5月15日(日) 2011 J2リーグ戦 第12節
京都 0 - 0 富山 (13:04/西京極/5,464人)
スカパー!再放送 Ch183 5/16(月)後06:00〜
☆totoリーグ
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●安間貴義監督(富山):
「本日もアウェイまで富山のサポーターの皆さんが、現地に駆けつけてくれて本当に大きな声援で背中を後押ししてくれたことを感謝します。そのお陰でチームとして、F東京、京都、この2チームに今の自分たちのチームの現在値を観るためにまずベストを尽くそうと話をしました。前回負けて、今回、しっかり連敗を止め勝点1をとれたことは今のチームにとっては進歩ではないかと思います。そして今日、ベストを尽くしたことによって、また、新たな課題、修正ポイント、ひとつずつこなしていっているのでまた今後も積み重ねていきたいと思います」
Q:残り17分で退場者が出ましたが、その時の指示、意図をお願いします。
「最初は、そのままやれと言いました。と言うのも、サイドを上手く攻略していたので、サイドからクロスに対し、マークを外す傾向があるので、そのままやらせようとして指示したのですが、逆に数的有利の状態というのはウチ、ほとんどなくて、逆に人数が多くなったイコールパスをつながなきゃいけない、前に行くのをポゼッションといいますが、後ろの2ラインで逆に京都のプレッシャーを受けて、どんどん後退していってしまったので、まず、前の4枚を観て、今まで通りサッカーが出来れば、もっと可能性は増えたのかなと思います。ただ、その辺も、本当の公式戦でそうなるのがウチにとっては本当にいい状態で、ベストを尽くしたからこそ数的有利になれたと思うので、また次、修正していきたいなと思います」
Q:後半にプレッシャーを厳しくして、京都のリズムを崩した様に見えたが、前半と後半の入りで何を指示したか?
「(前半から)もっとプレッシャーをかけたらもっと良くなったと思います。ただ、これって僕たちもボールに行け、とは言っていました。ただ、行っているんですが、相手の局面の巧さに押されてどうしても一発でインターセプトすることができなくて、後ろに下がった状態になってしまったのは事実です。ただ、その中でもボールを奪った後にしっかりウチの左サイドを崩して、しっかりとセンタリング、例えば大西に合わなかったシーンとか、惜しい場面とか、しっかりと攻略していたので、相手が来ることで、苔口とか、出るスピードがありますので、充分スペースがありましたので、我慢強く相手のスピードを止めろという指示はしていました。左サイドが起点になるので今まで通りやって、逆に今まで通りがいい方に行ったのだと思います。まずこのやり方でF東京、京都にどのくらい出来るか観たかったので、そのまま入らせています」
Q:苔口がサイドに流れてリズムを作ったが、それは意図的なのか?
「仰る通り、横の3枚で数的有利を作って、行けなかった時には苔(苔口)を入れるようにしています。これはどの試合もそうなんですが、苔を起点にして後ろの3枚に点を取らせようとしているので、その形は上手く前半から出ていたし、逆に後半の黒部の、折り返しに打っているのもそうですし。僕たちとしては充分形は作れているので、今現在はOKにしています」
Q大木武監督という良く知った仲である監督との対戦について
「大木さんに関しては、やっぱり、先に先手を打たれている感はあります。大木さんに対しても、サッカーに対する姿勢とか、考え方とか、すごくいい刺激を受けた指導者で、そういった、僕には日本に2人いるんですが、その内の一人なので、すごく楽しみにしていて。昨日、目が冴え過ぎて寝れなくて。ただ、本当に大木さんのやっているサッカーというのは難しくて、本当に覚悟が決まらないとできないと思うんです。僕たちも新しいサッカーを1年目やっています。ただ、幸いにフェアで、僕の要求に対してまずやってみてから何か答えを出す、話す、そういう順番です。まだまだ京都さんの選手を観ていると効率よくとか、まだ潔さを感じないと思うので、あのサッカーをやるにはまず潔さ、汗をかく量。その辺は覚悟を決めてやっていったら、またどんどん違った様になっていくと思いますし、秋本入っただけでもゲームが締まるので、これからだと思います」
Q:先ほどありました日本で刺激を受けた2人の内、もう一人について、差し支えなければ教えて頂けますでしょうか?
「F東京のコーチの方の、長澤轍さんという方がいらして、その方、素晴らしい方です。もう、2つも3つも前を行っている様な方です」
以上