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【J2:第19節 北九州 vs 大分】三浦泰年監督(北九州)記者会見コメント(11.07.02)

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7月2日(土) 2011 J2リーグ戦 第19節
北九州 3 - 0 大分 (18:03/本城/6,670人)
得点者:50' 森村昂太(北九州)、78' レオナルド(北九州)、80' 福井諒司(北九州)
スカパー!再放送 Ch183 7/3(日)前10:30〜
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●三浦泰年監督(北九州):

「ナイトゲームとはいえ蒸し暑い中、どうしても90分の中で勝負が決まっていくと思う中で、後半の立ち上がりに我々の意図するサイドにあるスペースをうまくつかって得点できたことは非常に大きかったないうふうに思います。
そのあとのレオナルドは今週の紅白戦では一人でセカンドチーム、ファーストチームに入れながら一人で3点取った調子いい選手をどうしてもカードで使うというのは最後まで悩んではいたが、こういう展開になるだろうなという中で、彼らのそういう辛抱する気持ち、チームを思う気持ちというの非常に頭が下がるし、その彼が取ったのが、また福井のああいうシュートに立て続けに点を奪うシュートに繋がったんじゃないかなと思っています。
ただ大分さんは本当に3連戦という過密日程の中、立ち上がりから非常に激しいハードワークと、多いスプリントで素晴らしいサッカーをやっていた。この大分を相手に3点取ったからといって喜んでしまえば次のアウェイ戦が難しくなると思うので、今日のこの試合から多くのものを自分たちも学んで次の試合に生かして行ければなと思っています。本当にホームで3点を取れたというのはまた自分たちが次に向かうに当たって非常に大きいものだと思いますし、今まで積み重ねてきたことが少しずつ信じられるというそういう結果であると思いますので、次の水曜日、今度は大分さんがやってきた3連戦の2戦目を戦うわけですから、しっかりもう次の準備をしていきたいと思います」

Q:九州勢との対戦で初勝利となったがどう思っているか?
「試合に臨むに当たって、このダービーというのは、サポーターにとってまたはスポンサーにとって非常に意味がある大きな試合だなと感じていましたが、いつも、どんな試合でも自然体に、だからといって一人一人が余りにも過度に肩に力が入るようにはしたくなかったので、今日のミーティングではかなりそういう点を重視して、集団で戦う、戦術的に戦う、コレクティブに戦う。それを支えるのは個人の力。個人がどういう姿勢で臨むか、どういう集中力、どういう精神力で戦うか。個人のそういう姿勢が集団になり、戦術的に戦えるようになるというふうに彼らを冷静に戦わせることが僕の試合前の仕事でありました。そういう中で彼らがいつも通りの、トレーニングでやっていることを出せて勝てたということは、また、それがまた九州でともに戦っていくライバルであるということは非常に大きなことであったと思いますし、今後に繋がっていくものであったと考えています。ただ大分のコンディションと我々のコンディションでは差があったと思いますから、そういう意味では大分さんの頑張りをしっかりと讃えなければならないと思っています」

Q:レオナルドの交替のタイミングについては?
「私の考える交替のタイミングというのは、もちろん、数多くのシチュエーションを頭に入れながら、いろんなタイミング、後半の頭からであったり、後半の最後決めるとき。いろんなシチュエーションを描きながら考えていましたが、いつも毎回その通りにはならない。やはり試合の展開もありますし、我々の選手の動きと大分がどう動くか、または大分の選手の動き。そういうものを頭に入れながら状況をしっかり把握した中での交替を心がけています。我々の選手が集中力が持続している間はなかなか動きづらい。そういう中では今日のタイミングというのは、池元のパフォーマンスを考えたときにちょうどいいタイミングだったんじゃないかなと思います。選手がどれだけ集中して中でどれだけ動けているか。戦術的にその戦術をしっかり頭に入れながらハードワークできているか。またはFWであれば動き直しであったり守備への貢献であったり危険なところに入っていく。そういうものがどれだけできているか。それがいつも献身的であれば彼が取ったとか取ってないとかはあまり関係なく、もし彼が、池元がですね、スピードを持って相手に脅威を与えているようであればレオナルドの投入はもう少し遅くなったというふうに考えていました」
Q:大分の前田俊介選手に作られているというのも交替に影響したか?
「前田選手が入ってきて、三平選手と右サイドを新しく替えてきたり、右にスピードを持ってきているところに、冨士と森村がしっかり抑えているものの、やはりそこに負担がかかっているというのは分かっていました。ただ彼らがそこを抑えている状況の中で、彼らに替えて元気な選手を出すよりも、前を変えることで自分たちがリズムを取り戻せると考えていましたので、そういう意味では彼らのストロングポイントを消すためにも、池元とレオナルドを替えることは今日の試合では必要でした。またそれが札幌戦に同じことが起こるかといえばもうないとは思いますが、ただ試合の中では似たようなことは起こるかもしれないと考えています。今日はたまたまではないですけれどうまくいった。そこには大分さんのコンディション的なもの、3連戦の最後の試合だったというのをやはり少しは感じているんじゃないかなと思います」

Q:福井諒司選手のゴールのように全ての選手がゴールを狙うというのが現れていると思うがどう考えているが?
「サッカーの魅力としては攻撃がありますし、1点よりも2点、2点よりも3点、3点よりも4点を取りにいくというサッカーというのがサッカーのスタイルとしては理想だと思っています。ただ私がやっている仕事というのは理想を追求することだけではないので、やはり3点を狙いに行きながらもやはりしっかり時間を使っていく。時間を使うことで相手にも穴ができてくる。その隙をいつでもゴールを狙う。そういう意識を彼らをトレーニングの中で確かめ合っていますし、それがああいうかたちでそれもJリーグではなかなか見られない素晴らしいシュートが入ったというのは素晴らしいことですが彼の仕事はゴールより相手をしっかり守るというところだと考えると、まだまだ課題もありますし、これから修正していかないといけない。ただ彼がヴェルティからプレーすることを求めてこのチームに来たわけですから、このチームで初得点、Jリーグで初得点取れたのは非常に嬉しいことだと思いますし、本人にとっては格別ないい日になったと思います」

Q:手応えや課題はあったか?
「しっかりこのあとDVD等で分析してチェックしていけば、もっともっと細かい修正点であったり、または手応えを感じられるそういうシーンがあるとは思うんですが、毎回毎回イージーなミスというのがまだありますし、前節の草津戦よりはそういう部分が減ったのがほんの少しの手応え。そしてそのミスを修正していくことが、やはり今後の永遠の課題だと思いますし、そのミスが限りなくノーミスに近づけば、次は本当に理想のサッカーを目指せる日が来ると思うんですが、まだまだ個人的なまたは集団としての特に特にイージーなミスというのがこれから自分たちがしっかりしたサッカーができるかを左右するところだと思います。ただ彼らのレベルでこのミスを早く切り替えて引きずらないで戦うことによって、いま少しずつ出ている結果を持ってこれているわけですから、このミスがなくなれば本当によりやりたいサッカーに近づける、そのような気はしております。ただしっかり映像を見て、それが過信ではないのかどうなのかというのをしっかり確認して次に繋げていきたいなというふうに思っています」

以上
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