、その役割はラファエルがやってピンパォンは前にいてくれたのでバランスは良かった。前半は守備もしっかりやってくれていたし。ああいう守備だけの時間が増えると前の選手の良さが出ないので、それはなくしていきたい」

Q：相手のボールの動かし方が上手かった？
「そんな感じでもないですけど、相手も隙間をねらってきていた。自分たちでもっと対応できたはず。粘り強くボールを動かされたのが嫌だったけど、僕らもそこでもうひと踏ん張りしなければいけなかった。僕らももっと声を出さなければいけないけど、後ろからもっと、『下がれ』とか『右』とか『左』とか声が欲しい。チーム全体でもっと声を出さないと。FWがまったく守備をしなくなったわけじゃないし、攻撃で力を発揮してくれる選手たちなので、もっと後ろで何とかしなければいけなかった。引いて守る時間も作らなきゃいけないけど、引いてばっかりになると相手のチャンスが増えてしまうし……」

●赤嶺真吾選手（仙台）：
「大変な試合でしたね…。（後半良くなったのは）相手が疲れてきたこともあったかもしれないですね。後半は、2点負けていたので前から行くしかなかった。最後まであきらめずにやれたと思います。前半はもったいない展開でした。先制点を取られることが多いですね…。ただ、2点を取り追いついたことはチームとしてこ個人としても良かったと思います。この2点を取ったことで得点の喜びとか感覚とかがチームに戻ってくると思いますし、次に繋がると思います。後半は前半よりも皆が前を意識した。後半のような試合を次はスタートからできればと思います。最後まであきらめない姿勢が勝点1に繋がったと思います」

●松下年宏選手（仙台）：
「（交代で入った）最初はサイドに入った。展開を見ててもオープンにボールを受けられると思っていたのでサイドから行けると思った。途中からは流動的になり、ボランチが前に行ったときはカバーに入ったりしました。追いつけて良かったです。最近は点が取れてなかったので、今日は2点取れたので良かった。次の鹿島戦はアウェイでは負けているのでホームですし勝たいと思います」

●梁勇基選手（仙台）：
「前半2点取られてしまい、ハーフタイムに目が覚めたというか、盛り返そうという話をした。球際のところで勝つというところを続けて行かないと思います。2-0で負けてたところから1点を取ったことで勢いが出たというかここからいくぞという雰囲気になったのが大きかった。後半は球際の強さ、最終ラインで相手のFWを自由にさせないところ、前線からプレスをかけるところができた。勝てなかったが後半の戦い方が次に繋がると思う。戦うということを気付かされた試合でした。（Q：代表戦に向けたの意気込みをお願いします）9月2日は日本代表との試合もあるのでモチベーションは高いです。ただ、代表ではあまり試合に出れていないので、しっかりとアピールしていきたいと思っています」

以上