5月20日（金） 2011 J1リーグ戦 第12節
Ｃ大阪 3 - 3 川崎Ｆ　（19:04／金鳥スタ／7,712人）
得点者：17' 山瀬功治（川崎Ｆ）、29' 矢島卓郎（川崎Ｆ）、52' 清武弘嗣（Ｃ大阪）、54' ホドリゴピンパォン（Ｃ大阪）、72' 小林悠（川崎Ｆ）、81' オウンゴ−ル（Ｃ大阪）
スカパー！再放送 Ch180 5/21（土）前05:00〜
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●レヴィークルピ監督（Ｃ大阪）：
「みなさん、こんばんは。今日はなかなかＡＣＬでもＪリーグでも、このような試合をセレッソがすることがなかったので、ある意味、不思議というか、違和感のあるゲーム展開になってしまった。一言で言えば、前半はまったくサッカーになっていなかった。本来のサッカーが出せなかったが、だからこそ、あえて私はハーフタイムで選手交代をしなかった。これは11人という組織で戦う問題であるからこそ、同じメンバーを送り込んで、流れを変えるべきと判断したからだ。そして、後半、選手たちは期待に応えてくれて、流れを変えることができ、本来あるべきセレッソの姿がでてきたのではないかと思う」

Ｑ：前後半通じて、相手からいつも以上にカウンターを食らっていたが、その原因とＧ大阪戦への修正点は？
「一番大きな原因というのは、試合展開として、常にビハインドを追う、相手にリードされる展開となっていたことから、我々はリスクを承知で攻めに行ったことだ。これが、より多くカウンターを受けてしまう原因になったのだと思う。さらには、川崎さんというのは、本当に速い、そして、ゴールに向かっていく意志の強いカウンターというのを持っているチーム。そこをなんとか止めなければという意図で、後半は中後の投入を考えた」

Ｑ：前半２点ビハインドのなか、追い付いて取った勝点１の意味は？
「心理的には２回同点に追い付いたことで、選手たちはこの引き分けを決してネガティブに捉えていない部分もあるのではないかと思う。数字のうえで勝点１という結果は、非常に悪い結果というしかないが、ただし、２回同点に追い付いたことを考えれば、選手たちも火曜日のＧ大阪戦に向けて自信を持って臨むことができる、そう捉えていい結果ではないかと思う」

Ｑ：前半から後半にかけて、選手は変わらなかったが、３シャドーの１人が降りてきているようで、やり方が少し変わっていたようだが、そのあたりの指示については？
「これは、私がハーフタイムで話したことにも通じるが、決して戦術的な変更があったわけではない。私がハーフタイムで一番強調したのは、ハードワークをするという選手の心構えを問いただしたのだ。選手を代えなかったのは、選手としての心構え、英語で言うと“attitude”になるが、これを入れ替えることで、グループとして前半の問題を絶対に解決できるはずだと思ったので、同じメンバーを送り込んだ。後半のパフォーマンスを前半からもし出せていれば、限りなく勝利に近い試合になっていたのではないかと思う」

Ｑ：これまで白星を挙げられない理由として、スロースターターであること、前半の入りが非常に悪いことが挙げられるが、改善すべきことは？
「立ち上がりのところを含めて、集中力ということになると思う。後半見せることができた集中力を、試合の最初から見せる、そうすることができれば、必ず勝利につながるとは言い切れないが、限りなく勝利に近い試合運びができるのではないかと考えている」

以上