7月3日（日） 2011 J2リーグ戦 第19節
岐阜 3 - 2 京都　（19:04／長良川／3,337人）
得点者：7' チョンウヨン（京都）、30' 秋本倫孝（京都）、37' 西川優大（岐阜）、51' 佐藤洸一（岐阜）、90'+2 永芳卓磨（岐阜）
スカパー！再放送 Ch183 7/4（月）前07:30〜
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●木村孝洋監督（岐阜）：

「今日の試合については勝点３が取れたということで、すごく私もホットしていますし、何より最後まで力を振り絞って逆転にまでこぎつけた選手たちの頑張りというのを評価したいと思います」

Ｑ：前節に引き分けて中3日、どういうところにフォーカスしてトレーニングしたのか？
「負けから、前節の引分、今回の試合。この間、もう一度、チームで戦うということに対して、メンタル面というか、意思統一を計りました。それに対して選手が本当に、前向きに取り組んでくれたこと。チームで戦うように、選手自身が、そういう行動であったり、態度であったり、そういうのがすごく今週見られたことが、こういった結果に結びついたのではと思います」

Ｑ：対京都ということで、選手に何を伝えたか？
「対京都については、３−３−３−１、或いは３−３−１−３というんですか？　そういったシステムを考えた時に、スペースがどこにあるかを考えましょうと。そこを突いて前に人がいなかったらスピードに乗ってクロス、あるいはそこからトップに当てて、コンビネーションということを今週、練習してきました。短い期間、回数だったんですけが最終的には今回の得点の入ったパターンといいますか、それをみると選手が本当に練習でやってきたことをそのままやってくれたという意味で、選手を評価したいと思います」

Ｑ：前半30分ごろから岐阜のペースが上がった感じがあったが、その要因は？
「もちろん京都の方も２点取って、少しペースダウンしたというふうに、私は外から見ていて思いました。ただ一方では、我々も０−２のままで、終わる訳にはいかない、前半１点を取ろうと、外からですけど、私は選手に、とにかく１点を目指しなさいということを言っていました。言ったからという訳ではないのですが、選手がこれまでの負けパターンから学習して、やはりここで１点取るというのがすごく大事ということを、本能的とは言いませんけど、やはり感じ取っていたんじゃないかと。それが、１１人に伝わり、最終的に１点取れたところから流れというのは我々の方に傾いていったのではと分析しています」

Ｑ：後半３３分の染矢選手から永芳選手を入れたが、この意図を
「染矢選手が悪くて交代とは考えていません。ただ、彼もドリブル、スペースに走り込む回数が多いので少し足のほうを気にしていたそぶりがあったということ。もう一方では、永芳選手がすごくランニング量の多い、運動量の多い選手であるということ。ここのところ、トレーニングの中で感じていました。彼は非常に足元が強い、上手い選手なのですが、アップダウン、上がる下がるが誰よりも出来るんだから、そこの部分をどんどん出して勝負しなさいということを彼には言っていた。最終的に彼が非常に運動量多くサイドを駆け上がってくれたというのは、染矢選手とは違うタイプですけど、非常に彼の頑張りもチームの勝利に大きく貢献したのでは、と思います」

Ｑ：２トップがそれぞれ点を取ったのは好材料では？　２人のコンビについて
「誰が点を取ってもというか、チームで点を取ることが今は大事だというこで、ゴール前に飛び込む、あるいは信じてつぶれる、そのこぼれ球を誰でもいいから、点を取ろうと言って、最終的にはトップの選手が取った。それは我々にとってはいいことというか、うれしいことだと思います。押谷選手も少し怪我をしていたりして、なかなか継続して練習ができていなかったので、佐藤、西川という２トップでこの２試合、スタメンを組みました。最初は少しぎこちないところがあったのですが、それぞれが、踏ん張りどころで踏ん張ってくれたので、最終的にはクロスに対して点が取れるというパターンがこの試合だったのではないかと。これまでクロスからなかなか点が取れなかったのですが、そういったところは２トップの体をはるというか、ゴールに飛び込むというか、そういうところが今回の得点につながったと思っています」
（会見後、会場から拍手）

以上