5月8日（日） 2011 J2リーグ戦 第11節
北九州 1 - 0 水戸　（19:03／本城／3,199人）
得点者：69' 池元友樹（北九州）
スカパー！再放送 Ch183 5/9（月）後11:00〜
☆totoリーグ
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●三浦泰年監督（北九州）：
「水戸さんはこういう東日本大震災の被災地、被災者という中で本当にすばらしい最後まで集中力を切らさない戦えるチーム。トレーニング場所の確保であったり、選手が集まってトレーニングする機会が少なかったという環境の中で、すばらしい集中力をもってアウェイで試合をやっていた。そこは我々も感謝しなければならないし、それに対して我々も強い気持ちで最後まで戦うことができたのではないかなと思います。

試合を振り返れば、前半はアグレッシブにフィニッシュで終われるプラン通りのサッカーができましたし、一つネット揺らしたかったなという思いはありましたけど、前半のサッカーというのは非常にいいサッカーができた。後半は向こうも修正してきましたし、一進一退の中で、どこでカードを切るかというのを考えながらやっていました。そういう中で切るタイミングと同時にPKを取ることができた。ただ、ベンチで本当に飢えているような二人はこのタイミングで替えることを躊躇しませんでした。PKが入ったら行くぞと二人には言いました。
ただ最後、少し繋ぐことであったり、ボールを大事にすることの精度は落ちました。ホームで勝つということの大事さ、先ほどヒーローインタビューで言いましたけど、前節の引き分けをポジティブなものにするためにも、勝つ確率を上げるためにも、（最後は）少し精度を欠いたプレーだったのではないかと思います。これを90分間通してしっかりボールを繋ぐサッカーができれば、もっともっと理想に近づくのかなと思いますし、ただ、この勝利というのはギラヴァンツ北九州にとっても非常に大事なことだったと思いますので、勝点3を取ったということで、内容というのはよしとしなければいけないのかなと思っています。
本当にアウェイで愛媛で勝利はしましたけど、このホームで勝つことが本当の意味のスタートだと思っていましたし、本当の意味の新しい新体制のビジョンに向かっての第一歩。積み重ねの第一歩だというふうに思っていましたので、非常にいい1勝だったと思っています。今日は本当にありがとうございました」

Q:3試合無失点ということについて守備陣への評価は？
「失点ゼロというのは守備陣だけのものではなく、やはり攻撃陣のしっかりした献身的な動きというのもある。もちろん最後の最終ラインのところでしっかりとした集中力を90分間保てているということ。周りが守備の中でもコンビネーションまたはいいコーチングというのを、中で選手たちが自ら声を掛け合いながら失点ゼロで抑えていることの要因だと思います。相手はそれを破ろうと必死で来るわけですから、しっかり守り切れたというのは、しっかり評価してあげないと思いますし、これをシーズン通してやりとげるのがプロの仕事だと思いますので、全ての選手に浸透していかせなければいけないと思います」

Q:ＰＫの瞬間、ピッチに背を向けていたがどういう心境だったか？
「池元ならしっかり決めるだろうと思っていましたが、今までの選手を引退してからの自分が勝って欲しいＰＫであったり、入って欲しいＰＫは、自分が見てない時のほうが多かったので、目をそらしてはいけないというふうに思いつつも、入る確率の高いことをできるのは、自分は蹴れない訳ですから、見ないで入る確率に掛けてみました。その時そういうふうに思いついたのでとっさに後ろを向いて。ただ、スタンドの、あの歓声と、立ち上がった瞬間を見た瞬間、非常にうれしかったですね」

Q:勝利の瞬間に感じたことは？
「次がある。それしかもう頭になかったです。もう次の準備をしないといけないし、笛が鳴った瞬間に次の戦いが始まっているなと思いました」

以上