7月10日（日） 2011 J1リーグ戦 第3節
大宮 2 - 3 Ｇ大阪　（19:03／ＮＡＣＫ／11,982人）
得点者：5' イグノ（Ｇ大阪）、45' 石原直樹（大宮）、59' 石原直樹（大宮）、75' 中澤聡太（Ｇ大阪）、77' キムスンヨン（Ｇ大阪）
スカパー！再放送 Ch181 7/11（月）前05:00〜
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●鈴木淳監督（大宮）：

「ゲームの入りがあまり良くなく、早々と失点してしまった。ズルズルと行ってしまうかと思ったが、持ちこたえて、前半の中盤以降はペースをこちらに引き戻すことができた。
後半も同じように、立ち上がりを十分に気をつけて入って、２点目を取ったところまでは良かったが、その後は攻められるときに攻めず、若干臆病になってるというか。勝ちきれないゲームがあるので、非常に大事に大事にという感じ。その辺がメンタル的なところで『失敗したらどうしよう、ミスしたらどうしよう』という負の連鎖が少し出てしまっていたかなと思う。１−１までの状態でもっとプレーすれば良かったが、それができなかった。あとは石原が負傷して、前線での動きが減ってしまったのも結果的に大きかった。日程がタイトなので、またしっかりコンディションを整えて次のゲームに向かいたい」

Q：石原選手が下がって遠藤選手がフリーになっていたが、交代選手も含めてそこはどういう対策を？
「２トップが、遠藤というよりボランチの１枚を見ないとかなり厳しくなる。それは試合前から石原だけでなくラファエルにもプレスの役割をしっかりするよう話していた。石原は献身的にそれをよくやっていた。李天秀が入って同じようにやっていたと思うが、逆にウチの右サイドに若干ルーズなところが出てきてしまって、遠藤のところというより、その辺のマークをもっと厳しくやれれば良かったと思う」

Q：結果は出なかったが、ある程度は目指すサッカーが表現できたのでは？「まだまだです。大枠のところはだいたいできているが、細かいディテールの部分が、クロスに対しての守りだったりカウンターに対してのリスクマネージメントだったり、普段話したりトレーニングしているところをもっと詰めていかないとダメかなと思う。攻撃についてはアタッキングサードでのミスが多い。クロスもガンバに引けを取らないくらいの数は上げているが、ガンバのほうは１本のクロスで１点取る、精度の高いクロスで得点を取れる。大宮も、その精度を高めていかない限りは得点できない。だからまだまだ。結果が出てないので満足も何もしてないし、まだまだもっともっとプレーしなければいけないし、もっとトレーニングしなくちゃいけないと思う」

Q:「負の連鎖」と言われた逆転してからの時間、しっかり引いて組織を作っていたように見えたが、監督としてはどのようなプレーを期待したのか。「自陣に下がってしまったのは良くなかったが、その前に何度かカウンターアタックでチャンスになりかけて、取られてまた攻め込まれるという時間があった。問題は守り方というより、攻めるとき。カウンターでゴールまで行く、シュートまで行くことができたり、それができないならもっとボールをしっかり回したりということができれば、もっと前で守備ができたり、相手にプレッシャーをかけて、守らずしてももっと前で全体が押し上げてプレーできるようになったのではないかと思う。そういう意味で、守備は確かに引いてしまったが、そのこと自体より、攻撃の仕方に問題があって、怖がってバックパスが多くなり、全体的に下がり、またミスして攻められてしまう。もう少し自信を持って、あの時間帯でもボールをしっかり動かしていければ、全体が押し上がって守備をする位置も高くなったのではないかと思う」

以上