5月22日（日） 2011 J1リーグ戦 第12節
山形 0 - 1 仙台　（13:04／ＮＤスタ／18,008人）
得点者：53' 菅井直樹（仙台）
スカパー！再放送 Ch185 5/23（月）前07:30〜
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●菅井直樹選手（仙台）
「プロに入って、山形戦で点を獲るのは初めてだったので、本当にうれしかったです。本当に自分のところに、ボールが転がってきた、という感じだったので、ただ蹴り込むだけのゴールでした」

Q：ゴールは狙っていましたか？
「ゴールは常に狙っていますし、あとはどうしても勝ちたかったという気持ちが、ああいうプレーに出たのだと思います」

Q：震災後初のみちのくダービー。この試合で東北を盛り上げていくという思いが、山形出身で仙台在籍という菅井選手は高いと思いますが？
「そうですね。頑張っていることで、いろんな人に元気を与えられればいいなと思ってたので、本当に今日は良かったです。（生まれ故郷の山形での試合について）いや、ホント最高です」

Q：2位に浮上しましたが、これからの意気込みを。
「現状に満足せず、もっともっと上を目指して、頑張っていきたいです」

Q：先ほど会見で手倉森監督が『菅井選手がゴールを決めることが、みちのくダービーでは意味がある』と語っていましたが？
「僕自身も個人的には特別（な試合）と思っていたので、結果を残したいゲームでもあったし、それが今日実現できて、本当に良かったです」

●角田誠選手（仙台）
「前半あまり形は作れなかったですけど、なんとなく、徐々にスペースが空いてくるというイメージはありましたし、正直今日は山形が中盤であまりいいプレッシャーをかけてこなかったので、比較的ボールを持てた。いつかは点が獲れると思っていました」

Q：アディショナルタイムで失点する試合が続いていた中、終盤に大きな選手を投入してきた山形に対し、どう守ろうと考えていましたか？
「もう割り切って、僕がビョングク（曹秉局）とジロー（鎌田）の間に入って、2人に長いボールを競ってもらうという形を取ったから、あまり大きな問題もなく。今日はそういう役割を決めていたので、よかったです」

Q：勝ちきって、ホッとしましたか？
「やっぱり、2試合アディショナルタイムで決められていたし、今日も1-0だったので、多少は嫌なものもありました。ただ今日は正直やられる気はしなかったです。相手は結構単純に入れてきて、セカンドボールも残り10分くらいから拾えていたから、そこまで問題はないなと思っていました」

Q：ゴールの場面は、梁選手の素晴らしいキックに、角田選手の競り合いの強さという、チームの強みが最も出た場面に思いましたが？
「セットプレーは、本当にいいキッカーがいるし、前半から赤嶺が撃ったりいいシーンはあったんですけど、強いて言うなら流れの中でも点が獲りたい。あまり今日は流れの中で点を獲れそうな雰囲気はなかったから、やっぱり獲れるようにしていきたいですね」

Q：富田選手との連係については？
「（富田）シンゴは球際も強いし、相手のパスを取る能力は高いので、結構楽にプレーさせてもらったかなというイメージです。ボールを持った時のクオリティーも高いし、ゲームを落ち着かせられるので。今日は山形も比較的ボールを持たせてくれたし、効いてたかなと思います」

●曹秉局選手（仙台）
Q：ロングボールを多用する相手を、終盤も守りきって0に抑えられたことは自信になるのでは？
「ずっとアディショナルタイムに残念な失点があって、勝ち試合を引き分けで終えていたのですが、今日はみんな集中してしっかり守って、今年初めてのダービーで完封できたのは、すごくうれしく思っています」

Q：長谷川選手にロングボールが来た時に、今日は曹選手がファーストDFとして競りに行き、鎌田選手がカバーに入る役割が徹底されていたように見えましたが？
「基本的に、空中にあるボールは自分が競り合いをして、後ろで（鎌田）ジローがカバーリング。どうしてもそうはいかない場合は、逆にジローが競って自分がカバーリングと、試合前からずっと話していた。スムーズにやれたと思います」

Q：エンドが変わった後半に強風が吹き始め、山形が向かい風となったのは、守る仙台としては幸運だったのでは？
「風の向きがもし逆だったら、難しかったと思います。ただ追い風になったとしても、相手のFWの選手だって競り合いは難しくなるはずなので、その面では（プレーも）よかったと思います」

●富田晋伍選手（仙台）
Q:これから先発に定着するため、今日の試合を踏まえ、どのようなところに気をつけたいですか？
「個人的にはミスもすごくあったし、全然納得いくプレーができなかった。そういうミスを少なくして、攻撃になった時の繋ぎ役や、リズムを作れるようなボールさばきをもう少しできれば、良かったかなと思います」

Q：後半に入りそうした攻撃の貢献が、前半よりもできていたことを思うと、この先さらにプレーが向上する手応えも掴んだのでは？
「1点先制したのも自分の中ではでかかったし、そこで少しは余裕というか、あわてることなくプレーできたところはあります。それを今後は、勝っている状況だからできるというのではなく、90分通して落ち着いたプレーができればよかったと思います」

Q：それにしても、放り込まれたボールが相手に収まった場面での、富田選手のプレスバックは効いていましたね？
「いや、まだまだ前半はほとんど拾われていました。そこでこぼれてくるボールへの予測だったり、自分のところにこぼれてきた後の繋ぎでもミスがあったりと、反省点はあります」

●梁勇基選手（仙台）
Q：どのような形で、今日はチームに貢献しようと思っていましたか？
「ここ2試合追いつかれて引き分け、勝点を落としていた。今日はダービーということもありましたし、勝点3だけを目指して絶対に勝とうという雰囲気で臨みました。
ほとんど席が埋まっている状態で、すごく今日は心強かったですし、勝てたので（仙台のサポーターには）喜んで帰ってもらえるんじゃないかなと思います」

Q：梁選手のFKが生んだ、得点時のプレーを振り返って。狙いはあったのですか？
「あのシーンというよりも、今日はピッチが濡れているので、セットプレーがカギになるなと思っていました。前半もセットプレーが多い中で、得点できていなかったので、後半あの場面で、セットプレーから点を獲れたのは大きかったかなと思います」

Q：終了間際の時間帯は、今日は大きな問題はなかったですか？
「ロングボールを蹴ってくるのも予想できていましたし、そこからのセカンドボールも、特に後半はこっちが先に触れていたと思います。対策はできていたと思います。
うちがリードしたら、後半は絶対に（山形がロングボールを）蹴ってくるというのはみんなわかってたし、大きい選手が入ってきて、ロングボールが増えたので、あとはセカンドボールのところだけに集中して、しっかりクリアするところはクリア、という話はしていました」

Q：ダービーでは2試合連続得点中でしたが、今日はチャンスメイクで貢献しましたね？
「点を獲りたいと言っておきながら、今日はシュート0に終わってしまったのですごく悔しいですけど、チームが勝ったのでよしとして、次の横浜F・マリノス戦に向けて、またいい準備をしたいと思います」

Q：いい形での勝利、チームも2位浮上と、また乗っていけそうですね？
「1つ試合を落とせば、また順位が3つ4つ落ちるくらいに拮抗していると思うので、今の順位は特に気にしていないですけど、相手も次はすごく調子のいいチームなので、ホームでしっかりと試合をしたいです。そこで勝てればまた大きな自信になると思うので、勝点3を目指して頑張りたいです」

以上