5月21日（土） 2011 J2リーグ戦 第13節
熊本 1 - 1 千葉　（13:04／水前寺／4,349人）
得点者：3' 竹内彬（千葉）、24' 長沢駿（熊本）
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●高木琢也監督（熊本）：

「今日のゲームに関しては、ほぼパーフェクトなゲームができたなと思っています。後半の25分以降に関して言うと、米倉選手を少しフリーにしてかきまわされたということで、それまでにないようなシーンが出てきたことは、反省というか、疲れもあって厳しいかとは思いますが。ただそれ以外に関しては、僕の中ではほぼパーフェクトなゲームをやったと思います。
ただし、失点がロングスローからで、我々もスカウティングして注意はしてましたけどやられてしまったり、後半残りに米倉選手をフリーにしてしまったのは反省材料としてあります。あとはフィニッシュ。ボックスの中やアタッキングサードでのアイデア、勇気、正確なプレーがもっともっと必要かなと思います。その辺も含めてトレーニングしないといけないと思います。そこは改善という意味でいうと難しいエリアなので、また違ったことも考えなくてはいけないかなと思います。
今日は本当に暑い中、駆けつけてくださったサポーターの方々、もちろん選手にも、良いゲームを見せてくれたので非常に感謝していますし、これからのゲームに向けてもっともっとチーム力をあげていきたいなと思います」

Q：攻め込まれる時間も少なかったと思いますが、千葉の攻撃を機能させないために守備で重視したことと、その手応えは？
「次のアウェイゲームが控えているのであまり言えませんが、オーロイをどれだけ自由にやらせなかったか、オーロイから深井や太田、米倉あたりにいい状態でどれだけボールが入ったかということを考えれば、その辺の対応は真ん中の（矢野）大輔とかヒロ（廣井）、あとはエジ（エジミウソン）とか、こぼれ球を拾う選手たちも含めて、よく頑張ってくれたなと。その点では相手を苦しめたのではないかと思います」

Q：原田選手を左サイドバックへ入れて、大きなサイドチェンジなどもありましたが、起用の理由は？
「それは言いません（笑）。細かいことは言えませんが、そんなに悪いパフォーマンスではなかったですし、ダイヤモンド型を選択した中で、つなぐこともできるというのがあったし、攻撃の部分で彼の良さを出すために起用したということです」

Q：昨年の開幕戦と同じスコアですが、内容的にはパーフェクトとおっしゃったようにボールも支配できていたと思います。チームとして成長した手応えを感じますか？
「もちろん成長していると思いますし、選手も変わっているので良いシーンは出てくると思います。ただ一番の変化はジェフの方だと思います。千葉さんは監督も変わってやり方も変わって、人も変わっている。その変化がこういうゲームを生んだのかなと思います」

Q：今日は縦にも横にもダイナミックなプレーができていましたが、その要因は？
「選手たちの能力や特徴が発揮されたから、そういうシーンが出たのかなと思います」

Q：立ち上がりに失点しながら、自分たちのプレーを見失わずにしっかりゲームができたのは精神的な成長でしょうか？
「あのシーンでは、マークにつかないといけない選手もいる。ミリガンは非常に投げるという中で対応はしていたんでしょうが、予想よりもすごい、規格外のボールが入ってきたので、あれを決められたらしょうがないというのは、僕の中では正直ありました。ただ、立ち上がりに早く失点したので、後の時間のほうが重要ということで、そういう意味ではメンタル的にもそんなにダメージなく続けられたんだと思います。失点したことを忘れるというわけではないですけど、ああいうシーンがあったことすら忘れながら、一生懸命やるしかないという状況になったことが良いゲームにつながったとも言えるし、選手たちが慌てなかったかというのは、選手一人ひとりに聞いてみてください」

以上