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【J2:第10節 富山 vs 岐阜】プレビュー:東海北陸ダービーの勝ち越しをかけてぶつかる。富山はホーム未勝利からの脱出なるか。(11.05.04)

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5月4日(水)J2 第10節 富山 vs 岐阜(16:00KICK OFF/富山チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch183 後03:50〜
totoリーグ
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富山と岐阜、隣県クラブによる「東海北陸ダービー」の今季第1ラウンド。Jリーグでの対戦成績は2勝1分2敗で、勝ち越しをかけてぶつかる。

富山は9カ月ぶりのホーム勝利を目指す。地元で最後に勝ったのが前回の岐阜戦で昨年8月1日のこと。その後、1分8敗で未勝利が続いている。今季ホーム2戦目に当たる今回でストップさせたい。MF谷田悠介は「チームの雰囲気はよく、充実した練習ができている。サポーターのみなさんも一生懸命に応援してくれている。あとは勝つだけ。勝利を届け、みんなで喜び合いたい」と話している。

前節の鳥取戦は0−0で引き分けた。昨季から続いていたもう1つの不名誉な記録、連続失点が27試合で止まった。「相手がボールを回していた時間帯も中央は破らせておらず崩されていない。我慢ができるようになってきた」と安間貴義監督は話す。
守備が安定すれば得点力の向上が勝点に直結する。前節、前々節の栃木戦はともにゴール前に攻め込む回数に比べて決定機が少なかった。監督は「鳥取戦では、狙えるのにシュートを打たない場面がいくつかあった。一発で決まらなくても、打てばこぼれ球からチャンスが生まれる」と総括。2日の練習に3対2でシュートまで持ち込むトレーニングを入れ、ゴールを狙う積極性を高めた。

岐阜は前節、連勝中だった水戸を2−1で下して今季初勝利を挙げた。課題だった立ち上がりを意識して勢いよくゲームに入り、開始2分に先制点を決めた。MF染矢一樹がサイドを突破してクロス、FW西川優大のヘディングシュートがポストに当たり、FW佐藤洸一が押し込んだ。スピードのあるMFと高さのある両FWが強みを生かしたこの攻撃パターンを富山は警戒しなければならない。安間監督は「染矢、嶋田(正吾)にサイドをえぐらせないこと、長身FWへのボールのこぼれ球を拾うことが守りのポイント」とみている。

両チームは中断期間中の3月27日に練習試合を行い、主力同士の90分では2−1で富山が勝っている。前半は富山が圧倒した。しかし後半は岐阜が両サイドへのロングフィードで攻撃の起点をつくって押し込んだ。当時、岐阜の木村孝洋監督は「前半は相手に合わせて狭いところばかりでプレーしてしまった。後半はピッチを広く使って相手の嫌なところを突くことができた」と話している。富山の[3-3-3-1]システムとの対戦経験を本番でどう生かすか注目したい。

岐阜の持ち味は前線からのプレスと縦に速い攻撃。この点は富山も共通で、互いに自分たちのスタイルを貫けば、目まぐるしく攻守が入れ替わる熱戦になることは必至。選手たちにとっては終了まで息をつけないタフなゲームになるだろう。

以上

2011.05.03 Reported by 赤壁逸朗
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